タイトル：オンライン会議の教科書
著者：堀 公俊 （ほりきみとし）
▲引用：オンライン会議の教科書
著者略歴
1960年、神戸生まれ。大阪大学大学院工学研究科修了。コミュニケーション・コンサルタント。関西大学商学部非常勤講師(経営学:マネジメント・コミュニケーション論)。1984年より大手精密機器メーカーにて、デジタルイメージング分野の商品開発や経営企画に従事。1995年より経営改革プロジェクト、オフサイト研修、市民参加型まちづくり活動など、ビジネス・社会活動の両面でのファシリテーション活動を展開。広範な著作・講演活動を通じて新しいコミュニケーションのスタイルを提唱している。近くファシリテーション技術の普及と啓蒙を目的とした「(仮称)日本ファシリテーション協会」の立ち上げを予定。日本の分水嶺の研究家としても知られており、アウトドア誌に探訪記を連載している。
ファシリテーターの感想・おすすめのポイント
今回ご紹介するのは『オンライン会議の教科書』です。
著者は、堀公俊（ほりきみとし）氏
準備、設計、参加、進行、場づくり・・・成功のポイントがすべてわかります！
など、この本を読めば、オンライン会議が日本の悪しき組織風土を変えるパワーを秘めていることが理解できるはずです。
はじめに
第１章 オンライン会議は、なぜうまくいかないのか？
１．離れた人々をワンチームにまとめる
２．オンライン会議のメリットとデメリット
３．本当の弱点は日本人のコミュニケーション
４．オンラインにふさわしい会議のカタチ
５．オンライン会議を通じて組織を変える
第２章 オンライン会議は、段取りで７割りが決まる
１．全員がストレスなく話せる環境を用意する
２．会議に必要な役割はみんなで分担する
３．話し合いの効果的な進め方をデザインする
４．オンライン会議専用ルールを設定する
５．情報や意見をオンラインで共有しておく
６．気恥ずかしいムードを打ち破るには
第３章 オンライン会議で成果を生むマナーと振る舞い
１．オンライン会議に参加する作法がある
２．３つの方式を使って意思を伝える
３．画面の向こうにしっかり届く話し方
４．ストレートに言いたいことを伝える
５．相手に伝わるように言い換える
６．リアクションましましで勇気づける
７．声にできない思いを言葉にする
８．「SMART会議」を目指そう
第４章 オンライン会議のスムーズな進行と場の回し方
１．テンション３割増しの方法を活かす
２．メンバー全員の足並みをそろえる
３．全員を平等に話し合いに参加させる
４．必要なときは躊躇なく介入をする
５．みんなの心の中の声を言葉で表す
６．話を深堀りして論点を絞り込む
７．見える化の５つの方法を駆使する
８．結論に向けて追い込みをかける
９．文書にまとめて直ちにオープンする
第５章 オンラインだからできる最新のチーム作り
１．会話・対話なくして議論はできない
２．日常の会話で心理的安全性を高める
３．オンライン研修の時代がやってきた
４．チームの力を最大にするワークショップ
第６章 よくあるトラブル１０の賢い解決策
Q.1 人数が多すぎて議論にならない
Q.2 リモート参加者が孤立してしまう
Q.3 資料を読んでこないメンバーがいる
Q.4 リーダーがファシリテーターを兼ねざるをえない
Q.5 発言を独占する人がいる
Q.6 時間が予定より延びてしまう
Q.7 うまくまとめることができない
Q.8 発言しない人がいる
Q.9 オンライン化に抵抗する人がいる
Q.10 オンライン会議がうまく使えない
新型コロナウィルスは、私たちの働き方を大きく変えました。
日本企業は、「社員が長時間一緒にいる」ことを前提に、仕事やコミュニケーションを最適化してきました。
それが根本から覆ってしまい、新たなやり方を見つけなければいけなくなってしまったのです。
その典型が会議です。
直接顔を合わせることなく、パソコン画面上で話し合う「オンライン会議」が新たなビジネスツールとして必須なものとなりました。
組織によって軽重はあるにせよ、オンライン会議がビジネスに欠かせないツールとして位置づけられることは間違いないでしょう。
著者である堀公俊氏は、組織の力を最大限に引き出すファシリテーションのスキルを20年以上にわたり研究・実践。
オンライン会議については、所属する「日本ファシリテーション協会」でも、10年にわたりオンライン会議に関する調査・研究を重ねてきました。
これらの活動の中で培ったノウハウを一挙に公開するのが本書です。
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