『ビジョナリー・カンパニーZERO』の要約|書籍紹介
タイトル:ビジョナリー・カンパニーZERO-ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる
著者:ジム・コリンズ (著)ビル・ラジアー (著)
▲引用:ビジョナリー・カンパニーZERO
著者略歴
著者のジム・コリンズ(Jim Collins)氏は、米コロラド州ボールダーの研究ラボを拠点に四半世紀以上にわたって偉大な企業を研究し、経営者から絶大な支持を集めています。2017年には、フォーブス誌の『現代の経営学者100人』にも選出されました。
ビル・ラジアー(Bill Lazier)氏は、ブリストル・インベストメント・カンパニー創業者兼元会長です。スタンフォード大学経営大学院で中小企業経営や不動産マネジメントを教え、のちに同法科大学院で初代ナンシー&チャールズ・マンガー記念経営学教授に就任。母校グリンネル大学理事長をはじめ、数多くの社会事業の運営に参画。2004年死去
ファシリテーターの感想・おすすめのポイント
世界1000万部超ベストセラーシリーズ『ビジョナリー・カンパニー』の原点で最新刊!
本書『ビジョナリー・カンパニーZERO』は、『ビジョナリー・カンパニー』シリーズが発行される前の1992年にジム・コリンズが記し、日本語訳されずにいた名著『Beyond Entrepreneurship』の改訂版。まさに、ビジョナリー・カンパニーの原点だ。
目次
序章 なぜ今、本書を出版するのか
第1章 ビルと私の物語
- 素晴らしいメンターの「人生の教え」
- 与えたい気持ちにフタをするな
- 後戻りできないジャンプのタイミングを見きわめる
- 信頼という賭けに出る
- 人間関係を育み、人生を有意義にする
- 価値観から始まり、常に価値観に立ち戻る
- ワッフルにはアバターを乗せる
第2章 最高の人材がいなければ最高のビジョンに意味はない
- 一番重要な指標追跡する
- 「育成」から「交代」に転換するタイミング
- 社員の成長して欲しければ、まず自分が成長する
- 「幸運な出会い」を活かす
- 自分のキャリアではなく部隊に集中し、部下を大切にせよ
- 採用の逆回転で成長マシンを作る
- 金銭的インセンティブが必要なのは採用が間違っているから
- 頼り合う文化をつくる
第3章 リーダーシップ・スタイル
- 乗数効果
- さまざまなスタイル
- 効果的なリーダーシップ
- 機能+スタイル
- そもそも「リーダーシップ」とは何
- リーダーシップ・スタイルの7つの要素
- あなたの大義は何か
- 優れた意思決定、正しい時間軸
- エンパワーメントと無関心を混同しない
第4章 ビジョン
- 偉大な企業にビジョンが不可欠
- 4つの偉大な事例
- ビジョンのメリット
- ビジョンのフレームワーク
- ピジョンの構成要素1 コアバリューと理念
- ピジョンの構成要素2 パーパス
- ピジョンの構成要素3 ミッション
- どこもかしこも「BHAG」
- 「やり遂げたぞ」シンドロームに注意
- 新社屋のリスク
- すべての要素をまとめる
- 生き生きと魅力的に描写する
- すべてをまとめる
- 明確さと共有
- ビジョンはカリスマ的ビジョナリーだけのものではない
第5章 成功は諦めない者に訪れる
第6章 偉大な企業をつくるための「地図」
- 第1段階 規律ある人材
- 第2段階 規律ある思考
- 第3段階 規律ある行動
- 第4段階 永続する組織
- 地図をたどった先にあるもの
第7章 戦略
- 戦略とは
- 戦略の要諦
- 戦略的判断を下す
- 多くの中小企業が直面する4つの重要な戦略的問題
- 価格をコントロールできないなら、コストをコントロールする
第8章 イノベーション
第9章 卓越した戦術の遂行
本書の要点
- 第1章 ビルと私の物語
- 第2章 最高の人材がいなければ最高のビジョンに意味はない
- 第3章 リーダーシップ・スタイル
- 第4章 ビジョン
- 第5章 成功は諦めない者に訪れる
- 第6章 偉大な企業をつくるための「地図」
- 第7章 戦略
- 第8章 イノベーション
第9章 卓越した戦術の遂行
要約
『ビヨンド・アントレトレナーシップ』はスタンフォード大学経営大学院での講義をもとにした本だ。 永続性のある偉大な企業(グレートカンパニー)を目指すスタートアップや中小企業のリーダーのために、ロードマップを示すことが目的だった。
ではなぜ『ビヨンド・アントレトレナーシップ』を再び出版することにしたのか。
私は今でも起業家やスタートアップ、中小企業のリーダーに強い関心があるからだ。
「ビジョナリー・カンパニー」シリーズで、大企業を研究した著書のほうに馴染みのある読者は意外に思うかもしれない。
しかし、その大企業は、かつては小さなスタートアップ企業だった。
「アーリーステージ」企業の中から偉大で継続的な存在に進化するところが出てくるのはなぜなのか。
他社との違いはどこにあるのか。
私の興味の中心は常にそこにあった。
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