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自分の常識を疑え!本当のライフワークとは?

作成者: マネージャー管理|2020年5月6日

リーディング・ファシリテーター斎藤恭子です。
2020年.この数ヶ月で世界は大きく変わりました。
しかし、世界が変わっていくのに、
自分の働き方を「本質的」には変えられていない。
過去の価値観に引っ張られてしまっている、
そう感じることはないでしょうか?
 
変化を目の間にして、
ただ流されて思考停止にはなりたくない。
今こそ、自分の仕事の価値、
社会で共生し生き抜くために何をすべきかを
改めて考えるタイミングなのかもしれません。
そのために私自身がどうありたいか、
方向性を決めるためのヒントを
マーケティング・ジャーニーから得たいと思いました。

この本は、マーケティングを切り口に
社会課題に対する解決法を集めたものです。
人に賛同してもらい、応援、社会に役立てる、
そんな仕組みを作るマーケティングは
誰にでも必要とされるスキル。
みなさんも、
大なり小なり自分達の世界の中で
このスキルを使って問題を解決した経験を
お持ちではないでしょうか?
私たちは基本、
自分が経験したことからしか
創造することができません。
ただ、経験とは必ずしも自分が
身体を動かし体験することではないのです。
この本がそれを教えてくれています。
未来を描くチカラはどのようにして磨かれるのかを。
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自分が常識と思っているものを疑え

この本のおわりに
「次の世代を担う中学生、高校生に読んでもらうことを意識した」
と記載がありました。
私は、神田昌典氏が指摘したように
「彼らにはちょっと難しいのでは?」
否定的なと感想を持ってしまった部類です。
仮に、自分の子供が中高生だったとしても
この本を子供に勧めなかったでしょう。
しかし、これこそ、自分の中の物差し、
常識で物事を測っていた証そのもの。
結果、私の子供は
この本を手にするチャンスを失うのです。
きっと、これだけではありません。
この子には無理だとか勝手に判断し
知らず知らずに子供のチャンスを奪ってしまうのかも・・・。
子供には新しい世界で生きることを学んで欲しいと思いつつ、
その足を引っ張るのは
親である自分かもしれない。
ここに気づけてよかったと思いました。
常識を疑う。
今までの価値観を変えるのは、なかなか難しい。
でも、ちょっと一息ついて考えるだけでも
選択する未来は変わってくると思いました。

自分の才能を社会に役立てること=ライフワーク

私はずっと、仕事について
「自分の好きなことを仕事にする=ライフワーク」
だと思っていました。
好きなことを続けることで
それが得意なことになり、
それがプロフェッショナルに繋がる
と考えていました。
いずれは、この仕事は私のライフワークだ
と言えるものを見つけたい。
でも・・・
私は仕事が好き。
私には好きなこともある。
でも、「仕事」=「好きなこと」は結びつかない。
仕事は仕事、好きなことは好きなこと。
そのため、
私のライフワークが何なのか、
見つかる気がしませんでした。
 
一方で、仕事について
マーケティングの視点、
顧客のために自分の仕事や才能を
社会にどう貢献させるのか?
を考えてみました。
この視点から考えると
「自分に何ができるのか」
「自分がどうしたいのか」
に自然と焦点が合っていきます。
こうして、本を読み進めるうちに
自分の才能を社会に役立てること=ライフワーク。
ではないかと思い始めました。
ライフワークは
好きなこと=仕事ではなくて、
人のため自分のために自分の好きなように働く=仕事。
そして、今まで
自分のライフワークが見つからなかったのは
結局、自分がどうありたいのか、
主体性がなかったからだと気づきました。
 
人のニーズを満たして喜ばせることに、
人は必ず幸福感を得る、
それは間違いなく働く動機です。
「自分がどうありたいのか」です。
自分が今までやってきた
1つ1つの地道な作業も実は
人を喜ばせることにつながっているのだとしたら?
私が知りたかったライフワークとは、
毎日の生活に自然と繋がっているもので
特別なことではなかったと思いました。
 

今後世界が大きく変わっても、きっと私たちは大丈夫

この本を読むと、人に対して
敬意と親しみが増すように感じられます。
それは、本を通して
マーケティング・ジャーニーを体感することで、
人の痛みを知り、
共感し、
それを乗り越えた勇気を讃え、
共生しているから
ではないだろうかと思いました。
そして、世の中には優秀な人材は沢山います。
20年走り続けていたトップ・マーケッターの
神田昌典氏もそう言うのだから
間違いありません。笑
それだけでも、私たちは
大きな希望を持っていると言えるでしょう。
例え、今の私に未来を描くチカラがなかったとしても、
同じような未来を望む限り、
私の周りにいる多くの友人や仲間が
助けてくれると思っています。
目的が同じなら、きっとブレない。
手段はこれから学べば良い。
自分や誰かを信じることができる未来は、
どんな風に変わろうとも
希望あふれる世界なのだ
と思えました。
 
中堅層のサラリーマン。
家庭が合って、小さい子供がいて、
会社では部下がいて、
これからの会社と社会を引っ張っていく、
そんな人達へ
この本を読んで自分の常識や価値観を疑い、
その上で柔軟に対応して欲しい。
世界の変化に対し、思考停止にならずに歩んで欲しい。
これからの子供の教育、
社会でのリーダシップを担う世代だからこそ
常識に捉われない、
素晴らしい未来を描かくチカラを手にして欲しい。
と思える1冊です。

斎藤恭子
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