あなたは自分に「YES!」と言えますか?
リーディング・ファシリテーター 村上 英範です。
私は自己肯定感が高い方だと感じているものの、
それでも時おり、マイナスな一面が
出てしまうことがあります。
そこで、どのような時に
自己肯定感が下がっているのかを認識し、
それがどのような状態になればいいのか
改善できるヒントやアクションを見つけたい
と思い、この本を手にしました。
自己肯定感とは、
人生を支える軸となるエネルギーです。
①自己受容感
②自尊感情
③自己信頼感
④自己効力感
⑤自己有用感
⑥自己決定感
という「6つの感」から成り、
その構成やウエイトは人によって様々です。
これらに対して適切な部分を
エビデンスに基づいたトレーニングをしていけば
自己肯定感は高まります。
それにより、自分自身を信頼できるようになり、
人生を幸せに歩んでいくことができるのです。
この本で得た3つのポイントは
1.「皮肉過程理論」の対策。ネガティブな感情を書き換える方法
自分に「〇」と言える時、
自分に「×」を感じるのは
どんな時でしょうか。
嫌われたらどうしよう
どうせやってもダメだろう
とネガティブな感情が先行し、
動けなくなっていませんか。
心に刺さったトゲは早く忘れたいですし、
思い出したくもありません。
しかし、「忘れたい」「こだわりたくない」
と意識するほど「忘れられず」「こだわってしまう」
のが人間の潜在意識。
抑え付けること、
無理に変えようとすることは
むしろ逆効果です。
1つの解決策として、
ネガティブな感情を紙に書き出すことで、
目視できる状態にします。
そうすることで、感情に区切りが生まれ、
グルグルと回っていた負の思考を
手放しやすくなります。
2.場で「私が決めた!」というコントロール感の質と量を増やす方法
さらに
「自分はチャンスに恵まれているから、いつか成功する!」
とポジティブな言葉を口に出すことも効果的です。
声にすることで、
「自分はできる!」という思いが強化され
自己重要感が回復します。
他人と比べても意味はありません。
今の状況をどう楽しんでいくか
という自身の主体性にこそ意義があるのです。
そして、何よりも重要なことは、
行動することです。
なぜなら、行動が感情をつくるから。
成功や失敗という結果よりも、
今自分が行動しているという事実、
自分の今をコントロールできている
という感覚が重要です。
これが幸福度に比例します。
3.自分が、本当に悩むべきものとは何か
本当に悩むべきものとは
職場の対人関係やしがらみではありません。
課題を分離し、自分の生き生きとした今に
フォーカスしていきましょう。
「自分に問題があるから上手くいかない」
と思い込みで
自身のパーソナリティを否定するのではなく、
「私はOK!」「私が決めた」という
自己受容の質と量を増やして(※他責にするのではなく)、
自分自身を信頼できるマインドを育めるように
向き合ってみてください。
『自己肯定感の教科書』には、いろいろなケースや
エビデンスに基づいた対策がまとめられています。
悩んで動かないよりも、
まず、トライすることから始めてみませんか。
執筆者
ムラカミ ヒデノリ
村上 英範
サイエンスファシリテーター、組織学習パートナー
活動地域 大阪・兵庫
執筆者ブログ
お父さんはサイエンスファシリテーター
http://startup-papa.hatenablog.com/