勉強や仕事に集中できないとお悩みの方も多いはず。やるべきことがあるのに、ついついスマホを見たり、SNSをチェックしたり、他のことに気が散ってしまうことはありませんか?もしそうなら、あなたには「やる気」が足りないのかもしれません。
やる気とは、自分の目標や興味に基づいて、積極的に行動する気持ちのことです。やる気があれば、勉強や仕事が楽しくなり、効率も上がります。
しかし、やる気がいつもあるとは限りません。特に、社会人になると、自分のやりたいこととは違う仕事をしなければならないことも多く、やる気が出ないこともあるでしょう。
そんなとき、どうすればやる気を出せるのでしょうか?
実は、やる気は自分で作り出すことが可能です。そして、それにはいくつかのコツがあります。
そこで今回は、勉強や仕事に身が入らない社会人の方必見の、嫌でもやる気が出る方法を解説します。なかなかやる気が出ないとお悩みのある方は、ぜひ参考にしてください。
平成28年の総務省における社会生活基本調査によると、社会人の勉強時間の平均は、約6分しかありません。しかし、この数字は、95%以上の社会人が勉強時間をゼロと回答しているため、極端に低くなっているのが現実です。そのため、実際に勉強している社会人の平均勉強時間は、約160分とも言われています。
また、社会人の勉強時間は、性別や年収、業界などによっても違いがあります。
例えば、女性の方が男性よりも勉強時間が長い傾向があり、年収が高い人ほど勉強に時間を使っているのが現実です。さらに、デジタルトランスフォーメーション(DX)や業務のデジタル化を目的に、教育/リスキリングの取り組みが活発になっている業界も目立ち始めています。
社会人の勉強の動機は、仕事で必要になることや、キャリアアップや年収アップを狙うことなどが多いようです。しかし、社会人になって学習したことがなく、これからも学びたいと思わない「なんで学ぶの層」も約4割存在していると言われています。この層にいる人は、仕事や働き方への意欲が低い人が多いと考えられます。
社会人が勉強する目的はさまざまですが、一般的には以下のようなものが挙げられます。
それぞれ解説します。
自分のスキルや知識を向上させることで、仕事の効率や品質を高めたり、キャリアや収入をアップさせたりできます。
自分の興味や関心の範囲を広げることで、人生の選択肢や可能性を増やしたり、新しい世界や発見を楽しんだりできます。
自分の能力や成果を確認することで、自信や満足感や幸福感を得たり、自己肯定感や自尊心を高めたりできます。
自分の専門性や信頼性を高めることで、周囲からの尊敬や信頼を得たり、自分の意見や提案に対する説得力や影響力を高めたりできます。
社会人が勉強することは、自分の成長や充実につながるだけでなく、社会や人々にも貢献できることです。
社会人が勉強するメリットはさまざまですが、主に以下のようなものが挙げられます。
それぞれ解説します。
社会人が勉強することで、自分の仕事に関するスキルや知識を深めたり、新しいスキルや知識を身につけたりできます。これにより、仕事の効率や品質を高めることが可能です。
また、自分のスキルや知識をアピールすることで、キャリアや収入をアップさせることもできます。例えば、資格や認定を取得することで、自分の専門性や能力を証明したり、昇進や転職のチャンスを増やしたりすることです。
社会人が勉強することで、自分の興味や関心の範囲を広げることができます。これにより、人生の選択肢や可能性を増やすことが可能です。例えば、趣味や趣向に関する勉強をすることで、自分の好きなことや楽しいことを見つけたり、新しい世界や発見を楽しんだりできるでしょう。
また、社会や世界に関する勉強をすることで、自分の視野や知見を広げたり、多様な価値観や文化に触れたりできるのもメリットです。
社会人が勉強することで、自分の能力や成果を確認することができます。これにより、自信や満足感や幸福感を得ることが可能です。例えば、勉強の成果を試験や実践で示すことで、自分の努力や成長を実感したり、達成感や誇りを感じたりできることです。
また、勉強の過程で自分の強みや弱みを知ることで、自己肯定感や自尊心を高めたり、自分の長所や短所を受け入れたりすることもできるようになるでしょう。
社会人が勉強することで、自分の専門性や信頼性を高めることができます。これにより、周囲からの尊敬や信頼を得ることが可能です。例えば、最新の情報や知識を勉強することで、自分の分野や業界における競争力や優位性を保ったり、先進的なアイデアや提案を出したりできることです。
また、他の分野や業界に関する勉強をすることで、自分の知識や経験を横断的に活用したり、異分野や異業種とのコラボレーションやコミュニケーションを円滑にしたりできます。
上記の他にも、社会人が勉強するメリットは多数あります。例えば、毎日が充実することや、出会いがあること、モテることなどです。
それでは次に、勉強や仕事に身が入らない社会人がやる気を起こす勉強方法を紹介します。
まず、勉強のやる気が出ない原因を見つけることが大切です。原因によって対処法が異なります。一般的な原因としては、以下のようなものがあります。
それぞれの原因に対する対処法は、以下のようになります。
集中力を切らす要因が周囲にある場合は、集中力を切らす要因を取り除くことが重要です。
例えば、SNSやアプリの通知をオフにしたり、テレビや動画を消したり、スマホ・漫画・ゲームなどを手の届かないところに置いたりしましょう。
勉強の準備や環境作りが不十分な場合は、適切な環境を作ることが重要です。
例えば、勉強に必要なものを事前に用意したり、空調や照明を調整したり、静かで快適な場所を選んだりしましょう。
勉強する時間帯や休憩時間が不適切な場合は、勉強に最適な時間帯を見つけることが重要です。そこで、自分の体調や生活リズムに合わせて、集中力が高いと感じる時間帯を見つけましょう。また、勉強内容によっても時間帯を変えると効果的です。
例えば、暗記や理解が必要なものは朝や昼間に、練習や復習が必要なものは夕方や夜に行うと良いでしょう。
能力以上の難易度や量をこなすためには、まず自分に合う難易度と量で取り組むしかありません。なぜなら、自分の能力以上の実力を勉強で発揮することは、現実的に不可能だからです。そこで、自分の実力に適した教材や問題集を選んだり、日々の勉強量を計画的に決めたりしましょう。
無理をしすぎると、ストレスや挫折感が溜まるだけです。逆に簡単すぎると飽きやすくなるため、自分にぴったりのレベルや、少しづつ難易度を上げていけるように計画することが大切です。
完璧を求め過ぎる場合は、中途半端でも良いので、まず「やる」ことを徹底しましょう。
完璧を求め過ぎると、勉強に取りかかるのが億劫になったり、途中で投げ出したりする可能性があります。そうならないためには、中途半端でも「やる」ことを徹底することです。
例えば、教材を全部読むのではなく、1章だけ読むとか、問題を全部解くのではなく、1問だけ解くとか、勉強時間を決めるのではなく、1分だけ勉強するとか、小さな目標を設定して、それを達成することに集中しましょう。
そうすることで徐々にやる気が出てきて、自然と勉強時間が延びたり、難易度が上がったりするはずです。
成長を実感する機会が少ない場合は、成長を可視化することが重要です。勉強の成果を目に見える形で確認することで、自信や満足感を得ることができます。
例えば、勉強した内容をまとめたり、過去問や模試を解いたり、勉強時間や正解率を記録したりしましょう。
自分の成長を実感することで、やる気が維持されます。
勉強する理由があいまいな場合は、勉強する理由を明確にすることが重要です。勉強する目的や意義をはっきりさせることで、モチベーションが高まります。
例えば、資格取得や転職などの具体的なゴールを設定したり、自分の興味や関心に沿った勉強を選んだり、勉強することで得られるメリットをイメージしたりしましょう。
勉強する理由があいまいだと、やる気が出にくくなります。
「サボる→自己嫌悪」の悪循環に陥った場合には、加点方式で自分をほめましょう。
勉強をサボってしまったときに自分を責めたり罰したりするのではなく、勉強をしたときに自分をほめたりご褒美をあげるのが効果的です。
例えば、勉強をしたら好きな食べ物を食べたり、好きな映画を見たり、好きな人に連絡したりしましょう。
自分に対してポジティブな感情を持つことで、やる気が出やすくなります。
眠気に勝てない時は、眠気の原因と対策を考えましょう。
眠気の原因は、睡眠不足や食事の影響などが考えられます。もし、睡眠不足の場合には、勉強前に昼寝をしたり、勉強後に早めに寝たりしましょう。一方、食事の影響の場合は、食後にコーヒーや紅茶を飲んだり、甘いものや油っこいものを控えることも大切です。
また、眠気を覚ます方法としては、水分補給やストレッチ、散歩などが効果的です。
勉強に適した時間帯は、個人の生活リズムや体調によって異なりますが、一般的には、脳が活性化しやすい朝や、記憶に定着しやすい夜がおすすめです。
朝は、理系科目などの思考力や集中力が必要な科目を勉強するのが効果的です。一方、夜は暗記系の科目や、記憶として定着させたい分野の復習に取り組むとよいでしょう。
ただし、夜遅くまで勉強すると、睡眠不足になり、翌日の勉強の効率を下げてしまう可能性があります。そこで、質の高い睡眠を十分に取ることを優先しましょう。
次に、勉強に適した場所は、静かで快適な環境が理想ですが、社会人の場合は、自宅や職場以外にも、図書館やカフェなどの公共のスペースを利用することもできます。
自宅で勉強する場合は、部屋の温度や照明、机や椅子の高さなどを調整して、集中できる状態にすることが重要です。一方、職場で勉強する場合は、昼休みや残業後などの時間を有効に活用するのがおすすめです。ただし、仕事と勉強の切り替えが難しい場合や、周囲の人の目が気になる場合は、別の場所を探したほうがよいでしょう。
図書館やカフェで勉強する場合は、ネット環境や電源の有無、営業時間や混雑状況などを事前に確認しておく必要があります。また、周囲の人に迷惑をかけないように、音の出る機器や飲食物の持ち込みは控えるようにしましょう。
以下では、社会人におすすめの勉強のジャンルや種類について解説します。
語学を勉強することで、キャリアアップや世界の最新情報をキャッチしたり、世界中の人と交流したりできます。英語や中国語などは、世界で話されている人が多い言語なので、特におすすめです。
ファイナンスを勉強することで、お金の知識や資産運用のスキルを身につけたり、投資や起業に役立つ知識を得たりできます。FPや証券アナリストなどの資格も、ファイナンスの勉強に役立ちます。
さまざまな資格に関する勉強をすることで、自分の専門性や信頼性を高めたり、収入アップや転職に有利になったりできます。データサイエンスやマーケティング、プログラミングなどは、仕事に直結する資格が多いため、特におすすめです。
興味のあることを勉強することで、自己成長や自信を得たり、趣味や教養を楽しんだりできます。歴史や美術、科学、語学など、教養を身につける勉強もおすすめです。
独立・開業を目指す場合は、ビジネスプランやマネジメント、法律などの勉強が必要です。また、自分の得意な分野やサービスを提供できるように、スキルや知識を磨くことも大切です。
このように、社会人が勉強するメリットにはさまざまなものがあり、その効果は一言ではいえないほど大きなものがあります。
ただし、勉強には慣れが必要で、普段から勉強する習慣のない方には、苦痛が伴うかもしれません。そこで、ご自身にあう、モチベーションを高める理由を考えるのが最も効果的な方法と言えるでしょう。
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