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無限の可能性を引き出す、共通言語を共有するチーム作りとは?

Read for Actionアンバサダーをブログで紹介していきます。
続いては、NTTアドバンステクノロジ株式会社でマーケティング部門の部門長三宅さん。
私はよく『三宅節』と言っていまして、圧倒的なエネルギーがこの記事からも伝わるのではないでしょうか?


The実践会会報誌にて、広報インタビュー記事から引用させていただきます。

リードフォーアクションアンバサダー

NTTアドバンステクノロジ株式会社マーケティング部門部門
一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会常務理事三宅泰世
 
■記事目次
分身ロボット「OriHimeNTT東日本のオープンイノベーションに、リードフォーアクションが貢献
6か月かかるイノベーションを2日間で具現化幹部が驚愕。組織の大変革の起爆剤
•共通言語を一気にダウンロード。縦割り型組織の課題克服にも有効
•チームの力を引き出し、“伸ばせない能力”も具現化する
•本を通した共創アプローチは、マーケッターの必須スキル
 
リードフォーアクションのメソドロジーを最大限駆使し、突出したイノベーションを導き出す、
まさにリードフォーアクションの伝道師、アンバサダーを体現されているの
NTTアドバンステクノロジ株式会社でマーケティング部門の部門長三宅さんです。
 
営業収益11兆円従業員数32万人、連結子会社944社という世界最大の通信コングロマリットであるNTTグループで
Webマーケティングやダイレクトマーケティングを初めて導入し、
自らの特許発明品である「光コネクタクリーナ」グローバル市場シェアNo.1にした実績を挙げられています。
 
本インタビューでは、全社改革や、目覚ましいイノベーション創出など、
卓越したワークショップ実績をお伺いし、
そのようなアウトプットを導き出す三宅さんのファシリテーションの秘訣に迫ります。
 

分身ロボット「OriHime」と地域通信事業を担うNTTグループ企業のオープンイノベーションに、リードフォーアクションが貢献

■金子:NTTアドバンステクノロジは、どのような仕事をされているのでしょうか。
三宅マーケティングを起点にしたイノベーションを推進しています。
弊社の中心となるミッションは、NTT研究所が生み出した世界最先端の技術から商品や新しいビジネスデル創り出すことです
研究者や専門技術者はどうしても技術が先行してしまい、
明確お客様を想定しマーケティングやセールスを考えないまま製品を作りがちですが、
それでは現場が困ります。
リードフォーアクションのメソッドの体験を共有することで、
今では研究者や専門技術者もビジネスを創り出す発想で取り組む大きな変革を起こしています。
 
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金子:リードフォーアクションのファシリテータになられたきっかけを教えてください。
■三宅氏:初めてリードフォーアクションの読書会に参加したときの書籍が「ビジネスモデル・ジェネレーション」だったのです。
そして、著者のアレックス・オスタワルダー氏来日時に、ビジネスモデルマスター講座に参加し、
教える資格は得ましたが、ワークショップをファシリテートするノウハウがありませんでした。
 
その時に読書会を思い出し、リードフォーアクションのファシリテータ養成講座に参加することにしました。
養成講座を修了した翌週には、国立情報学研究所で初めての研修を担当し、
その翌日にはNTT横須賀研究所で「ビジネスモデル・ジェネレーション」や、「
バリュー・プロポジション・デザイン」のワークショップを行なうなど、
日本でトップクラスの有識者や研究者の方々向けに、リードフォーアクションの手法を駆使し、
ファシリテータとして実績を積んでいきました。
 
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■金子:印象に残ったワークショップには、どのようなものがありましたか?
■三宅氏:2016年、雑誌『Forbes』が選ぶ「アジアを代表する30歳未満の30人」に選出されている吉藤健太郎氏と出会いました。彼が開発した分身ロボット「OriHime」(https://orihime.orylab.com/)は、
ALS(筋萎縮性側索硬化症)や事故で頸椎を損傷するなどして首から下が動かない人のため分身です。
NTT東日本からの依頼で、「OriHime」を使った障がい者が社会参画するためのビジネスを地域通信事業を担うNTTグループ、NTTクラルティ、そして「OriHime」の開発元のオリィ研究所と共に企画しました。
 
そのときに活用したのがリードフォーアクションのメソッドです(写真は、吉藤氏と「OriHime」が参加しているワークショップ風景)。
NTT東日本の強力なネットワークサービスと「OriHime」が繫がることで、
障がい故に、自由に行きたいところに行けない、会いたい人に会えない人たちの分身「OriHime」が、
行きたい場所で会いたい人とコミュニケーションができる世界を実現しています。
 
その成果がNTT持株会社の社長の知るところとなり、2020NTTとオリィ研究所資本提携しました。
「OriHime」には、日本橋にある『分身ロボットカフェDAWN ver.β』で出会うことができます。
そのカフェでは、障がい者の方が自宅のベッドから「OriHime」を遠隔操作し、サービスを提供しています。
 

 

6か月かかるイノベーションを2日間で具現化、幹部が驚愕。組織の大変革の起爆剤に

 

金子:素晴らしいイノベーションを生み出したんですね!ほかにも、事例がありましたら是非ご紹介ください。
■三宅私は当時NTTグループ企業の課長でしたが、 地域通信事業を担うNTTグループ企業の幹部より、
組織の今後の方向性を対話を通して合宿形式で決めたい、
そこで出てきたビジョンで組織を変革する、ついては幹部合宿のファシリテートをしてほしい、という相談をいただきました。

そこで、タフでかつ抜群の頭脳を誇るエリートの部門長方々
その後に続くメンバー26名ととに、2日間のワークショップを行ない、9つのビジネスプランを描いてもらいました。

通常半年から一年かけてやるようなことを、2日間で成し遂げてしまったわけです。
すべてのプログラムが終わ片付けの時間になっても、
幹部の方が研修センターの大きな部屋の壁一面に貼
られた、模造紙や数千の付箋紙達を眺めながら
30分以上もその場にいらっしゃった姿が目に焼き付いています。

地域通信事業を担うNTTグループ企業のその事業部は、ロケーションが3〜4か所に分かれていたため、
同じ組織の部門長が、組織をどうしていったらよいか、といったことを充分に議論する機会がなかっんですね。
私は、9つのビジネスプランを4つに絞るように伝えましたが、
幹部の方が「全部やる宣言し、組織を大改編して、まるで違う会社になったような変革につながっていきました。

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共通言語を一気にダウンロード。

縦割り型組織の課題克服にも有効。

■金子:本当にすさまじいイノベーションを導き出したんですね。
リードフォーアクションのメソッドのどういった点が、
そのようなアウトプットを生み出すことにつながったのでしょうか。

■三宅氏:組織変革や、新しいビジネスを起こすときの課題は、
参加される方のそれぞれの頭の中の知識がバラバラで、共通言語がないことです。
共通の知識やバックグラウンドがない方々を、一瞬で束ね、一つの方向性を示して、ビジネスを描いていくことが必要です。
ワークショップでは、リードフォーアクションのメソッドで、
「ビジネスモデル・ジェネレーション」「バリュー・プロポジション・デザイン」、「ストーリー思考」、
「ザ・プレゼンテーション」などの5冊の書籍を、一気に参加者の方の脳にダウンロードいただきました。

そのうえで、イノベーションの方法論に則って対話、討議し、
一気に数千億円の予算規模を持つ組織の中期事業計画の素案を2日間の合宿で創り出し、
最終日の午後にプレゼンテーションしていただきました。

まさに、『神の集い』を出現させてしまったような、忘れられない体験です。

■金子:リードフォーアクションのメソッドは、組織改革にも効果的なんですね。
■三宅氏:大企業の縦割りの組織は、専門性を高めるのには効果的ですが、外部環境の変化への対応には弱いです。
「サイロ・エフェクト〜高度専門化社会の罠」という本がありますが、
そこでは、専門化した縦割り組織による副作用という課題は指摘されていますが、
課題を克服する明確な方法は示されていません。

しかし、私はリードフォーアクションのメソッドを活用すれば、克服できると断言します。
読書会の場を創り、人と人をつなげて事業化を成功させ、NTT東日本の組織の大変革に貢献し、
NTT研究所で研究者がリードフォーアクションのメソッドを体験したことで、
研究者が自らビジネスを創り出す、という大きな変革が起こっています。

また、リードフォーアクションは、
障がい者と健常者の垣根を超えたコミュニケ―ションとしても強みを発揮するパワフルなアプローチ方法です。

聴覚障がい者の方が参加したワークショップがありましたが、
必要な本を同時に一緒にダウンロードしたため、共通言語ができ、対話がスムーズになりました。

 

チームの力を引き出し、“伸ばせない能力”も具現化する

■金子:なぜ、リードフォーアクションのメソッドを使うとそのような効果が生まれるのでしょうか。

■三宅氏:リードフォーアクションでは、例えば4人の対話ベースで、同じ本を読み、
各人が異なる知識や視点や気づきをシェアします。
自分が1の気づきを発信すると、他の方から3つの気づきが還ってくる、といった仕組みです。
組織やチームで仕事をする価値を実感することができ、そこから大きなパワーが生まれてきます。

いわば、皆で問いや知識や気づきをシェアしているうちに、
U理論の底まで知らずに到達し、その底でしか得られない気づきや知恵をもって、
再び上に上がってくるようなものです。

特に、私は、組織改革や経営改革、ビジネスモデルのイノベーションを創り出すことに目的を定め、
フォーカスして場づくりやファシリテーションを行なっているため、
翌日、翌月、翌年など短期長期に成果が出続けます。
高度なことを短期間で成功させ続けているのは、
リードフォーアクションのメソドロジーがあるからだと思っています。

■金子:1を発信すると3還ってくる、つまりチームの力が引き出されるのですね。
■三宅氏:はい、その通りです。神田さんの新刊「未来実現マーケティング」の中には、
「伸ばせる能力と伸ばせない能力」という、ドキッとさせられる表が掲載されています。
“伸ばすのが難しい能力”として、“創造性”や“概念の構造化”、“情熱”が挙げられていますが、
リードフォーアクションのメソッドを使い、チームビルディングを行なうと、チームの創造性が生まれ、
概念の構造化も付箋を使ってできるようになり、
皆が情熱的に、熱心に、粘り強く課題に取り組みます。これは皆、リードフォーアクションが創り出す場に宿る力なのです。

本を通した共創アプローチは、マーケッターの必須スキル

■金子:リードフォーアクションのメソッドから、無限の可能性や効果を引き出しているのですね。
最後に、読者の方にメッセージをお願いいたします。
■三宅氏:マーケティング部門には女性が多く、6割が女性です。
女性は、産休や育児でのキャリアの中断などから、
女性ゆえに思うようなキャリアを創り出すことが難しかった人もいらっしゃいます。
 
私は、全社の商品担当者が、
WEBサイトのコンテンツ管理システムCMS(ContentsManagement System)にログインし、
自分の商品情報をアップデートできるようにしました。
 
マーケティング部門の女性社員たちは、
リードフォーアクションのファシリテータの資格を取得し、PASONAの法則を活用。
コーポレート部門と技術部とが協創する場を創りマーケティングの分野で頭角を現してきています。

日本企業はまだまだ男性に優位な面があります。
個人的には大企業にはびこる、左脳的で分析的・管理偏重な人が多い男性よりも、
言語能力に優れ、尊重を重んじる女性の方がマーケッターに向いていると考えています。
 
マーケッターが活躍できる仕組みときっかけと後押しさえあれば、女性たちは才能や能力をどんどん発揮します。
イノベーションを起こすにしても、経営改革を起こすにしても、マーケッターがやるのが良いと思います。
 
お客様と社内をつなぐのがマーケッターであり、
多種多様な人と、言葉のコミュニケーションを行なっていく役割は、
コチコチ頭のおっさんができることではないのです。
 
各分野で持っている知識がバラバラな人たちを集め、共通言語をインストールし、
U理論のUの谷に一緒にいくことで、その組織ならではの知恵や発想を創出するのに、
リードフォーアクションの手法は最高です。
 
本を使った共創の場づくりというシンプルなアプローチで、
これだけのアウトプットを生み出せる無限の可能性に驚きます。
マーケッターは、皆リードフォーアクションのメソッドを活用するべきだと、私は強くお薦めします。
 
 
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