リーディング・ファシリテーターの隅田マスミです。
私がこの本を読みたいと思ったのは、
未来を知り、生き抜きたいと思ったからです。
「日本経済予言の書」は、
2020年から2030年までの日本経済に
大きな影響を与える差し迫った課題を示しています。
困難が待ち受ける未来を
別の未来にできるかどうか、
私たちの意志や行動を変えれるかどうかは、
人間力にかかっているとしています。
この本を読んで、私は3つのキーワードが出て来ました。
「不幸な出来事」
「希望」
「私たちにできること」
不安な出来事とは、
悪化の進む自然環境
グローバルな企業活動の変化の波
人口ピラミッドの崩壊、
恐れからくる人の意識の変化です。
特に私の生活にも大きな影響を与えるであろうことを挙げると・・・
日本企業(トヨタ)が衰退すること。
米国企業(アマゾン)の活動により
大規模小売チェーンが閉店すること。
人口ピラミッドの崩壊により
高齢者が働かなくていけない社会になること。
自然環境のバランスが崩れ、コロナに引き続き、
巨大台風、熱波や熱帯性伝染病が起こること。
どう対処していけばいいのか不安が募ります。
この本の中に答えを見出したかったけれど、
正解はありませんでした。
唯一の希望は、
私たちの意志や行動を頼りに未来を定めていくこと
だけに思えました。
市井の人である私にもできることを3つ考えました。
1 人間中心ではなく、地球のバランスを
とれているのかを考えて行動する。
2 発想を転換するため、
これまでの固定観念やルールをどこまで
とっぱらうことができるか日々チャレンジする。
3 一般人には見えない知見を本から
継続的に学ぶと同時に、
自然の摂理や古典から起こっている出来事を俯瞰してとらえる。
子どもや高齢者を守る立場の大人に
ぜひ、読んでいただきたい1冊です。
コロナショックの影響をもろに受け、
今後もさらなる打撃に見舞われる私たちは
逃げも隠れもできません。
下を見れば、次の社会に出てくる子どもたち、
彼らが大人になったときの社会が
少しでもいいものであるように。
上を見れば、死に向かい年老いていく親たちが
安心して過ごせるように。
間に挟まれた私たちが動かなくては
にっちもさっちもいかないことが見えています。
正解の答えがなく、
知識や経験の多い人の知見に耳を傾け、
自然や先人たちのメッセージを読み解くことで
ゼロベースから光を見出せないかと焦ります。
力のない私の微々たる意識や行動の変化に
効果があるのかないのかもわかりませんが、
身近なところから変化を目指して
わからないなりに私も前進します。