リードフォーアクションの木村祥子です。
今日、紹介するのは、
メモの魔力
この本の紹介を音声で聞きたい方は
himalayaチャンネルへどうぞ♪
著者は、今、注目されている起業家のひとり
SHOWROOM株式会社代表取締役社長
前田裕二さんです。
著者は、本当にメモ魔なようで
目次を見ると
第一章 メモで日常をアイディアに変える
第二章 メモで思考を深める
第三章 メモで自分を知る
第四章 メモで夢を叶える
第五章 メモは生き方である
とあり、
目次を見るだけでも
前田さんのメモへの思いを感じられ、
思わず、自分の手帳やノートが
そこまで活用できているのかと
ページを開いて確認してしまいました。
一行のメモが
一生を変える。
という前田さんが伝える
メモの世界に、入っていきましょう。
(1)メモは”より本質的なことに少しでも多く時間を割くため”
この本質というのは、
コピーではなく、創造です。
つまり、聞いたらことをメモすることだけではなく、
そこから派生した気づきや発見、アイディア
自分自身の知的生産物までを、
メモと言っているのではないでしょうか。
AIが私たちの仕事を台等していくと言われている今
付加価値の低い思考労力に費やしている時間はない。
じゃぁ、具体的にどんなメモをとるかというと
例えば、会議の日時や参加者については
ファクト(事実)でクリエイティブなものではないですが、
あのときの会議は・・・と過去のファクトを思い出す
という余計な時間を割かないためにメモをするそうです。
これらの情報を第2の脳として活用
自分の脳、第一の脳をクリエイティブな作業に
集中させるために活用するのです。
すごく合理的ですね。
(2)この抽象化は、人間に与えられた最強の武器
著者のメモのポイントは、
ファクト→抽象化→転用
というフレームワークです。
インプットしたファクト
気づきを応用可能な粒度に抽象化
自らのアクションに転用
詳細は、書籍に実際のノートが共有されているので
ぜひ、ご覧ください。
この抽象化は、人間に与えられた最強の武器だそうです。
確かにファクトという事実の情報から
あぁ~○○ってことか~
など、何気ない気づきがあるのではないでしょうか?
まずは、自分の感じたことを書いていくのです。
この抽象化の作業は
効率的に生きることや発明を生み出すことに
つながるんだそうです。
抽象化をどのようにするかというと
問いを立てること。
What How Why
です。
目の前の現象や考え方に対しては、
それは何?とWhat型の問いを立てることができるでしょう。
そして、
目の前の現象にはどんな特徴があるかなど
深掘りをするには、How型の問いが使えます。
何かの現象に対して、理由を抽出し、
次の企画に転用したいときは、
Why型の問いが出てくるでしょう。
という具合です。
著者は、抽象化に慣れるまでは、
ファクトのメモをとることをまず実践と言っていましたが、
ファクトをメモしていると
自然と、いろんな気づきが生まれそうですね。
(3)メモで創造の機会損失を減らす
私がこの書籍で一番衝撃だったのは、
新たな創造につながる情報は、
過去のファクトも含めて
どこに転がっているかわからない。
メモを取らないと
忘れてしまうことは重要ではないから
覚えておかなくてもいい
という説があるようですが、
逆にファクトのメモがあれば
いつでも抽象化、転用につながるということになるのです。
自分の脳の記憶プラス、
メモを第二の脳として活用することで
創造の機会損失を減らすわけです。
なるほどです。
今日から紙とペンは手放せませんね。
新しいメモの方法を手にしたあなたの未来は
どのように変化し、あなたはどんな喚起の声をあげているでしょう?
実は、リードフォーアクションの読書法も
本の情報というファクトから
気づきを言葉にしていく、抽象化していく
そこから新しい一歩のアクションを見つけ出す。
転用ですね。
なんか似ているなーと感じました。
メモの魔力を持って、
読書会に参加しませんか?
リードフォーアクションの読書会へ
ぜひ、遊びにきてください。