リードフォーアクションの木村祥子です。
一部上場の製造業にて
エンジニアのお仕事をする傍ら
名古屋で読書会を開催してきた
齋藤恭子さんを紹介します。
あることがきっかけで、
子供のころからの夢を実現させちゃったとか…
さて、その夢とは…インタビューさせていただきました。
木村:
お子さんを出産され、
現在、育児休暇中だそうですね。
おめでとうございます。
いかがですか?子育ては?
—
斎藤:
大変です~。
甘えん坊で、私にべったりなので、
24時間、子どものためって感じです。
—
木村:
わーそうなんですね。
けど、またそれが愛おしいんでしょうね。
—
斎藤:
はい、そうなんです(#^.^#)
—
木村:
その出産がきっかけで、
新しい取り組みをスタートしたと
聞きましたが・・・?
—
斎藤:
そうなんです…実は漫画を描き始めたんです。
—
木村:
漫画っ!!!!
齋藤さんとは、2009年くらいからの知り合いですが、
そういえば、絵を描くのが上手でしたね。
どんな漫画なんですか?
—
斎藤:
育児マンガです。
タイトルは「それでも育児はおもしろい」です。(照)
—
木村:
あぁ~息子さんが主役!!!
イラストそっくですね♪
—
斎藤:
ありがとうございます。
子供のころから漫画が大好きで、
漫画家になりたかったんです。
小中高と漫画を描いてました。
高校生のときに、漫画エッセイを
描くことを思いついて。
何かのアナリストとして日常生活の
気づきや笑いを届ける・・・
そんなネタで。
でも、大学受験前に描くのをやめたんです。
大学に入ってから時間が出来れば描けるでしょ?って。
けど、大学に入ったら
勉強とバイトで忙しくて、
やっぱり時間がなかった。笑。
ただ、この時、先延ばしついでに
テーマは育児にすると決めました。
いつか結婚、いつか出産・・・あはは。
どんどん先延ばしになっていったんです。
—
木村:
ってことは、満を侍して出産。
時が来たってことなんですね。
—
斎藤:
はい。来ちゃいました。
でも、やっぱり時間がなかった。
出産・育児はそれほど甘くないと
思い知らされました。
私、バカな事に、育児休暇を
会社から離れて好きにできる時間として
手にした気になっていたんです。
子供にこんだけ時間を取られて、
自分のことが何にもできないなんて
想像してなかった。
—
木村:
ママは24時間フル活動ですからね。
—
斎藤:
ええ。大変でした。
毎日毎日、世界中のママを
リスペクトしてましたね。笑
最近、やっと育児も落ち着いてきたので
一大奮起して漫画を描く夢をスタートしたんです。
木村:
今回は先延ばしにせずにスタートできたのは
何かきっかけがあったんですか?
—
斎藤:
3つ理由があって・・・。
1つ目は、水木しげる先生の訃報です。
私、ゲゲゲの鬼太郎が大好きで
鬼太郎は幼い私のヒーローでした。
だから、水木しげる先生をリスペクトしてました。
小学1年の時、
私も漫画家になりますって、ファンレター書いた。
あ、返事はきませんでしたけどね。笑。
その時の気持ちを思い出したんです。
2つ目は、読書会です。
本と人から刺激を受けました。
子供を旦那に預けて、久しぶりに
読書会に参加したんです。
「なぜ人と組織は変われないのか」
という本の読書会だったんですが、
やりたいと思ってるのにできていないこと
について参加者同士で話しました。
自分の行動を妨げているものって何だろう?って。
それに向き合って、
参加者同士でそれをシェアして
今後のお互いの検討を応援しあいました。
そのときに、
ダメな自分を責めるんじゃなくて、
怖いよ~って
声をあげて抵抗していた自分を
認めてあげたら、
気持ちがすごく楽になったんです。
次への一歩が踏み出せるんじゃないかって。
そんな読書会に参加したんだから
ちゃんと行動しないとね。
—
木村:
そうそう、私の読書会に来てくれたんだよね。
ありがとうございます。
読書会の中で、そんな決心をしていたんですね~
なんかうれしいなぁ~。
—
斎藤:
何より、読書会の中で
参加者の皆さんに応援してもらったのが
大きいと思います。
それに、他の参加者の姿を見ていて
私も頑張りたいってなりました。
斎藤:
3つ目は、単に描きたかったから。
親バカ発信したかったし、
しんどいよ〜とか悩みとか
聞いてもらいたかった。
外の世界に出ることが減ったせいも
あるのかもしれないですね。
自己満足でもいいから発信したかったんです。
この先、仕事復帰したら
更に時間が無くなると思うから、
それまでに描く環境を整えたかった。
こうして、お尻に火がついたんです。笑
—
木村:
お尻に火がつく!
いわゆるタイムプレッシャーってやつですね。
—
斎藤:
あはは。そうです。
やりたい事いっぱいあるから
漫画家は兼任するって小学生の頃から宣言してます!
私、欲張りなんです。
—
木村:
さすがの、バイタリティ!
—
斎藤:
それに、あと数年で40歳になるんです。
そんな年齢的な節目というか
これもタイムプレッシャーなんですかね…(笑)
—
木村:
なるほど…それもあるかもっ!
—
斎藤:
なによりも、大好きな漫画を描くことを
喉の奥に引っ掛かった小骨みたいにはしたくなかった。
この先、やりたかった事を先延ばしにする
そんな親の姿を子供に見せたくなかったのもあるかな?
折角なら、大好きな事や、やりたい事を
いっぱいやって輝いているママの姿を見せたいなって。
—
木村:
うんうん。そうだよね。
何かに後ろ髪引かれて後悔してる姿よりも
このタイミングだからできるんだ!って
姿を見せたいよね。
きっと、お子さんは
その姿をちゃんと見ているし
感じ取ってると思います。
—
斎藤:
はい、そう願います!!!
夢の叶え方って、
ひとそれぞれなんだなって感じました。
漫画を描くことも発信することも
ソーシャルメディアを活用して
自分なりのペースでやる。
プロの漫画家だけが
漫画を描ける人じゃないんですね。
そして、何よりも読書会が
行動の背中押しになったことは
とても嬉しいです。