事務局に1通のメールが届きました。
ある女性雑誌が、読書会特集を行うので、
取材をさせてほしいとのこと。
「おお!! ぜひぜひ〜〜 取材大歓迎です。
せっかくなら、女性の読書会を取材したいですよね?」
ということで、その日のうちに企画したのが
「Life, Work for Women 〜働き続ける女性たちのこれから〜」
というタイトルの、
女性の女性による女性のための読書会でした。
女性リーファシと女性参加者だけで、
女性の働き方、生き方について、
読んで語り合おうという企画です。
リーディング・ファシリテーターは、
2015年最優秀リーディング・ファシリテーターで
やはり女性の酒井美佐さんです。
酒井ファシリテーターは、
年間100回以上の読書会を開催している、
読書会を開催していれば、ハッピーでいてくれる、
とてもありがたい存在でもあります。
翌日の月曜日、社内の全体会議で、「女性だけの読書会を開きます!」
と発表しました。
すると、男性陣からは、ブーイングの嵐。
「なんだよ、それ。」
逆に、女性陣からは、
「ぜひ、参加したいです〜〜」と温かい声。
たまには、女性限定もいいんじゃないんでしょうか?
読書会の告知をしたら、なんと、
たった3日で24名満席キャンセル待ちになりました。
もしかして、世の中から、求められていたのでしょうか?
すごい反響です。
実際に集まってくださった方のほぼ半数は、読書会が初めての方。
「実は、あまり本を読んでいないんです。
でも、事前に読まなくてもいいと聞いたので、参加しました。」
「以前から、参加したいと思っていたのだけれど、
女性限定と聞いて、すぐに申し込みました!」
さて、事務局とリーディング・ファシリテーターは、
どんな本が参加者に喜んでいただけるかなあと、選書。
40冊近く用意しました。
参加者の皆さんは、この本から、どうやって、本を選ぶのでしょう?
「本は早い者勝ちで選んでください。」
というファシリテーターの掛け声で、
本のコーナーに参加者が一斉に集まりました。
バーゲンに慣れている女性は、
こういう時は、決めるのも早いです。
皆さんそれぞれピンときた本を
表紙だけで選び、
どんどん手に取っていきました。
そして、いよいよ、読書会の本番です。
各テーブルにリーディングファシリテーターが座り、
進行をサポートします。
1分、3分、5分と時間制限のあるワークが続く中、
どのテーブルでも真剣に、でも笑いがあふれる楽しい
会話で盛り上がりました。
参加者の方からは、こんな声をいただきました。
「働く女性について、いろいろな方のご意見が聴けて参考になりました。
新しい気づきがあり、今日からさっそく行動にうつせることもありました。」
「今回のチームワークでいろいろな方との会話はとても新鮮でした。
そして、なんだか”しっくりと”何かがかたまった気がします。」
「最近不安だったのですが、未来は明るいと感じられました!」
「読まずに本を楽しめるってとっても素敵でした。」
そして、ここだけの話ですが、
「女性だけというのも気楽でよかったです。」
「女子会はいいな!!」
「やはり女子だけだと安心して話せます」
という感想も。
仕事にがんばっている女性だけで語らう、
働き方と生き方。
皆さんの笑顔をたくさん見ることができ、
企画した甲斐があったなあと、
事務局冥利に尽きます。
10日前には、かげもかたちもなかった読書会です。
台風のように発生し、台風一過の青空で、
開かれた読書会でした。