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2017/08/08

フォトリーディングアジア最前線【後編】

活動報告
フォトリーディング公式サイト管理者

中国の勢いが止まらない。
前回のレポートに引き続き、9月は江蘇省蘇州で、10月は四川省成都でと
毎月中国各地でのフォトリーディング集中講座の開催が続いている。
この勢いの源は何だろう?
11月北京での講座を終えた、山口佐貴子インストラクターに伺った。

クリエイティブな学びの環境、会場がスゴイ!

石ヶ森さんに引き続き、山口さんも中国へ。日本では著者、ラジオパーソナリティーとしても活動し、そして世界一多数のフォトリーダーを輩出している山口さんは中国でどんな講座をされているのか?

「中国でスタートしたばかりの講座ですから、日本に2001年にフォトリーディングが上陸した時、私が最初の講座の受講生でしたが、その時と同じ様な受講生の驚き、興奮を目の当たりにしてるのだと思って、私の方が興奮しながら見ています。
日本と違って3日間と言う長い講座ながらも、通訳の方が入るので私の話す言葉もかなり量的に制限されます。スキルをお渡ししながらもその人がフォトリーディングについて深く学び、自分の可能性に気づき、その先も使い続けてもらうためにどのような言葉を伝えたら深く理解していただけるのかに的を絞り伝えています。
皆さん3日間でフォトリーリーディングのスキルを十分に理解されそして数冊同時読みのシントピックリーグまで学ばれます。
中国の方はマインドマップに慣れている方も多く、マインドマップのブランチもとてもエネルギッシュで、活き活きと伸びやかにかく方がいて、このセンスには驚きました。」

中国の方がマインドマップに慣れているというのが、何だか意外な気もする。山口さんから見て、中国の参加者の特徴は?

「3日間の講座で集中が途切れることもなく学び続けられる姿にバイタリティーを感じます。中国の方はお話しする時はほとんど笑いません。なので質問を受けている間、真で勢いのある言葉で話されるので怒ってるのと思うのですが、質問が終わると私の顔見てにっこり。怒ってないじゃん!と安堵する私です(笑)これはまさに、習慣の違いですね。私は始終ニコニコしているので、その点をよくお互いを理解しあうということはどこの国でも大切なマナーです^^
そして中国の方からよく聞かれる言葉は『日本の受講生とは何が違いますか?』と言う言葉です。講義に対する質問の内容もほとんど変わりません。受講態の真面目さも同じです。皆さんこの未知なる学びにワクワクしながら、まるで食いつくように真剣に私を見ています!日本も中国もこの辺は同じですね。」

行动派の講座からおおいに刺激を受けたとのこと、どんなところがすごいのか?

「講座中によく写真撮影が入ります。真剣に学んでいる姿を一人一人撮り、それをご本人にプレゼントするととても喜ばれWeibo(日本のFacebookのようなもの)にアップされます。そうすると何やってるの? と友達も興味を持ってくれそれが刺激になり、こんな本読んだよーとつぶやかれ、お互いの刺激になりどんどん読書が加速するようです。これはすばらしい仕組みだと思います。あと講座が始まる前からWeiboでチームを作って受講案内もそれで送ると言う非常に合理的なSNSの活用が見られます。最初からどんな人が参加されるか知っていると安心もすると思うのでいいと思います。」

北京など会場はすごくクリエイティブだったようですが、どんなところがすごいのでしょうか?

「レンタルオフィスの中にあるセミナールームで行いました。そのレンタルオフィスの中にはなんと滑り台があるのです。2階から1階に降りる時に階段ではなく滑り台を使う。その滑り台もただまっすぐの滑り台ではなく美しく蛇行した幅広の滑り台です。そのセンスには脱帽です。1回すべるだけでも気分転換にもなります。
また会議室の椅子がブランコになっていて上から吊り下げられていて、揺られながら会議をすると言う面白い部屋もあります。カフェが併設されていて、ビールまで置いてある。何とも居心地のいい空間で、仕事が多少つまらなくても(笑)これだったら会社に行く気になりますね!
講座当日中国のテレビ局がそこでイケメン俳優の撮影をしていました。受講生も休み時間にその様子を写真に納めていました。きっと人気のスポットなんでしょうね。
9月の蘇州の講座会場は五つ星のホテルでした。目の前は見晴らしのいい湖。なんとも環境のいいなかで講座は開催されています。」

真摯でバイタリティーあふれた中国行动派

中国フォトリーディングの勢いが止まらない、今後はどんなところで開催される?

「12月は石ケ森さんですが、1月の正月休みの影響もあってか、キャンセル待ちがたくさん出たので、広東省広州で通常より人数を増やして開催されます。READ FOR ACTION読書会もスタートするようです。私は来年の2月にまた中国で講座を行います。来年は5、6回行く予定になっておりまだまだ中国のフォトリーディングに関する熱はずーっと続きます!
どんどん時を重ねて受講生も増え、受講生同士の交流も深まり、1年後にはどんなフォトリーダーの集いになっているのかが非常に楽しみです!
きっと1年後には受講生が1000人近いのではないでしょうか?(笑)」

山口さんは日中のフォトリーダーがつながるどんな未来をイメージされているのか?

「既に私の日本と中国のつながりは始まっています。
『フォトリーディングを受け、税理士の資格を取り中国の企業に就職しています。今度中国で講座開かれる時は挨拶に行きますね』とか、『海外赴任で北京に住むことになりました。講座の手伝いに行きたい』『北京にいる中国人の知人が興味を持っているから紹介したい』『上海に住んでいる姪っ子に紹介したい』など、さすがお隣の国ですね。日本国内と変わらないやりとりがすでに生まれています!
日本と中国は漢字の文化も同じなのでお互いの文化をより理解し合えば、親和性は高いと思います。日中韓合同読書会などの企画もありますが、これが行われたら3国共にフォトリーディングを通じ、つながりが生まれコミュニケーションも早まり、お互いの国にも興味を持ち、親交もさることながら経済的発展まで生まれると思います。 中国のバイタリティーが私に刺激をくれています。
そして日本のフォトリーダーのみなさんの背中を中国のフォトリーダーが追っかけてきています。ともにアジアの、世界の発展のために力を合わせて進んでいきたいと思います。」

これから中国のフォトリーディングはどう展開する?

すでに継続的に開催が決まっている中国フォトリーディング。今後の展開はどうなる?


壮大な夢を聞いた時、日中の学生や有志たちが集い、日本語、英語、中国語が飛び交ってアジアの明日を語っているイメージが湧いた。まさに、アジア最前線がフォトリーダーたちの活動から始まるのを期待したい。