Read for Actionアンバサダーをブログでも紹介していきます。
まずはトップバッターは、日経新聞や朝日新聞でも取材された加藤さまです。
The実践会会報誌にて、広報インタビュー記事がありましたのでそちらを掲載いたします。
富士通株式会社 加藤様 Read For Actionアンバサダー
新卒で富士通株式会社に入社後、エンジニアからデザイナーへ転身し、現在はデザイン部門に所属。ワークショップデザイナーとして、イノベーションを目的とした対話による創造的な場づくりを10年以上経験。また、マインドマップ伝道師として、社内外で講座を開催していたところ、全社員が受講できるデザイン思考e-learning講座にマインドマップが採用され講座づくりを担当(約1年で8,000名以上が受講)。アタマと組織をクリエイティブにするため日々研究・実践中。プライベートでは、SVP東京のパートナーとしてNPO団体と協働したり、中小機構TIP*Sのイベントに登壇するなど、複業にも挑戦。
■記事目次
・読書会は、自分自身の“ライフシフト”の始まりだった
・約2年で1000名が参加する交流の場に発展
・「あすよみDX」でさらに企業間コラボを推進
・すべては小さな一歩から。まずはリードフォーアクションで仲間づくりを
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読書会は、自分自身の“ライフシフト”の始まりだった
■金子:Read for Actionと出会った経緯を教えてください。
■加藤:最初に参加し、“こんなやり方もあるのか”という衝撃を受けました。
初めて参加したのは8年前です。Facebookグループで、「GIVE & TAKE」という書籍の読書会の案内を目にしたのがきっかけでした。当時、会社でイノベーションを支援するデザインチームに参画し、イノベーションを意図し多様なステークホルダーを集めて創造的な対話の場づくりを行なうため、様々な手法を学んでいた時でしたが、“こんなやり方もあるのか”と衝撃を受けました。
■金子:どのように、読書会のファシリテータを始めたのでしょうか。
■加藤:「ライフシフト」の出版記念パーティでの宣言から始まりました。
数年後、プライベートで「ライフシフト」という書籍が発刊され、著者のリンダ・グラットン氏が来日され出版記念パーティに参加した時、リンダさんに「読書会を開催する!」と宣言したことがきっかけです。レゴブロックと組み合わせて、読書会の手法を新しく開発してスタートしました。まさに、これが私の“ライフシフト”の始まりだったのかもしれません。
会社でも開催したいと考え上司に相談し、新しいことに研究として挑戦する探索活動が推進されており、場づくりの経験やスキルを会社の外でも役立て、社外で得た知見やネットワークを仕事に活かしたいと考えていました。
2年で1000名が参加する交流の場に発展
■金子:読書会は、どのように発展していったのでしょうか。
■加藤:2年で、様々な会社のビジネスパーソンがのべ1000名参加する場となりました。
『あすよみ』という読書会を中心とした夜開催のワークショップを始めました。会社の外のネットワークを創り、様々な会社や業界の人とつながり、交流しながら学ぶ「越境学習の場」と位置付けました。
会社帰りに立ち寄り、自身の考え方や知見に加え、ネットワークを拡げる場として活用してくださった方が多かったようです。
■金子:加藤さんの人生には、どのような変化がありましたか?
■加藤:私自身も物事の見方・考え方が変化し、様々な方とのコラボに発展していきました。
社外のネットワーク拡大に加え、考え方や物事の見方の変化など、自分自身が大きく変化するきっかけとなりました。例えば、それまでは名刺を交換しても、自身が関わっている仕事の内容を分かりやすく伝えることができず、それ以上の関係に発展することはほとんどありませんでしたが、『あすよみ』を推進していることを伝えるとそこからコミュニケーションがふくらみ、コラボしましょう、といった話に発展しやすくなりました。また、仕事のクライアントに読書会を提案するなど、デザインの仕事にも好影響がありました。
「あすよみDX」でさらに企業間コラボを推進
■金子:コロナ禍がやってきて、どのように対応されたのでしょうか。
■加藤:社内でオンラインコミュニティを立ち上げ、その中で読書会を推進しています。
コロナ後、『あすよみ』での経験を活かして富士通グループ横断コミュニティ「やわらかデザイン」を立ち上げました。現在、3,000名を超える社員が参加しています。そのコミュニティの中で、著者が登場するオンライン読書会を開催したところ、30人くらい集まりました。また、コロナ禍のテレワークでは、雑談が減るという課題があるということで、「雑談」に関する好きな本を各自が持ち寄る読書会を3回開催し、その後、雑談問題に対するアクションについて討議するなども行っています。
今年の4月からは、企業内のコミュニティ同士をゆるくつなぐ活動として「あすよみDX」をスタートしました。まずは毎月1回テーマを決めて開催し、個人ではなく企業単位(二人以上)で参加してもらうことで、各社の変革活動を応援することを狙っています。「あすよみDX」の活動は「やわらかデザイン」コミュニティの活動の1つとしてnoteも書いていきます。(https://note.com/yawaraka_design/)
すべては小さな一歩から。まずはリードフォーアクションで仲間づくりを
■金子:最後に、メッセージをお願いいたします。
■加藤:小さな一歩を始めることが大事です。まずは、リードフォーアクションを通して仲間づくりから始めてはいかがでしょうか。
小さくても一歩始めることが大事です。最初は友達を集めて、マンションの一室で始めた
時は、1000人以上ものビジネスパーソンが参加する活動に発展するとは思いもよりませんでしたが、直感に従っていろいろな人とつながっていくうちに、拡がっていきました。
リードフォーアクションを通して、同じ思いを持つ人とつながり、「あすよみDX」を一緒に推進する仲間ができた価値は大きいです。越境学習の場を通じて世の中をより良くする、という想いを大切に活動を推進していきます。