リーディング・ファシリテーターの遊佐敏和です。
後輩や上司との関わりの中で
交渉や相談が円滑に行く伝え方を
学びたいと感じ
『職場のストレスが消える コミュニケーションの教科書』
を手に取りました。
こちらの本、“上司のための”となっていますが
職場にストレスを感じている人なら誰が読んでも
「なるほど」と思える
コミュニケーションコツが書かれています。
「聞き方」「ほめ方」「怒り方」、
何より「伝え方」については
常々、「どう話せば自分の考えが相手に伝わるのか」と
難しさを感じている方は少なくないでしょう。
そんなときの話す技術について
相手に期待を示し、
自分の頭で考えて
主体的に動いて貰うためのコツ
が書かれています。
話すことに関連したことでは
説明できるということの重要性、
そして、「怒り方」では、
「怒る」と「叱る」について
分かりやすく解説されています。
普段、「日本語って本当に曖昧で伝わりにくい!」
と自分の伝える技術を
棚に上げてしまうことはありませんか?
自分の言葉の選び方という考え方だけでなく、
いかに相手に華を持たせられるような
成功体験を積んでもらうか。
そのために、どの程度任せるのか
という判断が同時に必要なのだ
ということを知ることができます。
『“叱る”は相手が有ること。
「怒る」はあくまで感情で自分本位であること。を知り、
普段は叱ることで相手のことを思い注意するのだ』
と、叱ると怒るは考えて行うべきことであると書かれています。
ただし、相手に過失が有り、不利益を被り、
その過失が想定外だったときには
怒って良いのだそうです。
このように場面を分けて考えることで
叱ると怒るをコントロールできるようになる気がしました。
職場でのストレスは
“がんばるストレス”
“我慢するストレス”
“ガス欠ストレス”が挙げられており、
根本的な解決が難しくても、
承認してもらうことで人は救われるのだそうです。
頑張っている人へ「がんばってね」ではなく
「がんばっているね」と言葉がけをしてもらえたら
相手に分かってもらえていると
感じることができるのだろうと頷けます。
この承認の気持ちが大切なのだと気付かされました。
会社の同僚や上司、部下や取引先などの関係に
日々ストレスを感じている方
自分が上司であるとき
どのように部下に接すれば関係が円滑になり、
主体的に動ける部下を増やすことができるのか考えている方など
多くのビジネスパーソンに読んでいただきたい 1 冊です。
執筆者プロフィール
宮城県仙台市を中心に活動中
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