リードフォーアクション 木村祥子です。
私は、定期的に
ロバート・キーガン(著)の
『なぜ人と組織は変われないのか』
を課題本に読書会を開催しています。
会社を…
社会を…
変革できるリーダーは
なかなか出会うことがありません。
米国企業の管理職に関する調査結果よると
どれだけ複雑な状況に対応できるか…
大きく3タイプのマネージャーがいるそうです。
1.ソーシャライズド・マインド
2.セルフ・オーサリング・マインド
3.セルフ・トランスフォーミング・マインド
環境順応型。
まわりから
どのように見られているかにより
判断・行動が決まる。
責任回避ができるので
上司からの明確な指示を好む。
このようなマネージャーが
米国には8%~14%いるそうです。
自己主導型。
自分の信念や計画に基づき
着実に実行する。
過去の成功体験もあり
自分の必要な情報は
自分のまわりから入手する。
このタイプは、34%~35%いるそうです。
自己変容型。
過去の成功体験を持っていながら
現状の基盤も疑問視できる能力を持っている。
問題が生じた場合
対処療法をするのではなく
根本治療を考える。
そのため、
現状の事業を否定することもあり
新しい事業を生み出すことができる。
このタイプは、1%以下なのだそうです。
リードフォーアクション主宰の神田昌典氏も
自身の著書
でも、ロバード・ギーガンの謳う
このマネージャーの3つのタイプのこと
紹介しています。
セルフ・トランスフォーミング・マインドが
米国のマネージャーで1%なら
日本企業ではもっと低いかもしれません。
さらには
何か新しいことを提案すると
セルフ・オーサリング・マインドを持つ
上司たちに潰されてしまうのです。
あなたもこんな体験をしたことありませんか?
ソーシャライズド・マインドの人は
過去の延長戦で仕事をする
セルフ・オーサリング・マインドの人は
過去の経験をベースに
現在を把握し決めていく。
組織の中では、
この2つのマインドを持つ人が圧倒的だから…
セルフ・トランスフォーミング・マインドを
生み出すことは難しいのです…
いったいどうしたら…
これは神田昌典氏の2022に
紹介されていることなのですが
エクスフォーメーションとは
インフォメーションの対義語。
インフォメーションは、
外から内(自分)へ情報を取り入れ
自分の中に認識の形をつくること。
普段からやっていることですね。
エクスフォーメーションは、
自分の求めている世界を
外に外に発信し作っていくことです。
テクノロジーが進化した今…
インフォメーションは
誰でも容易にできるようになった
だからこそ、
目的を明確に持ち
必要な情報を収集し、
オリジナルな見解を発信できるようになることが大切なのです。
リードフォーアクションの読書会は
自然と、
エクスフォーメーションがしちゃう
仕掛けになっています。
■インフォメーション
それぞれの目的を持ち
読書会に参加する。
まだ、自分の欲しいものに
フォーカスしている状態。
■インターフォーメーション
インターとは
インターチェンジのように
お互いの目的や読んだ本の情報が
交差する状態のこと。
質問や対話により
さらに本の理解が増します。
■エクスフォーメーション
自分が読んだ本の情報や
感想、意見を発表します。
自分の言葉で発信することで
知らず知らずのうちに
自分の知識や体験を通して
オリジナルな意見を発していたりします。
■トランスフォーメーション
これらを繰り返すことにより
自分自身の意見をしっかりと
持てるようになります。
するとジワジワと
同じ世界観の仲間とつながることができます。
ソーシャルメディアがあることで
さらにそれが加速し
気が付いたら、
自分自身も周りの環境も変容しているのです。
ちょっと長くなりましたが、
ロバート・キーガン(著)の
『なぜ人と組織は変われないのか』
とリードフォーアクションの読書会は
変革リーダーというキーワードで
密接なつながりがあるのです。
たった1%のリーダーになるために…
読書会にも是非、足を運んでくださいね。
さらに1%のリーダーへの道を加速するには…
読書会を開催する人になること…カモ。