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ビジネスパーソンには読書がおすすめ|必要な能力を身につけるコツを解説

作成者: 水落康稀|2023.10.15

毎日忙しく働いているビジネスパーソンにとっては、なかなか読書をする暇がない!とお嘆きの方が多いかもしれません。しかし、ビジネスパーソンにとって、読書は単なる趣味や暇つぶしではありません。

読書は、ビジネスに必要な能力を身につけるための最良の方法の1つだからです。また読書は、ビジネスに必要な能力を身につけるだけでなく、自分自身の成長や幸せにもつながります。

そのため、時間がないからといって読書をしないのは、自己成長を遅らせることに繋がりかねないのです。

そこで今回は、ビジネスに必要な能力や、読書でその能力を身につけるコツを徹底解説します。自己成長にお悩みの方はもちろん、自社の従業員の教育や育成にお悩みの方も、ぜひ参考にしてください。

ビジネスパーソンに必要な能力とは?

ビジネスパーソンに必要な能力とは、さまざまな分野や状況に対応できる知識や技術、思考力やコミュニケーション力、創造力や柔軟性などの総合的な能力です。

ビジネスパーソンに求められる能力は、業種や職種、役職などによって異なりますが、一般的に以下のような能力が重要とされています。

テクニカルスキル

テクニカルスキルとは、自分の担当する業務を適切に遂行するために必要な専門的な知識や技術のことです。

例えば、営業職なら商品知識や交渉術、企画職なら情報収集や分析力、事務職ならPCスキルや事務処理能力などがこれにあたります。

リテラシー

リテラシーとは、特定の事業や領域に関する専門的な知識やスキルのことです。

例えば、コンピュータースキルや情報リテラシー、マネーリテラシーなどがこれにあたります。

ポータブルスキル

ポータブルスキルとは、所属する会社や部署、時代背景などが変わっても通用する汎用性の高いスキルのことです。

例えば、コミュニケーションスキルや問題解決スキル、プレゼンテーションスキルなどがこれにあたります。

スタンス

スタンスとは、物事に対する姿勢や志向・価値観、人としての生き方・働き方のことです。

例えば、自己分析力や前向きさ、謙虚さやチャレンジ精神などがこれにあたります。

ポテンシャル

ポテンシャルとは潜在力・可能性・将来性のことで、ポテンシャルの高い人材は、仕事で成長するための潜在的知的能力を持った人のことを指します。

例えば、目標設定力や計画力、実行力や創造力などがこれにあたります。

ビジネスパーソンに必要な能力を身につけるための方法

セミナーや研修を受ける

プロの講師から直接教わることで、ビジネススキルやリテラシーなどの知識や技術を効率的に学ぶことができます。また、他の参加者との交流やグループワークなどを通じて、コミュニケーション力やチームワーク力などの対人スキルも向上させることができます。

自己学習を行う

読書やインターネット学習などを活用して、自分の興味や必要性に応じて学習することで、自己分析力や自己管理力などの対自己スキルを養うことができます。

また、自分の強みや弱みを把握し、改善点や目標を設定することで、ポテンシャルやモチベーションも高めることが可能です。

実践的な経験を積む

仕事やプライベートでさまざまな課題に取り組むことで、実際に必要とされるスキルを身につけることができます。また、失敗や反省から学ぶことで、創造力や柔軟性などの対課題スキルを磨くことも可能です。

さらに、新しい分野や役割に挑戦することで、チャレンジ精神や成長意欲が高まるでしょう。

ビジネスパーソンの自己学習に読書をおすすめする理由

上記のように、ビジネスパーソンが必要な能力を身につけるには、まず「自己学習」を行うことが大切です。なぜなら自己学習は、自分に必要な能力を選んで身につけることができるため、時間も費用も最低限に抑えることができるからです。

その中でも、読書はビジネスに必要となるさまざまな能力を身につけるための最良の方法の一つと言えます。

読書をすることで、自分の専門分野だけでなく、他の分野や業界の知識も広げることができます。知識は、ビジネスで競争力を高めるための重要な武器です。読書で得た知識は、新しいアイデアや戦略を生み出したり、問題解決や交渉に役立ったりします。

また、読書によって、論理的かつ批判的に物事を考える力を養うことが可能です。読書をすることで、著者の主張や登場人物の行動に対して自分なりの判断や感想を持ったり、自分と異なる視点や価値観に触れたりします。これらは、ビジネスで多様な状況に対応するために必要な思考力です。

読書は、言葉や文章を使って自分の考えや意見を伝える力を高めるのにも役立ちます。読書をすることで、著者の言葉遣いや文章構成を学んだり、登場人物の感情や性格を理解したりします。これらは、ビジネスで効果的なコミュニケーションやプレゼンテーションを行うために必要な表現力です。

さらに、読書は普段触れることのない想像力や創造力を刺激してくれます。読書では、物語の世界に入り込んだり、自分が登場人物だったらどうするかといった想像をしたりします。これらは、ビジネスで革新的な製品やサービスを開発したり、市場ニーズに応えたりするために必要な創造力なのです。

ビジネスパーソンに必要な能力を読書で身につけるコツ

読解力を身につけるコツ

読解力とは、文章を読んでその内容を理解し、解釈する力のことです。読解力が高いと、情報収集能力やコミュニケーション能力が高まります。

読解力を鍛えるコツとしては、以下のような方法があります。

論理的思考力を鍛える

論理的思考とは、物事を体系的に整理し、矛盾や飛躍のない筋道を立てる思考法のことで。論理的思考を身につけることで、情報を構造的に理解したり、情報の信ぴょう性を読み取ることができます。

思考の癖や思い込みに気づく

自分の主観や先入観に捕らわれずに客観的に情報を捉えることが大切です。そのためには、クリティカルシンキング(批判的思考)という、意識的に自分の考えを批判的に見る思考法を身につけることが有効です。

本を読み、アウトプットする習慣をつける

本を読む際には、自分の言葉で要約したり、感想や考察を書き出したりすることで、内容が定着しやすくなります。また、本から得た知識やアイデアを実際の仕事や生活に応用することも大切です。

語彙力を身につけるコツ

語彙力とは、言葉の意味や使い方を正確に理解し、適切に表現できる力のことです。語彙力が高いと、自分の考えや意見を相手に伝えやすくなりますし、相手の言葉も正しく受け取れます。

語彙力を鍛えるコツとしては、以下のような方法があります。

新しい語彙に触れる

自分が興味のあるジャンルだけでなく、幅広いジャンルの本や記事を読むことで、新しい語彙に触れる機会が増えます。また、辞書や類語辞典なども活用してみましょう。

語彙を使って書く

新しく覚えた語彙は、メモや日記などで使ってみることで記憶に定着させましょう。また、文章作成時には同じ言葉を繰り返さないように意識してみましょう。

語彙を使って話す

新しく覚えた語彙は、実際の会話でも使ってみましょう。相手がわかりやすいように説明したり例えたりすることで、自分の語彙力も向上します。

要約力を身につけるコツ

要約力とは、文章や話の内容を簡潔にまとめる力のことです。要約力が高いと、情報の本質や重要なポイントを見抜くことができますし、相手にもわかりやすく伝えることができます。

要約力を鍛えるコツとしては、以下のような方法があります。

要約の目的や対象者を明確にする

要約する際には、何のために要約するのか、誰に要約するのかを明確にしましょう。それによって、どのような情報を残すべきか、どのような言葉を使うべきかが変わってきます。

要約の枠組みやルールを決める

要約する際には、文字数や段落数などの枠組みやルールを決めておくと、効率的に要約できます。また、要約の順序や構成も考えておくと、読みやすい要約になります。

要約のポイントを押さえる

要約をする際は、以下のようなポイントを押さえておきましょう。

  • ・主題や主張を明確にする
  • ・事実と意見を区別する
  • ・具体例やエピソードを省略しない
  • ・繰り返しや余計な言葉を削る
  •  

以上のように、読書はビジネスパーソンが必要な能力を身につけるための有効な方法です。

ビジネスパーソンが読書で得られるメリット

モチベーションアップにつながる

読書は、成功者のストーリーやビジネスに役立つ知識、成功の秘訣などを学ぶことができます。これらを学ぶことで、自分自身が成功に近づくためのヒントやアイデアを得ることができ、それによってモチベーションが高まることがあります。

今ある悩みを解決できる

読書は、経営戦略やリーダーシップ、マーケティングなど、さまざまなビジネスに関する知識を学ぶことができます。これらの知識を実際のビジネスシーンで応用することで、自分自身の悩みや問題を解決することができます。

視野が広がる

読書は、自分自身のビジネスに役立つ新しいアイデアや視点を得ることができます。また、ビジネスに関する最新のトピックやトレンド、市場動向や競合情報、産業動向などを収集することで、ビジネスにおけるさまざまな側面について理解を深められます。

知識やスキルを身につけられる

読書は、新たな知識やスキルを身につけることができます。新たな知識を習得することで仕事の生産性が上がり、自らの市場価値を高めながら成長し続けることができます。

経験者のノウハウを学べる

読書は、成功した経験者が実践したノウハウや知恵、失敗談や教訓などを学ぶことができます。これらを学ぶことで、自己成長を促すこともできます。

著者との対話ができる

読書は、著者の知識や考え方をじっくりと学ぶことができます。セミナーやスクールに比べて低コストで、著者の主張についてじっくり考えられる手段です。

以上のように、読書はビジネスパーソンにとって多くのメリットをもたらします。しかし、読書だけでは十分ではありません。読んだことを実際に行動に移し、自分自身で考えて実践していくことが大切です。

読書はあくまで手段であり、目的ではないことを理解しましょう。

忙しいビジネスパーソンが読書時間を確保するコツ

速読術を身につける

本を早く読むためには、フォトリーディングや目次読みなどの速読術を身につけることが効果的です。

フォトリーディングとは、本の見開きの端から順に目で追って読み進めるのではなく「全体を俯瞰する」ようにざっと目を通していく手法です。一方、目次読みとは、本から何を学ぼうと思っているのかを明確にしたあとに、自分の読むべき章を読むという方法です。

これらの方法を実践することで、本の全体像や重要なポイントを効率的に把握できます。

アウトプット重視する

読んだ冊数にこだわるのではなく、読んだ内容をアウトプットすることを重視することが大切です。アウトプットすることで、内容が定着しやすくなりますし、自分の考えや意見を形成することもできます。

アウトプットの方法としては、本を汚して読む(疑問点や分からない部分に印をつけたり、ポストイットやページ余白に自分の感想や考察を書いたりする)や、読書ノートをつけるなどの方法があります。

スキマ時間を活用する

通勤時間や出張先での余白時間など、スキマ時間を読書に充てることで、読書時間は大幅に増えます。スキマ時間には、耳で読める音声コンテンツ(オーディオブックや音声要約サービスなど)を活用するのもおすすめです。

スキマ時間には限られた時間しかないので「この時間内にここまで読もう」と自分にリミットをつけることができます。

読む冊数を決めておく

月ごとに「読む冊数」を決めておくことも、読書習慣を根付かせるためには重要な要素です。結果から逆算してスケジューリングすることで、自分のペースで計画的に読書ができるでしょう。

一度時間を測ってみて「月の目標冊数を読むためには○○時間必要」と分かりさえすれば、あとはスキマの時間に当てはめて読み進めることが可能です。

要約サービスを活用する

要約サービスとは、本の内容を短くまとめたものを提供するサービスです。

要約サービスを活用することで、本の全体像や重要なポイントを短時間で把握できます。また、要約サービスを読んだあとに本を読むと、内容理解が深まることもあるでしょう。

要約サービスには、音声で聴けるものや、テキストで読めるものなどがあります。

以上のように、忙しいビジネスパーソンでも読書時間を確保するコツはあります。

読書はビジネスパーソンの成長に欠かせない習慣ですので、読書習慣のない方は、ぜひ少しの時間からでも始めてみましょう。

ビジネスパーソンに読書をおすすめする理由のまとめ

このように、読書はビジネスに役立つ知識やスキルを身につけるだけでなく、モチベーションや視野も広げることができます。そのため、ビジネスパーソンにとって読書は必須の習慣と言えるでしょう。

また、読書をすることで、さまざまな効果が期待できます。そして、読書はお金をかけず、すぐにできる最良の自己啓発です。

あなたは読書にどんな効果を期待していますか?

読書によって得られる知識や思考力をアウトプットすることによって、学力や収入が上がったり、人生観が変わって自分や家族などに降りかかる問題や課題をうまく解決できるようにもなるといったケースもあります。

読書には無限の力があります。その力を獲得するために必要なのは、あなたの少しの時間と習慣付けを意識するだけです。近くの図書館に行けば無料でさまざまな本に出会えますし、自由に読める本を書店やWeb上で探すのも楽しいものです。

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