『カスタマーサクセス』の要約|書籍紹介
タイトル:カスタマーサクセスーサブスクリプション時代に求められる「顧客の成功」10の原則
- 著者:
- ニック・メータ
- ダン・スタインマン
- リンカーン・マーフィー
▲引用:カスタマーサクセス
著者略歴
ニック・メータ Nick Mehta
カスタマーサクセスソフトウェアを提供するゲインサイト(Gainsight)のCEO。適切な人材を集め、顧客、取引先、従業員とその家族の成功のために最良の体制をつくっている。「他人から自分にしてもらいたいことを他人に対してせよ」という黄金律の強い信奉者であり、深い思いやりをもって人と関わっている。
ダン・スタインマン
Dan Steinman ゲインサイトCCO(最高顧客責任者)。ゲインサイトが運営するカスタマーサクセス・ユニバーシティおよび関連する多数のブログの著者であり寄稿記事も多い。カスタマーサクセスの世界のソート・リーダーとして認められている。
リンカーン・マーフィー Lincoln Murphy
カスタマーサクセスを通じて企業の成長を支援するコンサルティング企業、シックスティーン・ベンチャーズの創業者。成長とカスタマーサクセスに関する執筆者であり国際的なスピーカーでもある。
ファシリテーターの感想・おすすめのポイント
「対応」から「伴走」へ
顧客との関係づくりの新常識。
BtoBでも
BtoCでも
成長企業はやっている
「”顧客の成功”が企業の利益になる時代。これからのビジネスの基礎となる考え方と組織のあり方を学べるガイドブック」
目次
訳者まえがき
序文
第1部 カスタマーサクセスの歴史、組織、必要性
第1章
サブスクリプションの津波
カスタマーサクセスの緊急性が急に高まった理由
カスタマーサクセスの誕生
心理ロイヤルティと行動のロイヤルティ
サービスとしてのソフトウェア(SaaS)の誕生
第2章
カスタマーサクセス戦略
新たな組織と従来のビジネスモデルとを比較する
なぜカスタマーサクセスは重要なのか
カスタマーサクセスではないもの
カスタマーサクセスはカスタマーサポートではない
カスタマーサクセスとは
カスタマーサクセスの対部署に対する影響
第3章
提起収益型でないビジネスにおけるカスタマーサクセス
サブスクリプションはソフトウェアや雑誌だけのものか
カスタマーサクセスの提供方法
第2部 カスタマーサクセスの10原則
第4章
カスタマーサクセスの実践
第5章
原則①正しい顧客に販売しよう
正しい顧客を見分ける方法
著者による補足説明
第6章
原則②顧客ベンダーは何もしなければ離れる
金銭的リターンや事業価値が得られない
実装が遅れたり完全にとまったりしている
プロジェクトスポンサーやパワーユーザーがいなくなる
製品定着率が低い
別のソリューションを利用している会社に買収された
製品の機能が足りない
新たなトップが方向性や戦略を変えつつある
品質の低さや性能の問題に影響されている
製品が自社にとって適切な解決策でないことがわかった
人的要因
著者による補足説明
第7章
原則③顧客が期待しているのは大成功だ
顧客が第星刻するのを支援するには、
まず何が顧客にとっての成功なのかを理解しなければならない
投資利益率は概念ではなく、方程式だ
定期的に進捗を確認しよう
成功は目的地ではなく、旅路だ
理論上は理論と現実の間に差はないが、現実には差がある
著者による補足説明
第8章
原則④絶えずカスタマーヘルスを把握・管理する
カスタマーヘルス
管理する
把握する
絶えず取り組む
著者による補足説明
第9章
原則⑤ロイヤルティの構築に、もう個人間の関係はいらない
自社の事業内容に合った指標で顧客をセグメント化する
セグメントごとに顧客カバレッジモデルを決める
カバレッジモデルに基づき顧客とのやり取りの指針を作る
顧客とやり取りする頻度を決める
強固なロイヤルコミュニティを構築して顧客同士を結び付ける
顧客のフィードバックループを作る
著者による補足説明
第10章
原則⑥本当に拡張可能な差別化要因は製品だけだ
著者による補足説明
第11章
原則⑦対ムトゥバリューの向上にとことん取り組もう
具体的な成功の指標を固める
早い段階での価値達成に向けて何度も取り組む
すぐに調整する
著者による補足説明
第12章
原則⑧顧客の指標を深く理解する
著者による補足説明
第13章
原則⓽ハードデータの指標でカスタマーサクセスを進める
顧客とユーザーの行動
カスタマー策セルマネージャー(CSM)の活動
事業の成果
著者による補足説明
第14章
原則⑩トップダウン会社レベルで取り組む
(本物の)カスタマーサクセスとは何か
なぜカスタマーサクセスは避けて通れないのか
カスタマーサクセスはどのように価値をもたらすのか
著者による補足説明
第15章
再考顧客責任者(CCO)の登場
クラウド以前のCCO
新たなCCO
専門サービス
トレーニング
カスタマーサポート
実装またはオンボーディング
カスタマーサクセス
営業
マーケティング
営業コンサルティング
第16章
カスタマーサクセスのテクノロジー
膨大な顧客情報
カスタマーサクセス管理の時間を最適化する
顧客とのやり取りからもっと多くの情報を得る
拡張性を持たせる
協働、コミュニケーション、可視化の向上
チームマネジメントの質を高める
第17章
未来はどうなっていくのか
カスタマー・エコノミー
現在の理想的なカスタマーサクセス
スターバックスとカスタマーサクセス
本書の要点
現代のビジネスにおいて
「カスタマーサクセス」はバズワードだ。
どの顧客もカスタマーサクセスを期待しているし、どの企業もそれを提供することを目指している。
しかし、カスタマーサクセスを達成したかどうかを決めるのは誰か。
本当に顧客を重視している会社なら、その答えは簡単だ。
最終的に決めるのは、顧客である。
クラウド時代には本当の意味で顧客第一主義への移行が求められてきたが、
顧客満足とカスタマーサクセスは必ずしも同義ではない。
サブスクリムションモデルにおいては、
企業は常に顧客が勝利するよう働きかけなければいけない。
うまくいっている企業では1日も欠かさず顧客の成功を目指している。
しかし、成功は標準化できるものではない。そのことを理解している企業が最大の報酬を得られる。
本書は、カスタマーサクセスを日々の業務に導入したい会社にとって、取り掛かりから成功までが盛り込まれた素晴らしいガイドブックである。
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