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コピーライティング技術大全を徹底解説|言葉が持つ4つの力で不変の価値を生み出す方法

作成者: 水落康稀|2023.2.3
コピーライティングを学ぶ方法はさまざまありますが、これまでに紹介されてきた手法では不十分とお考えの方も多いのではないでしょうか。
 

それは、決定的に足りていない「4つの力」があるから。これこそが、本書で習得できる「判断力」「思考力」「表現力」「発信力」です。

この「コピーライティング技術大全」には、著者である神田昌典が25年間研究してきた、他にはない要素と技術が凝縮されています。

この本を読むことで、あなたのビジネス課題を解決でき、副業の必要がなくなるかも知れません。また、本当に求める「生涯を懸ける仕事」に出会えるでしょう。

以下では「コピーライティング技術大全」を徹底解説し、売れるコピーライターになるための方法を紹介します。ぜひ最後までお付き合いください。

コピーライティング技術大全とは?

今回ご紹介する「コピーライティング技術大全」は、アルマ・クリエイション株式会社代表の神田昌典と、コンテンツ戦略室ディレクター衣田順一との共著です。

▲引用:コピーライティング技術大全

本書は、日本のマーケティング・コピーライティングを牽引してきた両名の集大成と呼ぶに相応しい書籍となっています。

コピーライティング技術大全は、コピーライティングを学びたい方の「教科書」であり、また経験者にとっては「実践マニュアル」として活用できるのが特徴です。

この本に書かれた内容を理解し、実践することで、コピーライティングの初心者からすでにコピーライターとして活動している経験者の方も、訴求力の高い=売れるコピーを書けるようになるでしょう。

本書でコピーライティングを学ぶ際は、以下の①~③の手順を踏むことが重要です。

  • ① コピーライティングの基礎的な技術を理解する
  • ② ①で習得した技術を活かし、さまざまなジャンルのコピー書く
  • ③ ①と②で習得した技術と自分で書いたコピーを磨くことで、売れるコピーが書けるようになる
  •  

ここで注意したいのが、②の工程を飛ばそうとする人が多いこと。①で基本を理解し、②の段階で初めて実践です。

最初から売れるコピーを書くのは難しいため、まずはできるだけ多くのコピーやセールスレター、LPなどを書き、どのような反応が得られたかをチェックしながらリライトを繰り返していきましょう

そうすることで、確実にコピーライティングの技術が向上していくはず。②の工程を軽視せず、着実に実践して下さい。

この著書が生まれた背景|神田昌典25年の集大成

この著書が生まれた背景には、著者である神田昌典と衣田順一が、それぞれの人生で先行きが見えないほどの大きな壁にぶちあたったときに、コピーライティングに救われたという経験があります。

神田昌典は、初めての子どもが生まれたばかりのとき、勤めていた外資系メーカーで『あと半年間のうちに実績を出せなければクビ』という厳しい環境に追い込まれました。

神田昌典自身、すでにMBAを取得していたにも関わらず、これまでにゼロから顧客を獲得するための方法を学んでいなかったことに気付きます。

そんなとき、たまたま出会ったコピーライティングを深く学んだことで飛躍的な成功を納め、その後独立。それからはご存知のように、コピーライティング技術により、次々と新規事業を成功させました。

そして今では、中小企業の経営指標を格付した古田土式『社長の成績表』でオール5を取得。2405社中ダントツトップの超優良企業と評価されるまでになったのです。

一方、衣田順一も、コピーライティングで人生を救われた1人です。

大手企業で管理職を勤めていた衣田は、障害を抱えている子どものため、時間と場所が自由になるセカンドキャリアを求めていました。

自分の過去の経験を活かし、費用がかからず、習得が比較的簡単であること。そして世界中どこにいても、いつどんな時間でも仕事ができることを条件に、さまざまな職業を調査しました。

その結果、最終的にたどり着いたのが、コピーライティングだったのです。

このように、神田昌典と衣田順一は、コピーライティングによって人生の危機を脱し、大きな未来へと転換できました。


コピーライティング技術大全が生まれたきっかけは、神田昌典と衣田順一が自らの経験を活かし、コピーライティング技術を必要とする人たちに引き継ぐためなのです。

 

コピーライティング技術大全で習得できる4つのチカラ

これまで、コピーライティングの技術は、さまざまな教材で解説されてきました。

その中でバイブル的な存在として扱われている書籍は、100年近く前に欧米で書かれた本もあり、デジタル化が進む現代においては不十分と言えます。

また日本人は「読解力」はあるものの、コピーライティングに最も必要となる「4つの力」に乏しいという特徴があります。

そこで以下では、現代のコピーライティングにとくに重要な「判断力」「思考力」「表現力」「発信力」の4つのチカラを解説します。

判断力

判断力とは「どうすれば、情報を正しく判断できるのか?」という能力です。

知り得た情報を自分で正しく判断し、次の思考力へと落とし込まなければなりません。

思考力

思考力とは「どうすれば、自分ならではの価値をつくれるのか?」という能力

知り得た情報から正しいと判断した事項について、自らで考え、価値を創造します。

表現力

表現力とは「どうすれば、その価値を、必要な相手に伝えられるのか?」という能力のこと。

自ら創造したオリジナルな価値を、必要とする相手に対し、分かりやすく魅力的に伝えなければなりません。

発信力 

発信力とは「どうすれば、広く遠くまで届けられるのか?」という能力です。

分かりやすく、そして魅力的に表現できるコンテンツができれば、次にそれをさまざまな方法で発信し、拡散していきましょう。

コピーライティングでは、物事を理解する「読解力」だけでなく、自ら情報を「収集し、考え、表現し、拡散する」という4つの力が必要となります。

そしてビジネスシーンにおいては、この4つの力があれば大抵のことを解決でき、目標達成が可能となるでしょう。

「物事の良し悪しを判断し、選択したものをどう考え、分かりやすく魅力的に表現し、多くの人に伝えること」は、マーケティングそのものであり、ビジネスの基本的な行動パターンでもあるからです。

しかし、残念ながらこの4つのチカラは、日本の学校教育で教わることがありません。それは大学や専門学校などの高等教育においても同じです。

この「判断、思考、表現、発信」という能力は相互に連動するため、自分の意志で生きるための力として、重要な要素であることが分かります。

 

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コピーライティング技術大全の使い方|技術と用語

コピーライティング技術大全では、全9章460頁の中で、現代に通用するためのコピーライティング技術が網羅されています。

その中でも、以下の技術や新しい見出し(タイトル)チェッカー、アナログからデジタルに進化した法則など、絶対にコピーライターやセールスライターが押さえておきたいポイントが満載です。以下では、その一部を抜粋して紹介します。

コピーライティング技術100と成約率を高める32のライティング技術

コピーライティング技術大全では「売れる仕組みをつくるマーケティング技術」として33の技術を掲載「読み手を購入へと導くライティング技術」として63の技術を。最後に「コピーライティングを応用する技術」として4つの技術を解説しています。

BTRNUTSS(バターナッツ)|見出しづくりの8要素

BTRNUTSS(バターナッツ)とは、コピーライティングやセールスレターにとって非常に重要となる見出し(タイトル)づくりに欠かせない8つの要素をチェックするための用語です。

見出しをつくる際に必要なBenefit(有益性)・Trust(信頼性)・Rush(緊急性)・Number(数字)・Unique(独自性)・Trendy(話題性)・Surprise(意外性)・Story(物語性)の8要素の頭文字を繋げたもので、コピーライティング技術大全では「BTRNUTSS」見出しチェッカーが公開されています

これまでコピーを作る際の見出しづくりに悩んできた方は多いはず。また、見出しの重要性に気付いていなかった方にも、絶対に確認して欲しい項目です。

刺さるコピーの正体はPMM(Product Market Matching)

ここで紹介するPMMとは「Product Market Matching」のこと。

これを分解して解説すると「Product」=商品やサービスと「Market」=その商品やサービスを届けるマーケット(顧客)のニーズ・ウォンツを、「Matching」=マッチングさせることとなります。

いくらセールスレターを書いても、ほとんど反応がない、または売れない。そんな場合は、基本的にPMMがズレているから

コピーやセールスレターを書くとき「この言葉を使えば売れる」と思い、いくつもの書籍を買いあさり、Webサイトを血眼に なって巡ったところで、このPMMがズレていると売れません。

これまでは「売れる言葉を使えば売れる」といった間違った概念がまかり通っていたコピーライティング技術において「売れるのは言葉ではなく“アイデア”」であることを分かりやすく解説しています。

売りたいターゲットの絞り込み方や、LPやセールスレターの効果的な書き方も同時に理解できる内容となっています。

PASBECONA(パスビーコ―ナ)

セールスレターを書く際の理想的な構造を示したのが、神田昌典が考案した「PASBECONA(パスビーコーナ)」です。

PASBECONAは、Problem(問題)・Affinity(親近感)・Solution(解決)『・Benefit(利得)・Evidence(証拠)・Contents(内容)』・Offer(提案)・Narrow(適合)・Action(行動)の9要素から成り立っています。

このPASBECONAを応用することで、LPに必要となる要素が、漏れなく、そして早く書けるようになるでしょう。

PASBECONAは、人を動かす原理原則であるため、セールスだけでなく、企画書や提案書、プレゼンにも活用可能です。

 

コピーライティングで人生100年時代を生き抜く

コピーライティングとは、自分または自社の商品やサービスを「売るため」に、言葉によって価値を創造するための技術です。

しかしその根源にあるものは、言葉によってあなたがすばらしい未来を手に入れ、それを次の世代に引き継ぐことにあります。

現在の教育現場や社会においては、教師や上長からの指示を理解し、忠実に実行することを善しとする風潮があります。そして残念ながら、自分で判断し、考え、表現・発信することを教える場があまりにも希薄です。

コロナ禍が世界的に長引き、ネガティブなニュースばかりが目立っている今、このネガティブな空気をポジティブに変えることができるのも「言葉」でしかありません。

コピーライティングは、商品やサービスを売れるようにできる技術です。しかし、それだけではありません。

コピーライティングの原理原則に沿って、商品やサービスを売れるように考えることは、その商品やサービスの魅力を掘り起こし、新たな価値を生み出すプロセスでもあります。

このプロセスによって、あなた自身が生まれ持った才能を表現できる喜びを感じ、経済的にも精神的にも充実感を得られるでしょう。

そしてその力で人生100年時代を生き抜き、次の世代へと引き継いでいただくことを願っています。

コピーライティングは本だけで大丈夫?講座を受ける必要は?

このように、コピーライティング技術大全を読み、深く理解することで、大切な時間を割いてコピーライティング講座を受講することなくコピーライティング技術を習得可能です。

ただしコピーライティング技術の習得は、言葉の使い方を理解するだけでなく、実践と修正を繰り返しながら結果を確認するといった作業が必要不可欠です。

そのため、本書を読んだだけでコピーライターとして活躍できるとは限りません。これはもちろんコピーライティング講座を受講しても同じことが言えます。

そのため、自分でコツコツと実績を積み重ねていく自信のない方に、コピーライティング講座の受講を否定、もしくは肯定いたしません。

しかし、このコピーライティング技術大全は、これからのコピーライティング業界において新しいバイブルとなることは間違いないでしょう。そこでコピーライティング講座の受講の是非に関わらず、まず最初に本書を手に取り、ご一読することをおすすめいたします

コピーライティング技術大全のまとめ


今回紹介した『コピーライティング技術大全』は、全9章460頁にも及ぶ辞書並みの容量に、日本のトップマーケティング・コピーライターである神田昌典と衣田順一が、コピーライティング技術の全てを盛り込んだ一冊となっています。

この書籍が発表される以前に発刊された『売れるコピーライティング単語帖』がカンペだとすれば、これは教科書ガイドのような安心感のある内容です。

コピーライティング技術大全を理解し、売れるコピーライティング単語帖を併用すれば、素早く、そして確実にトップクラスのライターとして活動できる技術が習得できるでしょう。

これからコピーライティングを学ぼうとお考えの方はもちろん、現在勉強中でコピーライティングの壁に直面している方にも、自信をもっておすすめする一冊です。

 

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