タイトル:THE TEAM 5つの法則
著者:麻野 耕司
▲引用:THE TEAM 5つの法則
著者略歴
株式会社ナレッジワークCEO
1979年兵庫県生まれ。2003年慶應義塾大学法学 卒業。同年、株式会社リンクアンドモチベーション入社。2010年、中小ベンチャー企業向け組織人事コンサルティング の執行役員に最年少(当時)で着任。気鋭のコンサルタントとして、成長企業の組織変革を手掛ける。2016年、国内初の組織改善クラウド「モチベーションクラウド」を立ち上げ、多数の大手企業に導入。国内HRTechの牽引役となる。2018年同社取締役に就任。2020年、「できる喜びが巡る日々を届ける」をミッションに、株式会社ナレッジワークを創業。2022年、「みんなが売れる営業になる」セールスイネーブルメントクラウド「ナレッジワーク」をリリース。営業ナレッジの展 や営業ラーニングの提供を じた営業生産性の向上や営業力強化を支援する。主な著書は『THE TEAM』 幻冬 、『すべての組織は変えられる』 PHP研究所。
ファシリテーターの感想・おすすめのポイント
この本では、売上、時価総額を10倍にした「チームの法則」が紹介されています。
・チームを科学する
本書ではチームを「精神論」や「経験則」ではなく、理論的かつ体系的な「法則」で科学的に解き明かしています。
・すべての人に『THE TEAM』を
チームづくりには特別な能力や経験は必要ありません。そこには確固たる法則が必要
「チームの法則」はリーダーのための法則ではありません。チームに関わる全てのメンバーが理解し、実践すべき法則です。
・本全体の読み方
「チームの法則」はAim(目標設定)、Boarding(人員選定)、Communication(意思疎通)、Decision(意思決定)、Engagement(共感創造)の5つの法則から構成されています。
はじめに 売上、時価総額を10倍にした「チームの法則」
チームを科学する
誰もがチームを誤解している
この国に必要なのは、チームという武器
チームの法則がもたらした奇跡
すべての人に『THE TEAM』を
読む前に『THE TEAM』の読み方
本全体の読み方
各章の読み方
第1章 Aim(目標設定)の法則 [目指す旗を立てろ!]
Method(法則)
「共通の目的がない集団」は「チーム」ではなく「グループ」
「目標を確実に達成するのが良いチームだ」 という誤解
あなたのチームは何を目標にするのか?
意義目標がなければ作業と数字の奴隷になる
Episode(具体的事例)
「新幹線お掃除の天使たち」
「サッカー日本代表南アフリカワールドカップ ベスト16」
第2章 Boarding(人員選定)の法則 [戦える仲間を選べ]
Method(法則)
チームで最も大切なメンバー選びとメンバー替え
チームは必ず4つのタイプに当てはまる
人が入れ替わるチームは本当に駄目なのか?
チームには多様性が必要だという誤解
「ゴットファーザー」より「オーシャンズ11」型のチームが強い
Episode(具体的事例)
「AKB48のCD売上枚数記録 女性アーティスト歴代1位」
第3章 Communication(意思疎通)の法則 [最高の空間をつくれ]
Method(法則)
実はチームのコミュニケーションは少ない方が良い
ルール設定の4つのポイント
ルール1 ルールは増やすのか、減らすのか?(What:ルールの設定粒度)
ルール2 誰が決めるのか?(Who:権限規定のルール)
ルール3 どこまで責任を負うのか?(Where:責任範囲のルール)
ルール4 何を評価するのか?(How:評価対象のルール)
ルール5 どれくらい確認するのか?(When:確認頻度のルール)
コミュニケーションを阻むのはいつだって感情
「理解してから理解される」 という人間関係の真実
チームメンバーの人生を知っているか?
相手の特徴を知らなければコミュニケーションは成立しない
「どうせ・しょせん・やっぱり」がアイデアを殺す
己をさらして心理的安全をつくり出す
時代に求められるのはルールよりもコミュニケーション
Episode(具体的事例)
「ロンドンオリンピック女子バレーボール 銅メダル」
「ジョン・F・ケネディのキューバ危機回避」
「ピクサーの初登場連続1位記録」
第4章 Decision(意思決定)の法則 [進むべき道を示せ]
Method(法則)
誰も教えてくれない意思決定の正しい方法
「独裁」vs「多数決」vs「合議」
合議はスピードとセット
「正しい独裁」はチームを幸せにする
独裁者が持つべき「影響力の源泉」
Episode(具体的事例)
「NASAアポロ11号 月面着陸」
「シンガポールの経済成長」
第5章 Engagement(共感創造)の法則 [力を出しきれ]
Method(法則)
超一流でもモチベーションに左右される
モチベーションを科学する〜気合いで人は動かない〜
チームのどこに共感させるか
エンゲージメントを生み出す方程式
今の人は「感情報酬」で動く
Episode(具体的事例)
「AKB48の熱狂的エンゲージメント」
特別収録 チームの落とし穴
あなたのチームは足し算か、掛け算か、割り算か?
チームが崩壊する落とし穴
「自分1人くらい」という落とし穴(社会的手抜き)
「あの人が言っているから」という落とし穴(社会的権威)
「みんなが言っているから」という落とし穴(同調バイアス)
「あの人よりやっているから」という落とし穴(参照点バイアス)
最終章 私たちの運命を変えた「チームの法則」
Aimの法則はビジネスモデルそのものを変革した
Bordingの法則は最高のメンバーを連れてきた
Communicationの法則はメンバーの心を通わせた
Decisionの法則は進むべき道を示してくれた
Engagementの法則は全力で走る力を与えてくれた
「チームの法則」が私たちにもたらしたもの
終わりに チームから組織へ
組織を変えるのはあなた
私は「組織」を産業にする
最後に 〜『THE TEAM』というチームへ〜
本書はチームを「精神論」や「経験則」ではなく、理論的かつ体系的な「法則」で科学的に解き明かしています。
「チームの法則」を用いてチーム作りをすることで、こういった誤解を解消し適切なチームができる日本にとって、「チーム」は大きな武器になるが、その武器を十分に生かすことができていません。
チームワークが大切だと考えている人は多いとが、「どうすれば良いチームを作れるのか?」という問いに明確に答えられる人は多くないのが現実です。
本書では普遍的な「チームの法則」を提示するとともに、今の日本社会の状況に合わせてどのように活用すべきか、というところまで踏み込んでいます。
「チームの法則」はAim(目標設定)、Boarding(人員選定)、Communication(意思疎通)、Decision(意思決定)、Engagement(共感創造)の5つの法則から構成されています。
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