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会社員にもマーケティングが必要?

2020.05.07
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リーディング・ファシリテーターNNさんより
マーケティング・ジャーニーの書評が届きました。
———
会社員ですが、変容する時代の中で
「マーケティング力」は、
これから更に必要となってくる
と感じていました。
その為に、まずは
「マーケティング」についての理解を深めること。
そして、学んだことを
会社の中へ活かせるヒントを得たい、
ということが目的で本書を読みました。

マーケティングには、3つのステージがあります。
第1ステージ(戦略)は、
収益をもたらすビジネスモデルを作る道筋。
第2ステージ(戦術)は、
顧客を創造するメッセージを作る道筋。
第3ステージ(マネジメント)は、
収益を形成するリーダーシップを作る道筋です。
本書では、土台となる
第1ステージにフォーカスし、
8つのテーマ
(①市場②隙間③顧客④着想⑤調整⑥経済⑦協力⑧突破)
について説明します。
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【顧客】顧客のニーズを把握するには、強い「ひとつ」に絞り込むこと。

顧客の要請に応えることを意識しすぎるあまり、
戦略的ではなく無意識に
商品ラインナップを増やしてしまい、
収益率が下がっているということがあります。
このような会社は日本に多いんです。
それを解消するには、
お客様の持つ強い痛みを
絞り込むこと。
例えば、
自然食品業界で20年近く
実績を積んできたNさん。
乳製品などを用いない
アルゲンフリーの食品を数多く開発してきたが、
わかりやすく・会社の柱となる商品には
なかなか出会えませんでした。
そこで顧客に向き合い、
改めて顧客の痛みに耳を傾けて、
「乳製品を一切使わないノンミルクのジェラート」
の開発に挑み、努力をし
「アレルギー持つ人やビーガンの人でも食べられるジェラートの第一人者」
となりました。
この事例は、国内だけではなく、
グローバル展開も視野に入っています。

【調整】アナリティクスで目の前にいない顧客の動きをみよう!

(グーグル)アナリティクスを
ご自身でログインして使っていますか?
アナリティクスによって、
ホームページの1日のアクセス数
アクセスしてきたユーザーの年齢層や居住地
どのページにどれくらいの数の人が訪れているのか?
どれくらいの時間見ているのか?
サイトの中をどのように移動しているか?
など、多くの指標を見ることができます。
売り手にとって、買い手の動きが
アナリティクスによる
デジタル画像で浮かび上がってきます。

【突破】「顧客満足」より上位の「顧客成功」に必要な指標は「Kファクター」

重要なことは「顧客満足」から「顧客成功」へと
変わっていること。なぜでしょうか?
その理由は、満足だけでなく、
成功するまでしっかりと
顧客をフォローしなければ、
ビジネスモデルが
成り立たなくなったからです。
そして、今、最も重要視すべき指標は、「Kファクター」。
簡単にいうと、
既存客が紹介してくれた客が
どれだけ成約に結びついているか
を表す指標です。
この指標を把握すると、
顧客に対する行動が180度変わります。
 
現在、私は学校卒業後に
2社目の会社で勤務しています。
マーケティングには、
自営業やオーナーでないから関係ない、
または、他部署が考えるもの、
とするのではなく、
自分事として考えてみてはいかがでしょうか。
私と同じ立場の会社員に、
ぜひ読んでほしい一冊です。
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