読書は良いと分かっていても、なかなか1冊を読み終えることができない。そんな悩みを持つ方も多いはず。それは、読書のメリットや、効果的な本の読み方を理解していないからです。
読書の面白さと大切さを知れば、あっという間に数百冊の本を読破できるどころか、本を読まずにはいられなくなります。実際に世の中には、そんな「活字中毒者」が多数存在し、その多くが「成功者」として人生を謳歌しています。
今回は、そんな読書によって得られる23のメリットを紹介し、効果的な読書のコツを徹底解説します。
読書を始めるのに年齢は関係ありません。老若男女を問わず、人生を豊かにしたい方や、人生の成功を収めたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
読書から得られるもの
読書から得られるものには、大きく分けて5つあります。
- ①読書が人生を豊かにする
- ②読書で収入や学力が向上する
- ③読書で健康になる
- ④読書で人間関係がよくなる
- ⑤読書で幅広い知識が得られる
そしてこの5つの中には主に23ものメリットがあり、誰もが読書をするだけで得られるかけがえのない宝物です。
以下でそれぞれ詳しく紹介しますので、ぜひ参考にして、あなたもどんどん読書しましょう。
①読書が人生を豊かにする
読書することで、あなたが普段の生活では体験できないことを、容易に疑似体験させてくれます。
例えば、あなたが行ったことのない国や地域の本を読むことで、さまざまな国の文化や自然などを知ることができます。そして気に入った地域へ旅行したり、留学したりする足がかりとなるでしょう。
読書によって人生を豊かにできるのは、本がもたらす最大のメリットです。その内容を以下で詳しく紹介します。
1.人間性を育み成長できる
読書をすることで、さまざまな角度から自分の人生や考え方を客観的に見つめ直すことができ、年齢や経験に関係なく人間性や人格の構築に良い影響を及ぼします。
そのためには、できるだけ幅広いジャンルの本を読み、自分にあてはめてみるといった柔軟な思考を養うことも重要です。小説やビジネス書、心理学や哲学など、自分の好きな本を中心にたくさんの本を読むことをおすすめします。
2.自分の夢を叶える力がつく
読書をすることでさまざまな知識を得られるようになると、読書をしない人よりも、世界を見る視野が格段に広がります。
視野が広がることで、自分が目指す人や場所などが増え、こんな人生を歩みたいという夢も膨らむでしょう。そして読書で膨らんだ夢を実現するためにも、読書からの学びが必須となります。
多くの本を読んで、より多くの知識と知恵をつけることにより、あなたの夢は実現可能となるのです。
3.自分に自信がつく
読書を重ねることで、あなたは読書をしない人と比較にならない程の知識と知恵を手に入れることができます。
もし会社や学校で嫌がらせやいじめを受けるようなことがあれば、そこから抜け出る方法を身につけることも十分に可能です。
嫌な人と関わりたくない時でも、心に余裕を持てるだけの知識や知恵があれば簡単に脱出できますし、そもそもトラブルに巻き込まれる機会も格段に減らすことができます。
4.自分が目指す成功者の思考や行動を学べる
読書をすることで、さまざまな成功者の思考や行動を学ぶことができます。
成功者とは、他者に依存せず、自分の意思で思いのままに生きることができる強い意思のある人間です。実際に成功者と呼ばれるさまざまな人の自伝や伝記を読むことで、自分自身の生き方を見直し、成功者へ近づくことができるでしょう。
5.自分の生き方を具体化できる
読書によって得られた知識や知恵により、自分のこれからの生き方を大きく変えることができます。
多くの人が自分を変えたいと思っていても「何をすればよいかわからない」や「なかなか一歩を踏み出せない」など、行動に移せなくて悩んでいるのが現実です。
しかし読書を重ねるうちに、必ず自分にとってのバイブルが見つかり、行動せずにいられなくなります。
このようにして、自分の生き方を具体化することで、幸福な人生を手にすることができるでしょう。
6.一生の趣味を持てる
読書は一生の趣味となり、あなたの人生を豊かにしてくれます。
初めのうちは「ただ面白いから読む」といった読書から、もっと知りたい、そして行動したいに変わってきます。
読書によってこれまでの人生観が変わり、あなた自身がさまざまな依存から抜け出すことができるでしょう。
7.自分の視野が無限大に広がる
読書によって視野が無限大に広がります。普段の生活で目にすることや、行動できる範囲は非常に狭いものです。
しかし、読書をすることで、これまで自分の視野や行動範囲が如何に狭かったかに気付けるでしょう。
読書によって得られる視野は、目に見えるものや行動範囲だけに囚われません。ものの考え方や自分以外の人の考え方、政治や経済など、全ての見え方が変化します。
それらの全てが、これからのあなたの人生に良い影響を与えることは、いうまでもないでしょう。
8.さまざまな価値観を他者と共有できる
読書で得られた知識を他者と共有することで、さまざまな人と価値観を共有でき、自分の人格や人脈を形成できます。
人間は一人で生きていくことは不可能と言っても過言ではありませんが、逆に人間関係によって人生をダメにしてしまうケースも少なくありません。
そこで、しっかりとした知識と知恵を身につけ、自らの知見を広げることが大切です。
②読書で成功者になれる
読書をすることによって成功できる。それは、さまざまな力が身につき、成功者になるための知識や力が身につくからです。
事実、世界中で活躍する成功者の多くが読書家であることは、一般財団法人 出版文化産業振興財団（JPIC）をはじめとする世界中の研究機関によって明らかとなっています。
この章では、誰もが知りたい「読書で成功者になれる理由」を紹介します。
9.収入が増えてお金持ちになれる
読書によって収入が上がる理由は、知識と深い教養が身につくだけでなく、PCやスマホではまかなえない思考力が身につくからです。
仕事をするにあたっては、専門的な知識や技術、さらに取引先や職場の仲間との良好な関係を築くための教養も必要となります。
そして社会人として収入を上げるためには、ライバルとなる同僚や競合他社の人材よりも、あなた自身が仕事のできる人材にならなければなりません。
そこで最も大事なことが「思考力」です。仕事では、さまざまな問題やトラブルに対して「なぜそうなるのか？」という仮説を立て、多くの課題や問題を解決に導く思考力が求められます。
そして、この「思考力」を持つ人材は、、どんな時でも職に困ることはありません。また、自ら起業しても成功する確率が高いといえるでしょう。
10.子どもの成績が伸びる
読書によって学力が上がる理由は、知識が圧倒的に増えることだけではありません。読書をすると想像力が身につき、教科の種類に関わらず、知識を立体的に覚えることができます。
インターネットが発達したことにより、今の子どもには、自分で物事を考えたり、判断する機会が昔よりも減っています。そして教える側の教師も、知識量ばかりを重視する傾向から抜け出せていないのが現状です。
そこで現代は、子どもから大人まで、読書によって多くの知識と考える力を自ら養わなければならないのです。
11.失敗を回避できる論理的思考が身につく
読書をすることで論理的な思考が養われます。
例えば「九九を覚える」ことは、ただ掛け算の結果（答え）を暗記するだけで、なぜそうなるかを考えません。ネットでググるのも同じで、ただ結果をすぐに知ることができる便利さはあるものの、論理的に考える思考が身につかない欠点があります。
しかし本を読むことで、さまざまな問題の結果に至るプロセスや考え方について詳しく学び、自らの思考を養うことができます。
このような論理的な思考により、あなたに起こりうる問題や課題に対する失敗やトラブルを回避できるのです。
12.失敗の原因を分析して次の成功へ導ける
失敗を回避できる論理的思考が身についていても、さらに多くの困難や失敗が起こりうるのが人生です。いくら万全の対策をしていても災害が起きれば逃げられませんし、ビジネス環境が急変して事業が失敗するかもしれません。
しかし、読書によって論理的思考や分析力が身についていれば、どれだけ大きな失敗をしても必ず這い上がれます。
失敗の原因を冷静に分析し、次への成功へ導ける知識と知恵を、読書によって身につけておくことが大切です。
13.新しいアイデアが生まれやすくなる
読書をすることで、さまざまな知識を得られるだけではなく、新しいアイデアを生み出す発想や知恵を身につけることも可能です。
より幅広いジャンルの本を読むことで、いろいろな角度から物事を分析し、新しい発見ができる可能性が高まります。
読書をする際は、知識や見識に偏りが出ないように、できるだけ幅広いジャンルの本を読むように心がけましょう。読む本の幅を広げる効果的な方法としては、後で紹介する「読書会」への参加がおすすめです。
③読書で健康になる
読書で健康になる？逆に目が悪くなるんじゃない？？と感じる方がいるかもしれませんし、健康になるための本を読めば良いの？と考える方もいるでしょう。しかし、両方とも違います。
読書をすることで健康になるのは、思考や行動が変わり、身も心も健康状態になるからです。その理由について、以下で詳しく解説します。
14.ストレス解消の効果がある
読書には、ストレスを解消する効果があります。また、悩みや問題を解決できる思考力が身につき、悩み事の根本を解消できるケースも少なくありません。
もちろん、読書によって現実逃避できるのも「ストレス発散」に役立つ1つの手段ではありますが、もっと深い意味で「読書によるストレス解消」ができるのです。
15.健康寿命が伸びる
読書によって健康寿命が伸びるのも、本を読むことの魅力の1つです。
読書をすることで常に脳を活性化するため、認知症予防やストレス解消、記憶力の向上、よく眠れるなど、さまざまな良い影響があります。
16.課題や問題を解決に導ける
課題や問題を解決できる点においては、健康だけでなく、仕事や人間関係においても役立つ効果です。
しかし、健康が何よりも大事という面では、全ての問題や課題解決が健康に直結するといえるでしょう。
読書によって得られた知識や思考力により、あなたの重大な課題や問題を解決し、健康的な生活を手に入れましょう。
④読書で人間関係がよくなる
読書によって豊富な知識を獲得し、柔軟な思考力のある方は、それだけで魅力のあふれる人間として尊敬されるでしょう。
また、読書によって人間関係が良くなるのは、人を見分ける能力が身につくことも理由の1つです。
17.語彙力が増える
語彙力は、多くの言葉を知り、使いこなす能力をいいます。
この語彙力は、本を読むことでしか習得できないといっても良いほど養うのが難しい能力の1つです。なぜなら、いくらことわざや故事成語などの難しい言葉を学んでも、その言葉を使いこなすことが難しいからです。
自分の脳にインプットした言葉を使いこなすためには、読書を重ね、文章を読むことで学ばなければ身につきません。語彙力が増す事で、あなた自身の仕事上の会話や文書の質、他者からの見られ方も変わることでしょう。
18.コミュニケーション能力が向上する
さまざまなジャンルの本を読むことで、本の作者の気持ちや、その本の登場人物の感情などが自然と分かるようになります。普段は考える事がないような、他人の考えや、喜び、悲しみ、痛みを理解する事で、他者とのコミュニケーション能力が格段に向上します。
またさまざまな人の思考や行動について客観視できる能力を身につけることで、人にとって良い影響がある人か、悪い影響を与える人なのかを見分けられるようになるでしょう。
19.年齢や性別を問わずに人と繋がれる
読書によって語彙力やコミュニケーション能力が増すことで、年齢や性別、社会的な地位に関係なく、ステイタスの高い魅力ある人とのコミュニケーションが無理なく取れるようになります。
広い年代の方との繋がりは、自分の世界観を広げたり、収入や健康寿命を伸ばす上でも非常に大切です。
実際に世界中の成功者の多くが、若くして人生のメンターと出会っているのは、この語彙力とコミュニケーション能力に長けていることが要因の1つにあるといえるでしょう。
20.他者から信頼される人間になる
豊富な知識と幅広い知見、深い思考力のある人は、非常に魅力のある人として周囲から信頼され、尊敬を集めることができるでしょう。
そのような人には、いつも周りに良い影響のある人が集まり、悪い影響を与える人が寄り付かなくなります。そしてどんどん良い循環が生まれ、あなたの地位や収入が向上するのが、読書の最大の利点です。
⑤読書で幅広い知識が得られる
読書によって幅広い知識が身につくことは容易に想像できますが、以下では、そのメリットについて紹介します。
21.専門知識が身につく
読書によって専門的な知識が身につきます。インターネットやテレビなどから得られる知識については、比較的浅い紹介しかされません。
それは、ページの見やすさや時間などの「枠」があるからです。実際に物事を深く知るためには専門書を何度も読み返したり、別の本を読んで異なった視点から物事を眺めることが不可欠です。
このように、本当に生きた知識を得るためには、読書が最も優れた学習方法といえるでしょう。
22.雑学が身につく
読書によって得られる知識には、専門的な知識はもちろん、一見すると役に立たないような雑学も身につきます。しかし、一般的に知識が豊富で魅力のある人は、雑学博士と呼ばれている人の方が多いように思います。
雑学はいざという時に役立ち、いつでも会話を盛り上げ、コミュニケーションが上手に取れる最高の知識なのです。
23.記憶力が向上する
専門知識や雑学を身につけることでその知識を使う場面が多くなると、インプットとアウトプットが繰り返されて脳が活性化し、記憶力が向上します。
記憶力の向上は、学力や仕事にも影響し、最終的には認知症の予防にも繋がります。
結果として、あなたの一生が豊かで健康な人生となるのです。
効果的な読書法とは？
それでは次に、効果的な読書法について解説します。
読書で身につけた知識や思考力は、アウトプットして使わなければ意味ありません。そこで以下の方法を参考にして、読書でインプットした知識をどんどんアウトプットすることが大切です。
読書で得た知識をアウトプットする方法
読書で得た知識や思考力をアウトプットする方法は、まず読んだ本の重要と感じた内容をまとめ、自分なりの感想や意見を人に伝えてみることです。
人に読書した本の内容を伝えるためには、特定のジャンルの本を一冊読むだけでは足りません。実際には10冊近く読まなければ、本質を掴めないような難しいテーマもあるでしょう。
しかし、家族や友人などの気軽に話せる相手であれば、とにかくアウトプットしてみることが大切です。初めのうちはなかなか上手く伝わらなくても、少しづつ上達するはずです。
アウトプット習慣が身につけば、仕事や勉強の姿勢が積極的となり、実績と周りからの評価も上がるでしょう。
読書についての重要性についてもっと深く知りたいとお考えの方は、ぜひ下記で紹介する「バカになるほど、本を読め!」という本を読んでみてください。
本を読むことの重要性や、本を読む習慣のある人がなぜ成功しているのかを理解できるはずです。
『バカになるほど、本を読め!』
出典：バカになるほど、本を読め!
神田 昌典 (著)
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「読書で得られるもの」のまとめ
読書をすることによって得られるものには、知識や思考力などがあります。そして、これらをアウトプットすることで、さまざまな効果が期待できます。
読書によって得られる知識や思考力をアウトプットすることによって、学力や収入が上がるだけでなく、人生観が変わり、自分に関わる問題や課題をうまく解決できるようになるでしょう。
読書には無限の力があります。その力を獲得するために必要なのは、あなたの少しの時間と習慣付けを意識するだけです。近くの図書館に行けば無料でさまざまな本に出会えますし、自由に読める本を書店やWeb上で探すのも楽しいものです。
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