親の会社を継ぐ技術
の著者 田村薫さんをご紹介します。
著書のタイトル通り、
田村さんは父親の経営する保険代理店を継承し、
現在、サンクリエイト株式会社 代表取締役。
ご自身が親の会社を継承するという過程で、
多くの中小企業が抱える
親子間での事業継承の実態を目の当たりにして、
25年、独自に検証してきた方です。
事業継承については、
『お家騒動』というありがたくない
タイトルをつけられて
ニュースに登場することもあり、
一般的に、結構難しいもの、という印象があります。
こういった『お家騒動』の多くは、
親子での『経営方針の食い違い』と分析されることが多いですが、
これは一部の問題を示しているにすぎない。
と田村さんは言います。
意見が食い違うなら話し合いで解決せよ、
というのは表面的な話でしかありません。
いわば、家族が高熱でうなされているから、
解熱剤を飲ませました、という話にすぎません。
この高熱が命に係わる病気なら
熱を下げるよりその病気そのものを直す
治療を優先させるでしょう。
親子の確執を話し合いで解決せよ、というのは
この解熱剤のようなものです。(親の会社を継ぐ技術より引用)
確かにおしゃっるとおりですよね。
では、田村さんは
いったいどのようなプロセスを経て
父親から事業を継承することができたのでしょう?
実は、アルマ・クリエイションの講座から、
ヒントを得たそうなのです。
これは嬉しい情報。
もっと具体的に聞きたいですよね。
特に影響を受けたのは【アクセラメンツ講座】だったそうです。
アクセラメンツ講座は、
一言で言えば
「脳機能をベースにした加速的な学習・教授方法を知り、
加速的学習ができる講座づくりを学ぶ」
というもの。
講座で大切なことは、
コンテンツよりも場づくりだというのが
「アクセラメンツ」の考え方。
場づくりとは、講座のスライドをどう作るとか、
講師が何を話すかという点にとどまらず、
部屋の環境を整え、
講師自身も心身整え
学び手である受講生自身も自ら環境と自分の心身を
学びやすい状態に整えていくことを学ぶ講座です。
そのアプローチを「アクセラメンツ講座」で
体験を通じて学んだことにより
田村さんは、
「会社づくりというのは、講座の場づくりと一緒」
と気づいたそうです。
会社という環境を整え
従業員の働きやすい状態にするのはもちろんですが、
会社づくりに欠かせない役者、役割を持たせ、
丁寧に人育てをすることが大事だと気づき
それに取り組んできたとのこと。
そして、事業継承する、先代にも
後継者となる自分自身にも役割があり、
その役割を最高に演じるための場を
会社という舞台としてしっかり作っていくということになります。
「いい場が作られている講座は、
受講している人が勝手に気づき、
勝手に学んで帰りますよね。
会社もそういった場にしたいと気づいたんです。
会社も場づくり、人づくりをしていけば、
自分で学び、成長できる従業員が育ち、
会社も成長していくと思うんです。
それに徹したら従業員が、主体的に自発的に働くようになり、
それをみていたら、先代も自然と認めてくれるようになりました。」
田村さんが実践されていることは、
親子間の事業継承だけではなく、
どこの職場や人間関係にも役立ちそうですね。
田村さんが社内で、
場づくり、人づくりを
どのようにされていたかのお話は
後日、紹介させていただきます。
田村さんの親の会社を継ぐ技術
要チェックです!