タイトル:誰もが人を動かせる!
著者:森岡毅
▲引用:誰もが人を動かせる!
著者略歴
戦略家・マーケター。1972年生まれ。神戸大学経営学部卒業後、1996年P&G入社。ブランドマネージャーの後、2004年P&G世界本社(米国シンシナティ)へ転籍、北米パンテーンのブランドマネージャー、ヘアケアカテゴリーアソシエイトマーケティングディレクター、ウエラジャパン副代表を経て、2010年にUSJ入社。2012年、同社CMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)、執行役員、マーケティング本部長。USJ再建の使命完了後、2017年、マーケティング精鋭集団「株式会社刀」を設立
ファシリテーターの感想・おすすめのポイント
自分とはあまりに違う特殊な人ばかりをリーダーとして、学習してきました。
本書は、その思い込みから目を覚まして、自分の中で、主役感のあふれる毎日を手に入れる方法をまとめたものです。
現実をよく考えると、実に身近なところにリーダーシップが必要なシーンがゴロゴロ溢れていることに気づきます。
リーダーシップの機能を極端に言うと、共同体のために「人を動かすこと」です。
実は、リーダーシップは、専門性に限定されず、本来は誰も発揮することができる「職能横断型」スキルです。
リーダーシップを強くしていくことで、あらゆる職業の人が、それぞれの組織の中で、もっと輝くようになります。
そして、自分がやりたいことを実現していくために、周囲の人をまとめて動かす能力、つまりリーダーシップを必要としているのです。
はじめに リーダーシップは身につけられる!
第1章 リーダーシップは“特別な人"の能力ではない
第2章 「人を動かす力」の根源は「欲の強さ」である
第3章 欲が足りない人はどうすればよいのか?
第4章 日本人のリーダーシップはなぜ育たないのか?
第5章 リーダーシップを育成しやすい環境へ泳げ!¥
第6章 仲間を本気にする関係性をどうやって築くのか?
第7章 私自身の悪戦苦闘のリーダーシップ
第8章 危機時のリーダーシップ ~コロナ災厄から脱するために~
「特別な人しかリーダーになれない」という子供の頃から刷り込まれた思い込みは、
大人になっても多くの人の中にあるのではないでしょうか?
ドラゴンクエストの勇者
ハリー・ポッター
アーサー王
伝記に出てくる「リーダー」
自分とはあまりに違う特殊な人ばかりをリーダーとして、学習してきました。
本書は、その思い込みから目を覚まして、自分の中で、主役感のあふれる毎日を手に入れる方法をまとめたものです。
現実をよく考えると、実に身近なところにリーダーシップが必要なシーンがゴロゴロ溢れていることに気づきます。
リーダーシップの機能を極端に言うと、共同体のために「人を動かすこと」です。
実は、リーダーシップは、専門性に限定されず、本来は誰も発揮することができる「職能横断型」スキルです。
リーダーシップを強くしていくことで、あらゆる職業の人が、それぞれの組織の中で、もっと輝くようになります。
そして、自分がやりたいことを実現していくために、周囲の人をまとめて動かす能力、つまりリーダーシップを必要としているのです。
そして人を動かす力は、
誰もが身につけることができる「後天的なスキル」です。
その力を強くしていくほど、あなたの人生は劇的に前向きになり、
意欲と興奮に溢れた”自分の人生”を歩めるようになります。
では、
そのためのコツはどこにあるのか?
リーダーシップが強い人と弱い人では、 一体何が決定的に違うのか?
ビジネスパーソンは能力の特徴によって、大きく3つの属性に分類できます。
T型(Thinking:思考力を強みをする人)
C型(Communication:伝える力や人々と繋がる力を強みとする人)、
L型(Leadership:人々を統率して動かす力を強みとする人)です。
あなたの属性の見極め方
①付箋に、今まで自分が好きだった「〜すること」を書き出していく。名詞ではなく、動詞であることがポイント。
②最低50個、できれば100個かけたら、左上に「T」「C」「L」「それ以外」と明記した紙に、書いた付箋を貼っていく。
③一番多く貼られた型が、あなたの属性を表している可能性が高い
生まれながらのリーダーに思える人は、
最も希少なL(リーダーシップ)属性の人です。
L属性の人は目的思考が強く、
しかもその目的意識が
常に自分1人の内側に留まらず、
興味が自分の共同体やその外の世界へと拡がっています。
Lの人は使命感と”情緒的な衝動”が強いため、
反対されるとか、手間暇が掛かるとか、
個人的なリスクという”コスト”を乗り越えて
外の世界に対して「影響力」を行使したくなるのです。
人間は、ある欲求が満たされない時、
「怒り」などの強い衝動が起こり、
精神的な”コスト”を乗り越えて他人に対して
強い影響力を行使することができます。
L属性の特徴を備えた人が、
生まれつきリーダーとして特殊な才能を持っていて、
そうでないひとは強いリーダーになれないと
考えていませんか?
実はそうではなく、リーダーシップは、生まれつきの特徴で決まっているのではなく、本人が意識して経験することで後天的に育つものなのです。
リーダーシップ行動を定着させられるかどうかは、
そうすることが自己保存のマイナスに終わるのではなく、
自己保存によって何らかのプラスに働くという脳内回路を、
どれだけ多くの成功体験を獲得して定着させられるか?
ということに懸かっているのです。
L属性の人は、生まれつきの特徴そのものよりも独特の欲求ゆえに、リーダーシップを発揮する経験を相対的に多く積む ”確率” が多いだけではないでしょうか。
結果として ”経験の違い” にすぎず、
つまり後天的なトレーニングの質と量の違いによる影響の方が
大きいのではないか?と考えるようになりました。
リーダーシップ・スキルも意識的な経験を求めて泥臭く積み重ねることで、誰もが自分なりに発揮できるようになるのです。リーダーシップとは、本人が意識してその力を育成する過程にコミットする限りは、誰でも伸ばすことができる「後天的な技術である」と信じています。
周囲の状況や人々を自分の思い通りにしたいという「欲」がもともと強く、その多くが幼少期の原体験をきっかけにして、「”外向きの欲”に従って素直に行動すると得をする」という成功体験を積み重ねてきた人です。
T型のリーダーに共通しているのは、”慎重さの重力”を脱するのに十分な強い「欲」を持っていることです。
T属性の人は、考えるのが大好きで、行動するよりもまずは考えます。
登りたい山があってもとりあえず登ることは決してしません。対照的にL属性の人は気がついたらもう登りはじめており、決定的な違いがその「行動力」にあります。
T属性の人が優れたリーダーになるためには、そのリスク回避思考の重力から、自身の決断力と行動力で意識的に脱出できるようになる必要があります。
そのためには、
・欲の対象を見つけること
・メンタルをストレスにならす覚悟を固めること
を明確に自覚することだと考えます。
C属性の人は、人々と繋がる能力に特徴が集まっています。
人に伝える力はもちろん、相手の意図を理解する双方のコミュニケーション能力に優れ、社交的、外交的です。
C属性の人が 強力なリーダーシップを
発揮するようになるための鍵は何でしょうか。
それは、成し遂げたい「 欲(≒夢)」を明確に意識することと、
ストレスにメンタルを鳴らす覚悟を固めること
の2つだと考えています。
C属性のリーダーシップ・スタイルにも典型的な弱点があります。
人と摩擦を起こすような決断や行動がとても苦手なのです。
資本主義社会は「欲」を本質として、人々を「競争」させる構造をもつのです。
リーダーシップもその「欲」を根本的なエネルギーにします。
何が強く望まない物が、 人を動かすことはできないのです。
リーダーシップを身につけることのメリットとは?
リーダーシップをより発揮できるようになると、 今と何か変わり、あなたの人生にとってどんな良い変化が起こるのか?
この点を明確にしておくことは重要です。
なぜならば、そうなりたい自分を具体的にイメージしとくことが強い意欲を生み出し、
その「欲」こそが意識を変えて行動を持続させるためのエネルギー源だからです。
リーダーシップを身につけることのメリット
①一人では到達できない景色を見ることができる
②最強スキルによる経済的リターンが手に入る
③興奮と一緒に目が覚める朝が手に入る
リーダーシップを身につけると、我々は「自分の人生を生きる幸福感」を激増させることができます。
リーダーシップがあれば、自分の欲と意思に基づいて行動できるようになるので、 人にやらされてる感がなくなり、自分の仕事や毎日の暮らしがもっと楽しく充実していきます。
いかがでしたか?この本からどのような情報が得られましたでしょうか?
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誰もが人を動かせる!
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最後までお読みいただきありがとうございました。