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読書の効果とは?教養と思考力が身につくアウトプット習慣の鍛え方を解説

作成者: 水落康稀|2022.11.7

現代は、インターネットインフラが発達したことで、知りたいことや分からないことをスマホ1つで瞬時に検索できる時代です。

ネット上に溢れる情報にアクセスすれば、最新のニュースだけでなく、バラエティー豊かな動画を無料で楽しむことができます。

このような環境の中で注目すべきポイントは、読書をする人の数が減少し続けていることです。学研教育総合研究所によると、1人あたりの読書量が30年の間で約半分に減っているとの調査結果もあります。

読書にはさまざまな効果があり、読書によって、学力や収入が向上することも明らかとなっています

そこで今回は、読書の効果や、教養と思考力が身につくアウトプット習慣の鍛え方を徹底解説します。

読書が大好きな方も、これから読書を始めたいとお考えの方も、ぜひ参考にしてください。

 

読書の効果とは?

読書をする効果には、主に次の5つがあります。

  • ・知識量が圧倒的に増える
  • ・判断力が身につく
  • ・想像力が向上する
  • ・語彙力が増す
  • ・コミュニケーション能力が向上する
  •  

それぞれ解説します。

知識量が圧倒的に増える

読書をすることで、知識量が圧倒的に増加します

冒頭でも紹介したように、現代はインターネットの発達により、自分が興味のある情報が簡単に手に入るようになっています。しかし、その情報は自分が検索した内容に紐づいた偏りのある内容でしかありません。

その点において、読書で得られる情報や知識は、その結果にいたるまでのプロセスや根拠が示されるため、生きた情報として立体的にあなたの脳にインプットされるでしょう。

判断力が身につく

読書によって得られるのは「知識」だけではありません。本のジャンルを問わず、読書を重ねることで、あなたの判断力と行動の質が高まります

それは、読書を重ねることによってものの見方が変わり、あなた自身が行動を起こす際にさまざまなシーンを想像しながら行動する術が身につくからです。

読書は「あなたの人生を豊かにし、成功に導くための判断力を手に入れる最も合理的な手法」の1つです。

もし悩み事や辛いことが起こっても、読書によって知識や広い見識のある人は、自分で考えて判断し、解決できるようになります。

想像力が向上する

読書の良いところは、自分で読んだ活字からさまざまなシーンを想像できるところです。

もし仕事や学校などの日常生活でトラブルが起きたとしても、想像力が豊かな人は自分に降りかかるであろう危険を事前に予測し、回避できる脳内シミュレーションが自然とできるようになります。

その結果、自分の思った通りに物事を進める判断力と行動力を身につけることができます。

語彙力が増す

語彙力は、多くの言葉を知り、使いこなす能力をいいます。

この語彙力は、本を読むことでしか習得できないといっても良いほど養うのが難しい能力の1つです。

なぜなら、いくらことわざや故事成語などの難しい言葉を学んでも、その言葉を使いこなすことが難しいからです。自分の脳にインプットした言葉を使いこなすためには、読書を重ね、文章を読むことで学ばなければ身につきません。

語彙力が増す事で、あなた自身の仕事上の会話や文書の質、他者からの見られ方も変わります。

コミュニケーション能力が向上する

さまざまなジャンルの本を読むことで、本の作者の気持ちや、その本の登場人物の感情などが自然と分かるようになります

普段は考える事がないような、他人の考えや、喜び、悲しみ、痛みを理解する事で、他者とのコミュニケーション能力が格段に向上します。

また読書によって語彙力が増せば、年齢や性別、社会的な地位に関係なく、ステイタスの高い魅力ある人とのコミュニケーションが無理なく取れるようになるでしょう。

事実、世界中の成功者の多くが若くしてメンターと出会っているのは、この語彙力とコミュニケーション能力に長けていることが要因の1つにあります。

 

読書効果で学力や収入が向上する理由

上記のような読書の効果によって学力や収入が向上することは、一般財団法人 出版文化産業振興財団(JPIC)をはじめとする、世界中の研究機関によって明らかとなっています

以下では、読書によって学力や収入が上がる理由を解説します。

読書によって学力が上がる理由

読書によって学力が上がる理由は、知識が圧倒的に増えることだけではありません。読書をすると想像力が身につき、教科の種類に関わらず、知識を立体的に覚えることができます

例えば歴史の勉強をする際に、ただ年表や歴史的人物の名前を覚えたとしても、なかなか膨大な量の年代や人物名などを覚えることは難しいでしょう。

しかし、読書によって時代背景や地理的な条件、周辺諸国との関係などを深く知ることで、立体的に史実をイメージでき、深く脳内にインプットできます。

しかも、史実を知ることで日本や世界の歴史上の出来事や民族性も知ることができるため、受験だけでなく、その後の仕事や生活にも大いに役立つでしょう。

日本の受験制度については、長年にわたって文部科学省が改革を行うと言いながらも、まだまだ暗記した知識の量を問う問題がメインとなっています。

しかもインターネットが発達したことにより、今の子どもや学生には、自分で物事を考えたり、判断する機会が昔よりも減っています。そして教える側も、インターネット世代の平坦な知識しかない教師ばかりとなっているのが現状です。

そこで現代は、子どもから大人まで、読書によって多くの知識と考える力を自ら養わなければならないのです。

読書によって収入が上がる理由

読書によって収入が上がる理由は、知識と深い教養が身につくだけでなく、PCやスマホではまかなえない思考力が身につくからです。

仕事をするにあたっては、専門的な知識や技術、さらに取引先や職場の仲間との良好な関係を築くための教養も必要となります。

そして社会人として収入を上げるためには、ライバルとなる同僚や競合他社の人材よりも、あなた自身が仕事のできる人材にならなければなりません。

そこで最も大事なことが「思考力」です。近年は、企業のIT化によって、さまざまな定型業務をPCが片付けてくれます。また、まだまだPCを使える人材が少ないことから、エンジニアなどのIT人材が重用されています。

そのため、PCを使えるだけで「デキる人材」と勘違いしている方も少なくありません。確かにPCが使えない年配の上司からは、そのスキルが重用されるでしょう。しかし、実際に上司が必要としているのはPCで処理された情報や数値であり、PCを使える人材ではありません

企業や社会が求める人材とは、PCを活用して得られたデータを基に、仕事を成功に導く施策を立案できて実行に移せる人材です。

近い将来は、だれもが当たり前のようにPCを使いこなせるようになり、PCスキルがあるからといって収入が上がることに期待はできません

仕事では、さまざまな問題やトラブルに対して「なぜそうなるのか?」という仮説を立て、多くの課題や問題を解決に導く思考力が求められます。そして、この「思考力」を持つ人材は、いつの時代でも引くて数多(あまた)です

読書によって身につけた知識と思考力があれば、いつ、どんな時でも職に困ることはありません。また、自ら起業しても成功する確率が高いといえるでしょう

 

教養と思考力が身につくアウトプット習慣の鍛え方

それではここで、仕事や学力の向上に役立つ「教養と思考力が身につくアウトプット習慣の鍛え方」を解説します。

読書で身につけた知識や思考力は、アウトプットして使わなければ意味ありません。そこで以下の方法を参考にして、読書でインプットした知識をどんどんアウトプットしましょう

読書で得た知識をアウトプットする方法

読書で得た知識や思考力をアウトプットする方法は、まず読んだ本の重要と感じた内容をまとめ、自分なりの感想や意見を人に伝えてみることです。

人に読書した本の内容を伝えるためには、特定のジャンルの本を一冊読むだけでは足りません。実際には10冊近く読まなければ、本質を掴めないような難しいテーマもあるでしょう。

しかし、家族や友人などの気軽に話せる相手であれば、とにかくアウトプットしてみることが大切です。初めのうちはなかなか上手く伝わらなくても、少しづつ上達するはずです。

アウトプット習慣が身につけば、仕事や勉強の姿勢が積極的となり、実績と周りからの評価も上がるでしょう。

 

読書についての重要性についてもっと深く知りたいとお考えの方は、ぜひ下記で紹介する「バカになるほど、本を読め!」という本を読んでみてください。

本を読むことの重要性や、本を読む習慣のある人がなぜ成功しているのかを理解できるはずです。

『バカになるほど、本を読め!』

 

 

出典:バカになるほど、本を読め! 

神田 昌典 (著)

 

アウトプットする場所がない方には読書会がおすすめ

一人暮らしや会社に入りたての場合には、なかなか身近にアウトプットできる人がいない方も多いことでしょう。そんなときは「オンライン読書会」への参加がおすすめです。

オンライン読書会と聞くと、なんだか賢そうな方の集まりでハードルが高そうと感じる方もおられるでしょう。

しかし、一般的な読書会はそういった専門書を研究する機関ではなく「みんなで楽しく読書しましょう!」という考えがベースにあるため、決して難しく考える必要はありません。

オンライン読書会は、非常にカジュアルでライトな「遊び場」的な集まりです。

ご自分が読んで感銘を受けた本の話をしても良いですし、これから「こんな本が読みたいけどおすすめ本はないですか?」と出会いたい書籍を探すのも全然大丈夫

最近では「本を読まずに参加できる読書会」もあり、参加者がどんどん増加しています

読書会には「読書のファシリテーター(共通目的を達成するためのサポーター)」がついていることもあり、読書が初めてという方でも楽しく参加できます

実際に参加した方の中には「読書って1人でするものではないんだ!」と感銘を受ける方も多いので、興味のある方はぜひ参加してみてください。

オンライン読書会に関する詳しい内容は『オンライン読書会で人と繋がる|イベントの内容や参加するメリットを解説』の記事をご参照ください。

 

 

読書の効果のまとめ

このように、読書によって得た教養と思考力をアウトプットすることで、さまざまな効果が期待できます。

読書によって得られる知識や思考力をアウトプットすることによって、学力や収入が上がるだけでなく、人生観が変わり、自分や大切な人に降りかかる問題や課題をうまく解決できるようにもなるでしょう。

読書には無限の力があります。その力を獲得するために必要なのは、あなたの少しの時間と習慣付けを意識するだけです。近くの図書館に行けば無料でさまざまな本に出会えますし、自由に読める本を書店やWeb上で探すのも楽しいものです。

もしあなたがこの記事を読んで『読書を通じて新しい自分を発見したい』と思ったら、ぜひオンライン読書会に積極的に参加してみましょう。

もしオンライン読書会に関するご質問等がある場合には、いつでもお気軽にアルマ・クリエイションにご相談ください

また今はどうしても読書をする時間がないという方は、下記のメールマガジンから視聴できる動画を、ぜひお受け取りください

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