リーディング・ファシリテーターの
下良果林(しもらかな)です。
リードフォーアクション読書会は、
ただ「事前に読まなくていい」
「ワークショップ型」というだけではありません。
実は、参加した人に「変容」を促します。
もちろん、リーディング・ファシリテーター自身も、
自らのうちに起こった変容を体験している人たち。
今回ご紹介するのは、元・芸能マネージャーで、
現在は介護のお仕事をされながら
講座運営サポートや読書会をパワフルにおこなう
斉藤亜由子さんのインタビュー番外編。
2017年9月から10月にかけて開催する
「毎日文化センター」での読書会について、
テーマに込めた想いなどをじっくりうかがいました!
インタビュー前編はこちら
* * * * *
「毎日文化センター」での読書会は、
日にちと時間を見たとき
「どういう人がくるのかな?」と考えたんです。
平日の夕方なので、多分お仕事はされていないはず……
ならば、子育て世代真っ只中の
40代かもしれない、と思って。
カルチャーセンターなので
テーマは生活に近い方がいいかな、と。
40代は子育て世代だと思うので、
自分だけでなくやはり家族も
ハッピーになれるようにしたいですし。
それでつけたテーマがこの
「40代からの生活向上委員会」です。
「読書会」と入れると参加のハードルが
上がってしまいますし、対話がメインの会なので
「生活向上委員会」としました。
「今のままでいいんかい!?」
という思いもありつつ(笑)。
衣食住の「衣」では、いつもと違う
オシャレを楽しむ提案をしたり、
40代になって急に今までのファッションが
似合わなくなってしまった、
お肌や体形の曲がり角を曲がってしまった人に
「曲がり角、みんなで曲がれば怖くないよ!」
と伝えたいですね(笑)
「食」では勝間和代さんの
『勝間式 超ロジカル家事』を読んだり、
「住」では断捨離について学んだり。
衣食住が整うと、心も整うのではと思います。
人気の書籍『ワーク・シフト』によると、
人生100年時代がおとずれます。
それを考えると、40代はまだその半分にも
いっていないですよね。
でも、介護の仕事をしているので
「健康寿命」が気になるところです。
健康寿命ではなくただ「長生き」している人の
悲劇を目の当たりにしてきたんですけれど、
そうなると本人だけではなく
支える家族が不幸になってしまう。
「健康で長生きできるための衣食住のヒントを、
読書を通して探りませんか?」
というのが、今回の読書会の狙いです。
自分自身も事故に遭った、
という話をしましたが、
体が動けなくなる時の大変さは
身をもって知りました。
入院していたときは寝返りすら打てず……
「何で生き返っちゃったんだろう」
とさえ思っていたんですよ。
今思えばありがたいことなのに、
当時は生活全般が一気に変わってしまい、
そう思ってしまうくらい大変でした。
私が付き人をしていた
「フォーリーブス」の青山さんは、
生前とても酒量が多かったんです。
事あるごとに「お酒の量、多すぎますよ~!」
と言っていたのに、
肝臓を患って亡くなってしまいました。
そういう普段の生活の積み重ねは
とても大事なのだとも思っています。
それに、自分としては「シンプル=ハッピー」
という概念もあって。忙しい毎日だからこそ、
自分をシンプルにしたいじゃないですか。
「生活をシンプルにして、
空いた時間で好きなことをしよう!」と。
毎日刺激がなさ過ぎて物足りない人、
人と会いたい、という人には
ぜひ来てほしいですね。必ず話す機会はあるので、
本や他の参加者から刺激を受けつつ
「あっ!」と思える言葉と出会っていただきたいです。
Facebook上でグループをつくり、
読書会終了後も交流できる場もつくろうかな、
と思っています。
これまではビジネス書で、
問題解決型の読書会だけをしていたので
今は生活全般の本を集めている
自分にびっくりしています(笑)。
のんびりお茶しながら、本を通して対話しながら、
それでも未来へのヒントを持ち帰っていただきたいですね。
どういう方々がいらっしゃるのか、
自分ではまったく未知の世界なので、
とても楽しみにしています。
気軽に参加できて、
でも生活が変わるヒントが得られますし、
2回目以降は単発参加もできるので、ぜひご参加ください!
(2017年8月取材 下良果林)