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読書習慣が身につく7つの方法|年収や学力がアップする読書法を解説

作成者: 水落康稀|2022.11.4

読書習慣のある人とない人では、よく知識や視野の広さが違うと言われます。

また、一般財団法人 出版文化産業振興財団(JPIC)をはじめとする複数の調査では、読書量の多い人は読書をしない人よりも年収が多いという調査結果もでています。

しかし「読書することは良いこと」と分かっていても「子どもの頃から読書が苦手」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、読書が苦手な方に、少し本の読み方や選び方を変えるだけで読書が好きになり、読書習慣が自然と身につく7つの方法を解説します。

読書が好きになる方法は、大人から子どもまで同じです。読書習慣を身につけたいあなたはもちろん、子どもに読書させたい方も、ぜひ参考にしてください

 

読書習慣が身につく7つの方法

ここでは、読書習慣が身につく7つの方法を紹介します。

読書習慣を身につけるポイントは「読書を好きになること」と「読書できる環境を整える」ことです。

これができればあっという間に読書習慣が身につき、いつも本が手放せなくなります

そんな7つの方法を順に解説します。

  • ・自分が興味のあるジャンルの本を読む
  • ・読む順番を意識せず、読みたいページから読む
  • ・面白くないと思った本は読むのをやめる
  • ・自分が好きな作家から読む本を広げていく
  • ・読書に適した環境を整える
  • ・本好きの人と交換読書する
  • ・読んだ本の内容や得た知識をアウトプットする
  •  

それぞれ解説します。

自分が興味のあるジャンルの本を読む

読書を習慣づけるためのポイントは、なんと言っても本を好きになることです。

そのためには、自分が興味のある本を片っ端から読み漁るのが一番近道です。

読む本はなんでも構いません。小説でもエッセイでも良いですし、ビジネス書や絵本でも良いでしょう。

「絵本は漫画と同じだからNG」とお考えの方は間違いで、絵本は情報量が少ない分、子どもは子どもの目線で楽しめますし、大人が読めば大人の視点で想像を膨らませながら読める素晴らしいアイテムです。

まずは書店に出向き、プラプラと自分が興味のありそうな本探しから始めてみましょう。

読む順番を意識せず、読みたいページから読む

本を購入したら、まず几帳面にまえがきから読み始めていく…必要はありません

ただし、あなたが選んだ本が推理小説であった場合は、最後から読まない方が良いでしょう。

しかしビジネス書やエッセイなどのストーリー性の少ない本の場合には、興味のあるところから、または興味のあるところだけ読んでも全く問題ありません

とにかく読んで面白いところだけをピックアップするのも読書の楽しみの1つです。どんどん読んで、どんどん知識をインプットしていきましょう。

面白くないと思った本は読むのをやめる

買った本がどうしても面白くない時は、いったん本棚に寝かしておきましょう。ただ、面白くないからといって売ったり捨てたりする必要はありません。

本棚に寝かしたからといって質の良いワインのように美味しくはなりませんが、不思議と数年後に読み返すとメチャクチャ面白く感じることが多々あります

それは本が面白くなったのではなく、あなたの思考の花が開いたからです。

それまでに読んだ本から得た知識によって、以前面白くないと思った本の内容が理解しやすくなり、楽しく読めるようになります。(たまに過去に面白いと思った本がつまらなく感じるケースもあります)

買ってはみたけど面白くないと感じても、一旦は本棚においておきましょう。

自分が好きな作家から読む本を広げていく

一冊気に入った本が見つかれば、まずはその本を書いた作家の本を横断的に読んでみるのも良い方法です。

同じ作家が書いた本は、文章の書き方や考え方が同じのため、すんなりと読むことができるでしょう。小説などは気に入った作家の本を全て読むと言うファンも多くいます。

これは小説に限らず、ビジネス書でも同じです。もしビジネスを学んで稼ぎたいと言う方は、神田昌典氏の『非常識な成功法則』を読んでみてください。きっと衝撃を受けるはずです。

新装版・非常識な成功法則

▲出典:新装版・非常識な成功法則

著者:神田 昌典
出版社 ‏ : ‎ フォレスト出版
発売日 ‏ : ‎ 2011/10/28

一般的なビジネスの成功本は「幸せはお金で買えない」「謙虚であれ」「出会いを大切に」といった「常識的」な言葉を「成功法則」として紹介しています。

しかし、これから仕事の実力をつけ、成長していこうとするビジネスパーソンにとっては、これらが本当に役に立つ成功法則かといえば疑問です。

お金を考えずに、謙虚に無理な交渉を受け入れ、出会いを大切にしてやりたくない仕事ばかり引き受けて「本当に成功するか?」といえば、答えは「NO」となるはず。

本書の著者である神田昌典氏は、これから「成功者がさらに成長するため」に必要なことが、ここで書かれている「非常識な成功法則」にあることを解説しています。

本書では、神田昌典氏本人が、外務省から米国家電メーカーの日本代表を経て、経営コンサルタントとして成功を収めた「目標の作り方」「潜在意識の活用方法」「セルフイメージを高める方法」が、誰でもすぐできるのに実行している人の少ない成功メカニズムであることを、わかりやすく解説しています。

そしてこれらを解説した上で、さらに成功できるテクニックとして、速読術の「フォトリーディング」などの情報獲得術、相手から「売ってください」と頼まれる殿様営業術などを紹介しています。

この本には、お金に管理されることなく「お金を管理する原則」や、将来に向けた決断を下す方法など、成功を収める上での心構えから、あまり触れられることのない「成功のダークサイド」な部分にまで言及されていています。

そのため、本質を読み間違えると、本当に「非常識な」一冊かもしれません。しかし、本気で営業成績を上げたい方や収入をアップさせたい方、独立や起業を目指している方に、ぜひ読んでいただきたい最初の1冊です。

このように「好きな作家を探してファンになる」のも読書家になる近道の1つです。

読書に適した環境を整える

読書するにあたっては「読書に適した環境を整える」ことも重要なポイントです。

本好きの方の中には、通勤時間を読書に充てる方もいれば、トイレやお風呂が読書に最適と考える方もいるでしょう。

一方で読書が苦手という人は、テレビをつけたリビングで読書をしたり、好きな音楽を聞きながら本を開く「ながら読み(何かをしながら読むこと)」をする人が多いように感じます。

ながら読みが悪いとは言いませんが、実際のところ、かなり読書慣れした方でなければ集中して読書できないでしょう。

読書に慣れるまでは、まず自分が最も集中できる環境を作るところから始めましょう

本好きの人と交換読書する

なかなか自ら進んで読書ができないという方は、身近にいる読書好きの家族や友人、知人とお気に入りの本を借りたり貸し合うのもおすすめです。

本好きの人に面白い本があったら紹介してほしいと言えば、おそらく嬉々として「この本のこんなところが面白かった」や「この本で自分の人生が変わった」など、その本の「読み方」も教えてくれるでしょう。

そして、もし自分が面白い本に出会ったら、その本を自分の大切な人に勧めたくなるはずです。

人に本を勧めたくなれば、もうあなたも読書家の仲間入りです。その時点で、読書習慣は勝手に身についているでしょう。

読んだ本の内容や得た知識をアウトプットする

本を読み終え、何か新しい知識が身についたら、どんどんアウトプットすることをおすすめします。

読書は自分の世界を広げてくれるだけではなく「自分が得た知識を使う」ことも可能です

冒頭で述べたように、読書を習慣としている人は、読書をしない人よりも年収が高い傾向にあります。その理由の1つは、インプットとアウトプットの量が多いことが要因です。

どんどん読んで、得た知識をどんどん使うことが成功への近道です。知識は、溜めるだけでは忘れてしまいますが、使えば身につきます。ガンガン実践していきましょう。

 

初心者にはオンライン読書会がおすすめ

もし自分の周りに読書好きの人がいない方には、オンライン読書会がおすすめです。

オンライン読書会と聞くと、なんだか賢そうな方の集まりでハードルが高そうと感じる方もおられるでしょう。

しかし、一般的な読書会はそういった専門書を研究する機関ではなく「みんなで楽しく読書しましょう!」という考えがベースにあるため、決して難しく考える必要はありません。

オンライン読書会は、非常にカジュアルでライトな「遊び場」的な集まりです。

ご自分が読んで感銘を受けた本の話をしても良いですし、これから「こんな本が読みたいけどおすすめ本はないですか?」と出会いたい書籍を探すのも全然アリな参加方法です。

特に最近は「本を読まずに参加できる読書会」もあり、参加者がどんどん増加しています

基本的に読書会には「読書のファシリテーター(共通目的を達成するためのサポーター)」がついており、極端に言えば、読書嫌いの方でも楽しく参加できます。

実際に「読書って1人でするものではないんだ!」と感銘を受ける方も多いので、興味のある方は、ぜひ参加してみてください。

オンライン読書会に関する詳しい内容は『オンライン読書会で人と繋がる|イベントの内容や参加するメリットを解説』の記事をご参照ください。

 

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読書を習慣化するメリット

読書を習慣化することにより、次の5つのメリットが得られます。

  • ・知識の量が増える
  • ・見識が広がる
  • ・想像力が向上する
  • ・語彙力が増す
  • ・コミュニケーション能力が向上する
  •  

それぞれ解説します。

知識の量が増える

読書が習慣化することで、読んだ本の数だけ知識量が増加します

現代はインターネットの発達により、自分が興味のある情報が簡単に手に入るようになりましたが、その知識は検索結果に紐づいた偏りのある情報となってしまいます。

しかし読書で得られる知識には、その結果にいたるプロセスや根拠が示されているため、より生きた情報としてあなたの頭にインプットされるでしょう。

見識が広がる

読書によって得られるのは「知識」だけではありません。本のジャンルを問わず、読書を重ねることで、あなたの「見識」が広がります

見識が広がることで「ものの見方が変わる」だけでなく、今まであなたが生きてきた「人生や環境を変える力」が身につきます

読書は、あなた自身で人生を豊かにできる「能動的な力」を手に入れることができる、最も合理的な手法の1つです。

もし悩み事や辛いことが起こっても、読書によって知識や見識のある人は、自分で解決できる力があるのです。

想像力が向上する

読書の良いところは、自分で読んだ活字からさまざまなシーンを想像できるところです。

もし仕事や日常生活の中でトラブルが起きたとしても、想像力が豊かな人は、自分に降りかかるであろう危険を事前に予測して回避できる脳内シミュレーションが自然とできるようになります。

その結果、自分の思った通りに物事が進むようになるでしょう。

語彙力が増す

語彙力は、多くの言葉を知り、使いこなせる能力のことをいいます。

この語彙力は、本を読むことでしか習得できないといっても良いほど養うのが難しい能力の1つです。

なぜなら、いくら漢字やことわざなどを学んでも、その言葉を使いこなすことが難しいからです。言葉を使いこなすためには、読書を重ね、文章を読むことで学ばなければ身につきません。

語彙力が増す事で、あなた自身の仕事上の会話や文書の質、他者からの見え方も変わるでしょう。

コミュニケーション能力が向上する

さまざまな読書を重ねることで、作者の気持ちや、その本の登場人物の感情などが自然と分かるようになります。

普段は考える事がないような、他人の考えや、喜び、悲しみ、痛みを理解する事で、人とのコミュニケーション能力は格段に向上します

また読書によって語彙力が増せば、年齢や性別、社会的な地位に関係なく、魅力のある人とコミュニケーションが取れるようになるでしょう。

事実、世の中の成功者の多くが若くしてメンターと出会っているのは、この語彙力とコミュニケーション能力に長けていることが要因の1つです。

 

読書習慣が身につくと年収がアップする?

大袈裟ではなく、読書をすることで、人生は大きく変わります

現代はスマホ1つでさまざまな情報を入手できるため、多くの人が活字ではなく、ユーチューブなどの映像や音声から情報を入手しています。

しかし、動画から得られる情報と活字から頭に入る情報は別物です。脳を活性化させながら想像力を養うためには、目と脳だけを使って活字を読むことが大切です。

なぜなら、映像や音声は勝手に目や耳に入るため、どうしても情報を受動的に受け取ってしまい、想像したり考えたりすることがおざなりになってしまうからです。

しかし、読書は自ら能動的に活字を読むために脳が活性化され、想像力も豊かになります

このような経験と知識が積み重なることで、集中力と知恵がつき、結果として仕事の成果もでやすくなるのです。

実際に世界中の成功者の多くは自分の時間を大切にし、読書を欠かすことがないと言います。ご自分の人生を豊かにするために、ぜひあなたも読書習慣を身につけましょう。

 

読書をする際に注すべきポイント

それでは最後に、読書をする際に気をつけるべきポイントを解説します。

上記の復習となりますが、次の3つに注意しましょう。

  • ・いきなり難しい本を読まないこと
  • ・読みたい本を常に持ち歩くこと
  • ・読みたくないときは無理に読まないこと
  •  

それぞれ解説します。

いきなり難しい本を読まないこと

読書家になりたいと思っていきなり難しい本を読むと、だいたい挫折します

重要なことは、まずは簡単に読み終えられるような、自分の好きな本から始めることです。そしてネットサーフィンをするように、読み終えた本に関連する書籍やその本の巻末にあるおすすめ本などを参考に、少しずつ読書を積み重ねていきましょう。

読みたい本を常に持ち歩くこと

読みたい本は「常に持ち歩く」ことをおすすめします。普段の生活の中では、いつ予想だにしない時間ができるかわかりません。

例えば出張先で電車や飛行機に遅れが出てしまったり、ヘタをすると数日間足止めを食らうこともあるでしょう。そんな時にも本があれば、いつでも読書は可能です。

スマホやタブレット、PCなどは電源が確保できなければ使えませんし、緊急時のためにバッテリーの消耗は避けなければなりません。

私の場合、旅や出張に出かける時は、必ず日程分の本をカバンに忍ばせるようにしています。実際に、何度も余暇を勉強する時間に変える事ができました。ぜひお試しください。

読みたくないときは無理に読まないこと

読書習慣を身につけるためには「毎日スケジュールを立てて絶対に続けることが大切」という方もいますが、実際には睡眠を削ってまで読書する必要はないでしょうし、逆に苦痛となっては本末転倒な気がします。

「読みたくないときは無理に読まない」とは言え、ずっと読みたくないというのも問題があります。そこで、大まかな計画を立ててみるのも良いでしょう。

最初のうちは1ヶ月に1冊、半年後には1ヶ月で3冊など、読書好きの友人やSNSなどで宣言して自分に軽いプレッシャーをかけるのも、読書習慣を身につける良い方法の1つです。

あくまでもご自分のペースで、まずは気楽に始めましょう。あなたがお気に入りの本に出会えれば、自然と読書が習慣化するでしょう。

 

読書習慣が身につく方法のまとめ

このように読書を習慣化することで、自分自身がこれまで気づかなかったさまざまな課題を見つけ、解決に導くヒントを得られます。そして、自分自身の人生を変える大きなきっかけとなるでしょう。

実際に、読書は無限の力を持っています。そして、その力を獲得するために必要なのは、あなたの少しの時間だけなのです。

図書館に行けば無料で本を借りる事ができますし、自由に読める本がある会社も増えています。

そして、あなたが『読書を通じて新しい自分を発見したい』と思ったら、ぜひオンライン読書会に参加してみましょう。

もしオンライン読書会に関するご質問等があれば、いつでもお気軽にアルマ・クリエイションにご相談ください。

 

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