こんにちは、リードフォーアクションの末吉大希です。
今日、私が紹介するのは「 The Imagnieering Pyramid 」です。
「 Imagineering 」という言葉を初めて聞く人もいらっしゃるかもしれません。
この「 Imagineering 」は、Image、想像すること、
そして、エンジニアリングを合わせた造語です。
実は、ウォルト・ディズニー・イマジニアリングという会社が、
1952年に設立されているのですが、
このイマジニアリングがテーマパークにあるライドを
設計から開発まで手掛けているのです。
あなたも、なぜディズニーの乗り物が、
あれほどまでに人を引き込み魅了するのか
気になったことはありませんか?
そのイマジニアリングがどのようなプロセスで
発想されていくのか、ということが
一冊にまとまったのが、本書、
「 The Imagnieering Pyramid 」なのです。
誰もが気になる、ディズニーの根幹が書かれていると言っても、
過言ではないのでしょうか。
著者が長年ディズニーを研究してきたからこそ、
イマジニアリングのプロセスを論理的に考えています。
あなたも、あなたの商品やサービスを
体験する人が、あなたの世界に魅了されたら
嬉しくないですか?
あなたは、
「 The Imagnieering Pyramid 」
という本のタイトルから
どのようなことを知りたいと思いますか?
この本から私はあなたへ、
3つのことをお伝えしたいと思います。
(1)明日から実践できるイマジニアリングは?
(2)なぜ、人は世界に引き込まれていくのか?
(3)なぜ、ディズニーの体験が深く記憶に残るのか
(1)明日から実践できるイマジニアリングは?
これは、まず、あなたがやっていることに物語性があることが
重要であると著者は述べています。
これはディズニーにある乗り物はすべて物語があり、
それを元に設計されているということです。
白雪姫だったら、白雪姫の、
ピーターパンであれば、ピーターパンの物語があります。
この物語こそが、あなたのプロジェクトのコアとなるアイデアになり、
ガイドラインになります。
ここが見えていくると、何が必要なのか、
または、何が不要なのかということが明確になっていくるでしょう。
まず、今からでも行えるのは、
あなたが今取り組んでいることに対しての
物語を明確にすることなのです。
(2)なぜ、人は世界に引き込まれていくのか?
それでは、その物語に、なぜ、人は引き込まれていくのでしょうか。
それは一貫した言葉が使われているからと著者は言っています。
まさに、あなたが見つけた物語を中心に
細部までこだわる必要があります。
あなたが扱っている商品があれば、
そのパッケージのデザインから、言葉、
またはそれを売り出していくための宣伝文句などが
一貫して物語に沿っている必要があるのです。
もう一度、あなたが書いたり、話したりしている言葉に
注目した時に、物語との一貫性はあるでしょうか?
(3)なぜ、ディズニーの体験が深く記憶に残るのか
これは実に面白いことを著者が述べています。
それは、ディズニーのアトラクションには
繰り返しが多用されているということでした。
著者はこれを、Its a small world effect と呼んでいます。
これは Its a small world という乗り物において、
Its a small world という言葉を音楽に乗せてリピートすることで、
その乗り物のテーマを、深く乗客に刻みこんでいくという
役割をしているのだそうです。
また、pre-show と post-show というやり方もあり、
これは、乗り物の前に短い動画を流したり、
乗り物が終わった後に、乗り物で経験したことを
実際に体験できるものがある(ニモ・フレンズの後に水槽など)
こうして、物語性が強化されていくのです。
あなたに投げかけたい問いは、
「あなたが、クリエイティブに生きて行くために、まず何に注目しますか?」です。
今日は「 The Imagnieering Pyramid 」を紹介させていただきました。
ありがとうございました。