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自分で考えることがジョブのスタート!

Picture of 斎藤 恭子
2022.07.19
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2022年6月23日(木)に
著者の綱島 邦夫氏をお迎えして
『ジョブ型と課長の仕事 役割・達成責任・自己成長』
のエキスパートカフェが開催されました。

エキスパートカフェは、
前半では課題書の読書と著者への質問作り、
後半では、著者に登壇いただき、
ミニ講演会や質問の回答に応えてもらう、
そんなスペシャルな読書会です!

前半の読書会で
初めて、この本を読んでみて気がついたことは、
「仕事に対する意識変革」の必要性でした。

ジョブ=仕事であり、
仕事というと、
生活のために稼ぐことだったり、
自分の人生の一部だったり、
その多くは自分の今いる環境(会社)から
与えられるもの、自分で選ぶもの、
そんなイメージが浮かびます。

一方、
課題書:『ジョブ型と課長の仕事 役割・達成責任・自己成長』で
お伝えしているジョブとは、
「問題や機会を発見し解決すること」

「付加価値を創造すること」
「誰かに貢献すること」
を目的とする活動をすることを指します。

こちらの解説は
「確かに、そう、そう」と理解したのですが、
改めて、周りの人の話を聞いて、内省してみると、
ジョブとは「会社から与えられたタスクとして上手にこなすこと」として
自分の中で受けとめてきたのではないか?

実は、ジョブとはもっともっと深いものではないか…?
と気付かされました。


今回の読書会では、
自分が気になる章からキーワードを3つ見つけて、
そこから、自分が知りたいことの質問を作って、
その答えを探す読書を、たったの3分だけ、行ったのですが、
この時間だけで、
自分にとっての仕事を振り返る機会となりました。

毎回、参加してみて思うのですが、
「読書会恐るべし」ですね。笑

そして、
後半の綱島さんのミニ公演で
とても印象的だったのが、

社員1人1人がキャリアビジョンの描くことの必要性です。

綱島さんの話を抜粋してお伝えすると

——

カスケードダウン(経営層が定めた戦略や目標を浸透させる)の成功性はゼロ
1人のスーパーマンではダメ
全ての社員が何かを考える
そこからジョブが始まる

事例紹介:村田製作所の指針
・みなさん(社員全員)が計画に参加する
・みなさん(社員全員)の経営計画を作る
・企業バリューは2つ

 社員の満足と顧客の満足

——

自分で考えることが

ジョブのスタートとなるわけです。

Young businessman taking a decision with arrows and question mark above his head


これによって、
企業でありがちな、
自社の壮大なビジョンと自分の今の仕事のつながりが見えない
ということは、発生しにくくなるのではないでしょうか?

日本人は、欧米からの見本をなぞり続けてきたため、
お手本を模倣したり、
すぐに答えを見つけようとしたりします。

今のキャリアビジョンも、
そんな延長上にあって、
上からの方針を考慮したり、周りと比較したりして、
作ったものだったかもしれません。

しかし、
今の時代のキャリアビジョンに問われるのは、

綱島さんの公演での言葉を借りるとしたら、
「あなたの仕事は何ですか?」
「その答えは、あなた(社員)が知っている」

あなたの頭を使って、
あなたの心(感性)を使って、
見つけたものなのか??

ベストを尽くそうとしているのか?
ということなのでしょう。

綱島さんの話を聞いて、改めて、
自分のキャリアビジョンを描いてみようと思いました!

ちなみに、『ジョブ型と課長の仕事』では
自分の頭で考える学習習慣を作るのに、
読書がオススメされていました。

特に、読書から得たものの
書いてアウトプットする、実践すると良いそうです♪
(学びを実践に変える習慣を作る)

だとすると、
リードフォーアクションの読書会は、

・あなたの気づきのシェア
・他の参加者とのダイアログ
・内省による振り返り
・気づきからの行動のアイデア

と、読書というインプットだけではなく、
アウトプットもバッチリ!!

あなたの思考力を育てるのに
最大の効果を発揮しそうですね!!

「読書会恐るべし」です。笑