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2019/11/12

世界で活躍できる人の条件とは?

ノウハウ
フォトリーディング公式サイト管理者

世界で活躍できる人の条件とは?
中国初のフォトリーディング・インストラクター佳永馨璃さんのインタビューです。

現在、中国では個人学習の市場が伸びています。

例えば書籍の小売市場は年々 10% ずつ伸びており、
オンライン教育の利用者数は 2 億人を突破。
個人で自分の学習に支払う人の市場規模は、
2018年だけでも、前年比4倍増にもなっています。

中国というと、社会的に統制されているイメージがあります。
しかし、中国国内では、インターネットの普及により、
日本で言う Podcast やブログ、Youtube のような
音声、動画配信インフラが整い、
一般の人も簡単に発信ができるようになっています。

有料の音声配信アプリ「ヒマラヤ」が開催した
「知識創造祭り」が爆発的に人気になるなど、
お金に変える仕組みがあっという間に立ち上がり
強みを商品化することができるようになったことから、
もともとパワーがあり、流行に乗りやすい国民性もあり、
都市部を中心に、発信して自己表現することが
大きなムーブメントになっています。

それを後押ししているのが、中国行動派。
30 代前半の若い女性を中心に、登録者 300 万人、
関心を持つ人が2000 万人を超えるコミュニティは、
個人学習への最初の扉として、読書を推奨。
フォトリーディングを中国に紹介しました。

フォトリーディングは脳全体を活用し、
毎秒 1 ページを超えるスピードでページをめくり、
写真を撮るように本の情報を脳に送り込む速読術。
一度にページ全体を眺めるフォトフォーカスという
特殊な目の使い方で本の全体像をつかみ、
その後、本の内容に関する質問を自分に投げかけて
脳を活性化し、本から必要な情報を取り出します。

フォトリーディングを行うと、単に本が速く読めるだけでなく、
内容をより深く、的確に理解した上での情報処理が可能になります。

2016年8月にフォトリーディングの講座が始まると
本を速くたくさん読みたい人たちが講座に詰めかけ、
3年たった今でも待ち行列ができているほど。

受講生の中からは、会社を上場させたり、複数の会社経営を始めたり
主婦から博士号を取ったり、大学院に通い始めるなど
多くの変化が起きています。

フォトリーディングの功績で、
行動派は質の高い学びを提供する会社として、
2018 年には中国高品質教育賞
2019 年中国好老師賞において信頼性の最も高い講座として表彰されるなど、
連続で大きな賞に輝いています。

その行動派から
中国人として初のフォトリーディング・インストラクターになった
佳永馨璃さん。

佳永馨璃さんは、日中通訳、司会として、
東京国際映画祭の MC をはじめ、
稲森和夫、大前研一など著名人の講演、講座、
大手企業の M&A や政府間会議など、
クリティカルな場で活躍している敏腕通訳でもあります。

特に長丁場の講座やシンポジウムの日中通訳・司会では
中国でも 10 指に入るという第一級の通訳が、
なぜインストラクターに転身したのか。

お伺いすると、世界で活躍できる人の条件が見えてきました。

 

人生の舵を切った講座体験

佳永さんが初めてフォトリーディングに出会ったのは 2016 年 8 月。
中国最初のフォトリーディング講座において通訳を務めた彼女は、
3 日間の講座に衝撃を受けたといいます。

「通訳をしていても参加者の目が
どんどんキラキラしていくのがわかります。
先生が一方的に教えるのではなく、
参加者が自ら発見し、教えあって展開していく。
こんな学びの場は初めてだ、と思いました」

講座が進むにつれ、参加者が読書に対して持っていた古い考えを脱ぎ捨て、
新しい読書、学習の考え方にがらりと変わったのを見て、
びっくりした、という佳永さん。

「私自身、最初に通訳の人に準備がいりますよ、と言われ
初めてフォトリーディングの実演を見たときに
『なんだか説明できないけどすごい、らしい。
だけど、参加者には理解できないんじゃないかな』
と思っていました。

私自身、面白いと思うけど、フォトリーディングを信用してなかった。
それが参加者のみなさんが次々に殻を破っていくのを目の当たりにして
どんな魔法がかかっているのか?と思いました」

 

本の読み方が変わること以上に、人が変わっていく。
それはまさに『わたしの脳が加速している』という体験だった、と
受講生の皆さんが口々に言うのを、佳永さんは耳にします。

あまりにも自分が変わったので、思わずシェアしたくなる。
翌日のWeibo(※中国版Twitter・現X)には、
受講生からの受講感想の記事が次々に上がり、
行動派のスローガンである「学習・行動・シェア」が、
誰に促されることもなく自発的に行われるくらい、刺激的な講座でした。

2回、3回と通訳を重ねるうちに、
参加する人にあわせてどんどん展開が変わり、
その場に最適な結果が生まれる
いつも新しい発見がある講座に魅了されていったといいます。

「講座の通訳をしているうちに、
参加者と同じく自分も何かできる気がしてきました。
見ているうちにやってみたくなる、
やってみたらできちゃった、という体験をして、
気が付いたら、仕事にも友人関係にもいい成果が出ている。
思わず人に自慢したくなります。

考え方ががらりと変わる、このパラダイム・シフトの体験を
もっとたくさんの人にしてほしいと思いました」

そのタイミングで中国初の
フォトリーディング・インストラクターの募集がありました。
佳永さんは通訳であるにも関わらず、思わず手を挙げてしまったそうです

「私がやらなくて、誰がやる?と思ってしまったのです。
通訳をしていていつも、先生たちはすごい情熱だなぁと思っていた。
いまは私は通訳としてお役に立っているけど、
中国語と日本語は違う特性を持っているので、
本当は中国人の講師が教えたら、
もっと受講生の悩みにも答えらえると思っていた。
まさにそのタイミングでした。

それまでは通訳しかしていなかったので、目の前には先駆者がいて、
通訳としてフォローすればよかった。
だから、自分一人で『人に教える』なんて、まったく未経験。
手を挙げた後で、改めて『私、どうしちゃったの?』と思いました。

けれど、まったく辞める気がなかった。
根拠のない自信と、妙な混乱がありました。」

学んだことを駆使して学んだこと

これだけの通訳さんですから、当然

中国初のインストラクター養成講座の通訳も自分です。

通訳しながら、同時にインストラクター候補として学ぶ…。
かなり無茶をしているんじゃないか、と思ったときに、
マスターインストラクターの石ケ森久恵さんから

「フォトリーディングとフューチャーマッピングがあるじゃない?」

と言われ、ああ、そうかと思ったそうです。

「フォトリーディングを使えば、
膨大な資料の読み込みも短時間で楽にできる。
マインドマップを描けば記憶できる。
フューチャーマッピングを書けば、講師になった未来のイメージが描ける。
いつも講座で通訳している通りなら、
もう武器は持っていたんだと気づいたのです。

早速、学んだばかりのフューチャーマッピングを描きました。
その中でコンフォートゾーン(※自分にとって居心地のいい場所、安全圏)の
一線を越えていく、という疑似体験ができた。
その時に「あっ、できるかも」と思えたんです。

講師として立ったことはなかったので、挑戦もありましたが、
新しい世界へのドアが開いた、という感覚がありました」

そこからわずか2カ月後、
300ページを超えるティーチング・シナリオを読み込み
何十枚もマインドマップを描いて
2日間の認定講座にチャレンジ。

大量のシナリオを読むのは通訳で慣れていたけど、
それを覚えて講師として立つのは、とてつもないチャレンジだったと言います。

「普段の通訳では、手元に資料を置いて話すことが多いので、
シナリオを完全に暗記する必要はありません。
フォトリーディングでは講座が精巧に組み立てられていて、
どのパートをとっても、次のパートに有機的につながり
完璧にパラダイムシフトに導かれるようになっている。

美しい、と思いました。

コンテンツを間違えないようにと最初は必死でしたが、
あっ忘れた、と思ったときに、するすると口から言葉が出てくる。

先生からフォトリーディングとマインドマップは記憶に定着する、
勝手に口から出てくると聞いていたので、それを実感しました。
ああ、シナリオをフォトリーディングしていてよかった、
マインドマップを描いててよかった、と素直に思えました。」

世界で活躍できる人の条件

晴れてフォトリーディング・インストラクターになった佳永さん。

いまも年間100日以上の通訳をこなしながら
フォトリーディングの講師としても舞台に立ち始めています。

「大変なんじゃないか、とよく心配されますが、
参加者のみなさんの表情がどんどん変わっていくのを見ていると
こちらもどんどん前のめりになって時間を忘れるくらい。

講座の後も多くの人がすばらしい成果を報告してくれると、
もっともっとたくさんの人に伝えたいと
エネルギーがわいてきます。

通訳の仕事も変わりました。

もともと通訳は二つの異文化の橋渡しですから、
普通のコミュニケーション以上に細かいところに神経を使います。

多くの人は話すときに言葉が足りないので、
直訳では異文化の人に伝わりません。
話し手の言葉の背景や裏の意図を想像して、表現を補足して伝えるため
資料には書かれていない文化的、専門的な背景も
頭に入れておかないと務まらないところがあります。

これまではクリティカルな政府系、会社間などの会議では、
前の日は徹夜で資料を読み込んでいました。
けれど今では膨大な資料もフォトリーディングして一寝入りし、
朝すっきりした頭でポイントを押さえてマインドマップを描いておくと、
現場でもすらすらと通訳できます。

フォトリーディングさまさま、
マインドマップさまさま、です(笑)」

二日前までは東京国際映画祭の司会で日本にいたという佳永さん。
上海の自宅に戻って、明日からはシンガポールでの講座通訳だそう。

世界で活躍できるような人は、どんな資質が必要なのでしょう?

「飛行機に乗っているなど、移動時間が長いわりにこま切れなので
短い時間で簡潔に物事を進められることでしょうか?
それから、何があってもまず落ち着けること。
国が違うと思いがけないこともよく起こります。
ですから、いざというときも自分を助けてくれる人がいるように
いい人間関係を作っておくことも意識しています。

その点で、フォトリーディングとマインドマップは財産になりました。
フォトリーディングで移動時間に資料をチェックできるし、
マインドマップで会議のメモを取ると
話していたことを記憶しておけるので、安心です。
それに、意外とフューチャーマッピングが役に立っていて、
悩んでいる人にはすぐ、問題解決をしてあげて喜ばれてます。

使い続けると頭の回転が速くなっていく感じで、
講演される先生がどんなに早口でも、しっかり通訳対応できるようになりました。
おかげで余裕をもって、話している相手にフォーカスして
もっといろいろな人の背景や文化を知りたいと聞き取れています。」

中国初のフォトリーディング・インストラクター、
世界で活躍する敏腕通訳を支えたのは
学んだことをすぐ駆使することでした。

次回は、佳永さんがフォトリーディングのインストラクターとしての活動についてインタビューを続けます。

世界で活躍する人を支える3つのメソッド

佳永さんが語る「世界で活躍する人」の条件は

  • 短時間で簡潔に物事を進める
  • 何があってもすぐ落ち着ける
  • いい人間関係を築く

そのために佳永さんが活用している3つのメソッド
フォトリーディング、
マインドマップ、
フューチャーマッピング
を3日間で学べる「フォトリーディング3Days」講座。

中国で行列ができているこの講座を2020年2月、開催します。
講師は国際マスターインストラクターの石ケ森久恵。
一年のほぼ半分を中国で教えている石ケ森が
日本でフォトリーディング講座を開催するのは、年に数回しかありません。

詳しくはこちらをどうぞ。