HOME > お役立ち記事 > ■「amazonのすごい人事戦略」著者 佐藤将之氏登場!

■「amazonのすごい人事戦略」著者 佐藤将之氏登場!

Picture of さかい美佐
2023.02.18
share

2023131日 エキスパートカフェ レポート

202313119時、世界最大級の読書会リードフォーアクション主催の「エキスパートカフェ」が開催されました。

テーマは、「amazonのすごい人事戦略」の著者の佐藤将之さんがゲストとして登場です。佐藤さんは、アマゾンジャパンの立ち上げメンバーとして20007月に入社し、サプライチェーンや書籍仕入れ部門を経て、2005年よりオペレーション部門のディレクターとして国内最大級の物流ネットワークの発展に寄与されました。その後退職され、現在は鮨職人として日本の食文化の発展に携わりながら、経営コンサルタントとして企業の成長支援を中心に活躍されています。

 

「エキスパートカフェ」のリーディング・ファシリテーターは、リードフォーアクションのアンバサダーである宮木俊明さん。わかりやすく、親しみやすいファシリテーションで、参加者の質問やコメントをチャットにどんどん引き出しながら、会を進行していきます。

 

■ジェフ・ベゾスが作ったamazonの成長の  心臓部とは?

本書の帯には「世界最強企業の採用・育成・目標管理がこれ一冊でわかる!」と書かれています。

『アマゾンの躍進の心臓部』とまで本書で描かれているOLPOur Leadership Principles)は、アマゾン社が急成長するに伴って、ジェフ・ベゾスと幹部社員で創り上げていった秘伝のたれのような行動・思考の規範とのこと。

14か条紹介されており、これがいわゆる、アマゾン社員が目指すべきロールモデルを構成する資質、と言えます。全項目は本書をご覧いただくとして、1つだけご紹介します。

 

8.「Thing Big」~広い視野で考える

 自分がいる世界の視野だけで考えず、もっと広い視野、高い視野、もしくは時間軸を広げての視野をもちなさい、という意味です。毎年20%成長している会社としては、取扱量が10倍、100倍になった時まで想定して考える、ということも含まれているようです。

自分の職責のさらにその先を見据えて仕事ができているかどうかなど、自分に置き換えても良いテーマですね。

 皆さんがいらっしゃる企業の、ロールモデルとなるような人が持っている資質には、どういうものがあるでしょうか?

■結局、大事なのは、カルチャー!

「エキスパートカフェ」では、コメントや感想や質問が、チャットに次々と書き込まれます。私もこの質問聴きたかった! といった質問も様々な方がしてくれるので、学びが深まります。

 私が最も気づきが深まったのは、「どのようにして「amazon」は継続的に強みを発揮し差別化し続けているのでしょうか」という他の方の質問に対する佐藤さんの回答でした。

『よくいただく質問ですが、実はそんなにすごいことはやっていないのです。OLPに書かれていることは当たり前のことです。その当たり前のことを愚直にやり、あきらめないでやり続け、習慣化し、共通言語として語られるまでやっていることがすごい点だと考えています』

 確かに、行動規範など、掲げている企業も多いと思いますが、ここまで凡事徹底で、やり続け、習慣化し、共通言語として語られるまでやっている企業は多くないかもしれません。

 佐藤さんの言葉が、深くしみいるメッセージとして私の中にしみわたってきました。

 カルチャーにまで深められたものこそ、重要なのですね。

 

 『社是や企業理念を深く見つめれば、そこには宝があります。自分がどういう行動をとらなければならないのか。社員がどのようなサービスを提供するべきなのか。それをしっかり深堀していくことで、OLPと同じものが導き出されるはず』

 最近は、「パーパス」の重要性がいわれていますが、改めて振り返ろうと思わされました。

■短時間で本に触れ、問いを立て、参加者同士の対話が気づきを深める

リードフォーアクションのファシリテーションの最大の特徴は「本を読んでいなくても安心して参加でき、他の参加者との対話を通じて気づきを深め、さらに問いを立てて本と向き合うことで、自分自身の課題やテーマに即した答えを受け取り、実践につなげることができる」という点です。

 

 リードフォーアクションのファシリテーターの読書会にご興味のあるかたは、こちらをhttps://almacreation.co.jp/read4action/biz ご覧ください。ファシリテーター養成講座も随時開催中です。