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『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』の要約|書籍紹介

作成者: 水落康稀|2022.10.13

タイトル:やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ

著者:大平信孝

▲引用:やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ

著者略歴

株式会社アンカリング・イノベーション代表取締役。メンタルコーチ。目標実現の専門家。中央大学卒業。長野県出身。

脳科学とアドラー心理学を組み合わせた、独自の目標実現法「行動イノベーション」を開発。その卓越したアプローチによって、これまで1万5000人以上の課題を解決してきた他、オリンピック出場選手、トップモデル、ベストセラー作家、経営者など各界で活躍する人々の目標実現・行動革新サポートを実施。その功績が話題となり、各種メディアからの依頼が続出。現在は法人向けにチームマネジメント・セルフマネジメントに関する研修、講演、エグゼクティブコーチングを提供。これまでサポートしてきた企業は、IT、通信教育、商社、医療、美容、小売りなど40以上の業種にわたる。

また、個人向けに「行動イノベーション年間プログラム」とオンラインサロンを主宰。「2030年までに次世代リーダーをサポートするプロコーチを1000人輩出し、日本を元気に! 」を目標に掲げ、プロコーチ養成スクール「NEXT」を開講。

 

ファシリテーターの感想・おすすめのポイント

突然ですが、野菜の種や苗を植えてないのに収穫を楽しみにしている人がいたらあなたはどう思いますか?

種も苗も植えずに野菜を収穫しようとする人はいないと思います。

しかし、これが日々の仕事やご自身の夢、目標の実現ならどうでしょうか?

夢や目標はあるけれど、それを実現するための行動を起こすことなく、成果だけを期待している人は、意外に多くいます。

本書は、あなたの「すぐやる」スイッチを取り戻すための本です。

このスイッチは誰もが持っています。

実は、「つい、先延ばししてしまう人」は、そのスイッチの入れ方を忘れてしまっているだけなのです。

 

目次

はじめに

第1章 先延ばしがなくなる!行動に「初速」をつける方法

01 考えすぎて動けない人は、仮決め・仮行動でよしとする

02 どうしても一歩踏み出せないときは、試しに10秒だけ動いてみる

03 面倒なことは、前日にちょっとだけ手をつけておく

04 同じ場所で同じことをする

05 新たなに習慣づけたいことは、すでに定着している習慣にくっつける

06 なんとなく気乗りしないときは体を動かしてみよう

COLUMN1 朝の時間の使い方を工夫して、1日に「初速」をつけよう

 

第2章 集中力が驚くほど続く!「行動ブレーキ」の外し方

07 机上のモノの定位置を明確に決める

08 月に1回、パソコンのデスクトップを整理しよう

09 仕事を中断されたら、再開時にやることをメモしておく

10 毎日の仕事終わりに、明日どんなことをするかイメージしてメモする

11 あれもこれも気になって集中できないときは、紙に書き出す

12 くじけそうなときは個別・限定的に捉える

13 プレッシャーがきついときは、1分間目を閉じて情報を遮断する

14 気が緩みすぎたら、自分に適度なプレッシャーをかける

15 自分との約束にも「締め切り」を設定する

16 プランを複数用意して、「想定外」をなくす

17 どうしても動けないときは、最悪の状況を具体化する

18 ご褒美を設定して自分を動かす

COLUMN2 「音」と「姿勢」に意識を向けてみる

 

第3章 感情に左右されない!行動マインドのつくり方

19 結果に振り回されそうなときは、「打率」で考える

20 何をしてもうまくいかないときは、物差しのメモリを小さくする

21 「できていないこと」ではなく、「できていること」に注目する

22 「結果目標」ではなく「行動目標」に注目し、悪循環から抜け出す

23 無意識に口にしている「言い訳」に気づく

24 他人ではなく、過去の自由と今の自分を比較するクセをつける

COLUMN3 10秒でできる自己肯定感があがる行動5選

 

第4章 「忙しくて動けない」がなくなる!時間の使い方

25 自分が何に時間を使っているか把握しよう

26 時間割をつくって原則を守る

27 仕事中は時間を15分単位で区切る

28 「本気の30分」を1日2回確保する

29 気分転換の方法を所要時間別にあらかじめ決めておく

COLUMN4 時間の質を上げる4つの質問

 

第5章 夢や目標に向かって一歩踏み出せる!行動思考の身につけ方

37 人生を変えるには「ぶっとんだ目標」が必要

31 目標を立てる1 「欲望」にフォーカスすると、本当にやりたいことが見えてくる

32 目標を立てる2 「頭の声」「体の声」「心の声」を分けて聞く

33 「目的」と「取り組み内容」を明確にする

34 目的を設定する 自分の価値観を理解すると、真の目的が見えてくる

35 取り組み内容を明確にする1 マイルストーンを3つ置く

36 取り組み内容を明確にする2 マイルストーンをチャンクダウンする

37 目標をクリアする前に、もう一段高い目標を設定する

COLUMN5 あなたの行動を大きく変える!セルフイメージの上げ方

巻末付録 目標を着実に実現するための「振り返りノート」の書き方

おわりに

超要約!キーワード索引

 

本書の要点

 

第1章 先延ばしがなくなる!行動に「初速」をつける方法

01 考えすぎて動けない人は、仮決め・仮行動でよしとする

すぐ行動できるようになるためには、「量」→「質」という順番を意識することが大切です。

第一に「行動量」を増やすこと。

その後に「行動の質」をあげることがポイントです。

すぐに動けない人の大半は、この順番を守っていません。

行動量を増やすという第一段階を無視して、いきなり行動の質を求めてしまうのです。

「仮決め・仮行動」というスタンス

たとえば、筋トレを始めたいと思っているけれど、

「ジムに通うのと、自宅でトレーニングするのとでは、どちらがいいか考えている」「トレーニングウェアやシューズを用意しなければ」などと迷っている人は、とりあえず、今ある動きやすい服に着替えて、5回でも、10回でもいいから腕立て伏せや腹筋をしてみる。

仮決め・仮行動をしてみて、当初の期待や予想と違った成果が出た場合は、起動修正をすればいいだけです。

02 どうしても一歩踏み出せないときは、試しに10秒だけ動いてみる

「仮決め・仮行動」をしようと思っても、体が動いてくれない・・・。

そんなときに有効なのは、最初の一歩のハードルを極限まで下げてみることです。

具体的には、まず試しに10秒でできることから動いてみるのです。

私はこれを「10秒アクション」と呼んでいます。

10秒でできることは些細なことです。

でも、10秒のアクションの段階で失敗する人は誰もいません。

「失敗しない」からこそ、その後の行動につながるわけです。

COLUMN1 朝の時間の使い方を工夫して、1日に「初速」をつけよう

朝の過ごし方は、1日の行動を決める重要な要素なのです。

朝起きてから仕事をはじめるまでの間に、楽しみなことや自分をご機嫌にすることをルーティンとして組み込んでください。

気分がいいときは、物事のプラス面が見えやすく、気分が悪いときは、物事のマイナス面が見えやすくなる。

ポイントは、「朝の時間に何をするのか?」をあらかじめ決めておくこと。好きなことなので、日々のルーティンに組み込んでしまえば、簡単に習慣化できます。

 

第2章 集中力が驚くほど続く!「行動ブレーキ」の外し方

08 月に1回、パソコンのデスクトップを整理しよう

モノだけでなく、データファイルが迷子になってしまうことも、集中力喪失やイライラの原因となります。

著者の私見ですが、「なかなか動けなくて困っている」という人は、机上が乱れていることが多いだけでなく、パソコンのデスクトップがアイコンで埋め尽くされていて、何がどこにあるのか分からない状態になっていることが非常に多いのです。

月に1度、デスクトップを整理する日を設定します。

削除が終わったら、次の5つのフォルダをつくります。

① 保存・参照用

② 完了(今後使用する可能性は低いが、今すぐ捨てられないもの)

③ 今週必要なもの

④ 今週は手をつけないが、現在とりかかり中のもの

⑤ ①~④に該当しないもの

デスクトップを整理するだけで、集中力は格段に上がります。

月1回、数十分もあればできますので、ぜひ試してみてください。

09 仕事を中断されたら、再開時にやることをメモしておく

忙しいときにかぎって、急な来客や電話で作業の中断が余儀なくされる

集中力は、一度途切れると、なかなか元には戻らないものなのです。

中断した仕事を、スムーズに再開するにはコツがあります。

再開後、最初にとりかかる仕事をあらかじめメモしておくこと。

「再開時に〇〇をする」という明確なコマンドをあらかじめ決めておけば、迷うことなく作業に戻れる確率が高まります。

COLUMN2 「音」と「姿勢」に意識を向けてみる

いつも心がけていることってありますか?

「自分が出す音」と「姿勢」を整えること。 

これをすると、自分が整っていくので、フットワークが軽くなる

音は波動ですので、私たちの心身の状態に直接影響を及ぼします。それが、自分の出したものであっても、乱れた音がすると、焦りやイライラが増幅してしまうのです。

姿勢と心の状態はリンクしています。その結果、行動に差が出るのです。

2つの理由があります。

姿勢が良くなることで脊髄の神経回路の伝達がスムーズになることです。脊髄は第二の脳とも言われています。姿勢がよくなることで神経伝達がスムーズになるわけです。

気管の通りが良くなり呼吸が深くなることです。その結果、血液の循環がよくなって、脳へ供給される酸素量が増え、集中力が向上するのです。

 

第3章 感情に左右されない!行動マインドのつくり方

19 結果に振り回されそうなときは、「打率」で考える

結果や成果に一喜一憂しすぎていませんか。好調なときはいいのですが、不調なときは結果や成果にこだわりすぎると、あきらめたり、落ち込んだりして行動が止まってしまいます。

そんなときは、「打率」で考える癖をつけましょう。

仕事でもプライベートでも、5回に1回ヒットが打てれば、残りは三振やゴロでもいいと考えてみる。

23 無意識に口にしている「言い訳」に気づく

「お金さえあればできるのに」「時間がないからできない」「自信がないから今は無理」といった言葉を、口に出したり、内心でつぶやいていませんか?

実は、こういった普段何気なく使っている口癖は、先延ばしのトリガー(引き金)になっています。

自らの行動・思考パターンを変えたい場合、自らの口癖に「気づく」ことも、有効な手段の1つです。

 

第4章 「忙しくて動けない」がなくなる!時間の使い方

25 自分が何に時間を使っているか把握しよう

当たり前の話ですが、行動するためにはその原資となる「時間」が必要です。投資するのに資金が必要なのと同じです。

つまり、行動できるようになるためには、時間の家計簿をつけて、「自分の時間の使い道」をふりかえることが大切なのです。

具体的には、直近の1週間について、自分の時間の使い道を、「①投資」「②消費」「③浪費」の3つに分類して、それらのおおよその時間を書き出してみるだけです。

COLUMN4 時間の質を上げる4つの質問

タイムマネジメントには、2つの側面があります。

1つは「作業の効率化」、もう1つは「時間の質的向上」です。

つまり、「自分にとって本当に大切なこと・価値のあることに時間を使えているか?」ということです。

「時間の質的向上」という側面から、ヒントをお伝えします。

1.成果がでているか?

2.心身のコンディションはいい状態か?

「何をするか?」よりも、「どんな状態でいるか?」のほうが、パフォーマンスに大きな影響を及ぼすからです。

 

第5章 夢や目標に向かって一歩踏み出せる!行動思考の身につけ方

37 人生を変えるには「ぶっとんだ目標」が必要

人生を豊かにするためには、夢や目標が必要です。これは「プラスの行動」の原動力になるものです。目的地を設定すればカーナビがゴールまで導いてくれるのと同様、目標が明確になれば、私たちは自ずと動き出すことができます。

とはいえ、単に目標を言語化・数値化しただけでは、行動できるようにはなりません。

それは、過去の延長戦上で「今の自分ができる範囲」の夢や目標を立てようとしているからです

人生を変えるために必要なのは、「ぶっとんだ目標」です。「ぶっとんだ目標」とは、実現可能性や感情のブレーキにとらわれない「心底、実現したい目標」のことです。

「ぶっとんだ目標」は、私たちの思考や決断、行動に大きな影響を与えます。

 

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やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ

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