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どんな情報を元にするかで、未来への行動は変わる

2020.07.10
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リーディング・ファシリテーターの太田健一です。

コロナショックをきっかけに
これから起こること、未来を考えるようになりました。
会社員として企業のゆく末はどうなっていくのか?
地球環境はどう変化していくのか?
世の中がどう変わっていくかイメージをもらい、
その中で自分の能力が活かせるとしたら、
どう行動していけば良いか?

働き方の変革と自分の働き方を考えるヒントとして
日本経済予言の書」の知識が欲しいと思いました。

この本は、経営戦略コンサルタントとして
活躍されている鈴木貴博さんが書かれた
未来予測の本です。

コロナショックによる経済や政治の動向を
読み解かれていて、
その中でも日本の一大企業である、
トヨタ自動車の衰退の可能性が強いインパクトを与えています。
これまで常識と考えていた経済構造や暮らしが
否が応でも変わっていく未来を感じさせられ、
企業がどう在るべきか?、
また自分がこれからどう行動すべきか?
考えさせられる一冊です。

変わりゆく世界情勢の中で自分を保つこと

自分が行動した先の未来にどんなリスクが
あるのか考えるのが重要だと感じました。

勤務先を含め、生活している環境がどう変わるのか?
また、それに合わせてどう成長していくのが良いのか?
そのために必要な情報をキャッチできるアンテナと
処理できる思考力が必要であり、
それを元に人生を決めていける決断力が
求められる時代に変わってきています。

デジタルトランスフォーメーションという言葉が示すように、
個人も時代に合わせた変化が求められていることを強く感じました。

働く環境の変化

トヨタ自動車のような世界的な企業においても
大胆な改革を進めないと生き残れない時代であり
垂直分業型から水平分業型へと産業構造が変化していくように、
企業においてもその分野での圧倒的な専門性が必要だと思いました。

また、日本人口の減少や国の垣根が
曖昧になっていくことによる外国人労働者の増加。
競争が激しくなる反面、
様々な人たちとの交流能力、
プロジェクト単位での仕事への参画など、
個人の能力が求められると感じました。

自分の能力を活かす生き方

コロナショックによる変化が激しい時代の中で
個人として必要な意識としては、
現在の環境の中で何を学び、身につけるか?
これを意識することが重要だと思いました。

どんな業種であれ働く環境の中で
能力となるコア要素を見つけて、次に活かすか考える。
また、仕事外においても、
質の良い情報を得るための人との繋がり(コミュニティ)や
自分の考えを発信し確認するための機会
を持つことで、
より自分への理解を深めていくことが重要だと感じました。

いまの時代・環境になんとなく違和感を
持っている人に読んでもらいたいです。
一つの事象に対して、
様々な視点で考察された情報が
モヤっとした現実をクリアにして
自分がいま為すべき行動を導いてくれると思います。

一つの行動を起こすにしても
どれだけの情報を元に行動したかで
その質も変わってきます。
この本には、本一冊以上の『密』な情報が詰まっています。

著者の鈴木さんの信条でもある、
『未来は予測でき、同時に変えることができる』
というのが実感出来る本です。

ネガティブな情報が溢れかえる中
それに溺れることなく
そのネガティブをポジティブに変えていくために
『あなたならどうする?』
そんなことを問われている気持ちになります。
是非、多くの人に読んで欲しい内容の本です!